『さよならダイヤモンド』1巻
たぶん普通だったら買わない感じの漫画なんだけどにじさんじの帯が目に入ってなんとなく購入。
読んだらフツーに面白かった。
アラサー女子版「3匹のオッサン」的な?(イメージですけど)
「アラサー女子」がテーマになる漫画は一時期からめっちゃ増えたと思うんですけど、そこに関する自虐ギャグが多すぎると個人的にかなりげんなりしちゃうんですよね。
特に、なんつーか、そのキャラクターを立たせているというより、その属性のあるあるを言っているだけになってるやつ。
それって実はキャラクターが立ってるようで立ってないと思うんですよ。
ただのあるあるの集合体だから、ちゃんと個人の人生を歩んできた背景も喜怒哀楽もある「キャラクター」にはなってなくて、それはとってもつまらないと思うんです。
でもこの漫画の3人はちゃんとそれぞれの人生を感じさせるし、自虐ギャグみたいなのもあんま無くて、むしろ関係性のやりとりに重きを置いてるから楽しいっす。
あと『街』にフィーチャーしてるのがメチャクチャいい。
読むまで浅草漫画だとは思わなかった。
全体的にいいバランスの漫画だなーと思います。好き。
あと絵がうまい。
ついでのように言ってしまって申し訳ないけども(個人的に漫画で「絵のうまさ」ってあんま重要視してないんすよねぇ)。
でもやっぱ絵がうまい漫画は、それだけで読んでて楽しいし、スイスイ読めちゃうねー。