帝京大学駅伝競走部 トラックシーズン振り返り&駅伝シーズン展望
( 画像は https://www.yukoyuko.net/1037 より引用、帝京大学駅伝競走部が夏合宿を行う「万座亭」 )
お疲れ様です!筆者の 拓海 (https://twitter.com/SASUKE2728?s=09 ) です!
前回の帝京大学駅伝競走部関連のnote https://note.com/sasuke2728/n/n9b4c96a2f8ed に引き続き、今回はトラックシーズンの振り返りとなります!
関東インカレ、全日本予選と2大イベントを中心に振り返っていき、後半は駅伝シーズンに向けて書いていきたいと思います。それではよろしくお願いします!
■4月振り返り
新入生を迎えた4月、力のある1年生が魅せます。
特に 山口選手 は3000m,3000msc,5000mと3レースに出場し、いずれもPBを更新。学生個人選手権では得意とする3000mscで 帝京大学記録 を更新。
尾崎選手 は日体大記録会で初めての10000mを30分台で走破、栗田選手 も日体大記録会で 14:09.08 をマーク。
鎗田選手 も3レースに出場、しっかりまとめています。その他の1年生も殆どが4月中にデビューを果たし、黄金世代の予感を感じさせるスタートを切ります。
先輩達も負けていません。
新主将 北野選手 が5000m,10000mいずれもPB更新でエースの風格を漂わせると、4月中盤には 元永選手 が初のフルマラソンで 見事優勝!! ロードでの強さを魅せます。
小野選手 は日体大記録会10000m最終組でしっかり勝負し28分台を記録、西脇選手 も5000m,10000mでしっかりタイムを出しています。
林選手 は4月だけで5レースに出場、その全てでPBを更新と爆発的な成長を魅せました。
■5月振り返り
5月、関東インカレの季節ですね。
インカレ前の日体大記録会では 4月に初10000m を走ったばかりの 尾崎選手 が再び10000mに登場、見事29分台を記録! 比嘉選手 も4年生の意地!29分台を記録し5000m, 10000m共にPBを更新しました。
また5000mでは昨年苦しんだ 大辻選手 が14:35.40を記録。 藤本選手 はPBを21秒近く更新する14:21.52をマーク、ここから快進撃が始まります。
○関東インカレ
10000mでは 小野選手 北野選手 が他大学の主力選手とバチバチの勝負を繰り広げます。5000mでは若い力が奮いませんでしたが、3000mscでは 山口選手 大吉選手 が決勝進出を決め、鎗田選手 も惜しくも予選敗退となりますが、PBを更新。大吉選手は決勝で4位入賞と昨年のリベンジを果たします。ハーフマラソンでは箱根駅伝4区にもエントリーされた 末次選手 が63分台を記録!主力選手に名乗りを上げました。
順位に満足いかないファンの方もいらっしゃると思いますが、筆者的には全体的に収穫があった関東インカレだと思います。
■6月振り返り
数年振りの全日本大学駅伝予選会となった6月。
順大記録会では 西脇選手 が貫禄の学内トップ、そして 大花選手 がPBを約27秒更新する 14:02.80!! 高校時代のPBから約51秒も縮め、正に 「育成の帝京」 を象徴する選手となりました。
柴戸選手 栗田選手 も流石のスピードを魅せます。帰ってきた 福田選手 福島選手 が安定感のある走りを披露、今年は主力選手としての活躍を求められます。
10000mで勢いが止まらないルーキー 尾崎選手 も5000mでPBを約19秒更新。
同日行われた日体大記録会でも 10000m3組では 林田選手 高島選手 が組上位でのPB更新。 森田選手 川上選手 も初10000mをしっかり走ります。4組目では何と 藤本選手 が実業団選手に勝ち切っての組トップとなる 29:33.24!! これには筆者も驚きました… 大類選手 田中選手 も上位でのPB更新。
翌日の5000mでは、前日の順大記録会にも出走した 比嘉選手 がPBを更新!今シーズン3回目のPB更新と先輩が結果で引っ張ります。
○全日本大学駅伝予選会
2018年以来4年振りとなった全日本大学駅伝の予選会、主力選手の欠場も重なり総合9位と予選敗退という結果となりました…
そんな中でも 藤本選手 は絶好調、ハイペースとなった1組を11位と素晴らしい走り。 2組の 末次選手 は東洋大学勢に果敢に食らいつき4位フィニッシュ。 小野選手 は留学生と日本人エース格が揃う中11位と大エースの道を歩みます。
来年の予選会では 小野選手 福島選手 藤本選手 柴戸選手 らを中心とした先輩方に加え、噂される優秀な新入生達の融合で上位を狙いたいです。
■7月振り返り
日体大記録会では 大類選手 がPBを更新、好調が続きますね。また、暫く出場していなかった 山田選手 が復帰、暑い中ある程度まとめています。
函館ハーフでは 藤本選手 の勢いが止まりません、この時期に64分台…どんな喜び方をすればいいのか。柴戸選手 田中選手 もしっかり走っています。
多摩川会が中心となって行われた 第1回富士裾野トラックミート では多くの選手の復帰レースとなりました、その中で 新井選手 が5月に出したPBを再び更新、最終学年…活躍してほしいですね。 細谷選手 は大学入学後3回目となる5000m、安定感のある走りを披露しています。 末次選手 もPB更新とはなりませんでしたが好調をキープ。 関東インカレでの転倒DNFがあった 山口選手 が復帰し早速学内トップのタイム、やはり力はありますね。
恐らく夏合宿前のレースはこれで最後になると思います。(7/19執筆中)
夏合宿明けは9/17,18の日体大記録会が最初のレースになると思われます、9月が楽しみですね。
■トラックシーズンMVP
ここで個人的なトラックシーズンMVPをきめておきたいと思います。
山口選手 藤本選手 北野選手 林選手 尾崎選手 ら候補は多いですが…
やはり 小野選手 ですかね。
出場レースは10000m3本のみでしたが、その内容が濃い。日体大記録会最終組での28分台、関東インカレでは9着と入賞次点、全日本大学駅伝予選会でも最終組で他校のエースと互角の勝負、間違いなく今年の 「帝京大学のエース」 でしょう。駅伝シーズンでもエースとしての働きが求められます。
■駅伝シーズン展望
○出雲駅伝
出雲駅伝については完全に「経験の場」と考えています。上級生での出走は 小野選手 だけで良いと思っています。
その中で区間予想をしていきます。
小野ー栗田or柴戸ー山口or福島ー福田or夏合宿で存在感を見せられた選手ー藤本ー小林
前述の通り「経験の場」即ち他校の主力と勝負してほしい…と考えているので出遅れは厳禁です。なので昨年に引き続き 小野選手 を1区に起用、区間賞争いをしてほしいです。
スピードの出やすい2区には5000mチーム2位の 栗田選手 or 柴戸選手 と予想。走りやすい区間なので恐れずに突っ込んでほしいです。
エース区間の1つである3区は 山口選手 or 福島選手 辺りが走ると思います。山口選手は将来の箱根2区候補と考えているので他校のエース格と走って経験してほしい、福島選手が走る場合はバチバチに勝負してほしいです。
4区は 福田選手 or 夏合宿で存在感を見せられた選手 を候補に、福田選手は全日本予選にも出場しているので力はあります、もう1人の候補としては 高島選手 林選手 尾崎選手 田中選手 細谷選手 辺りが入ってくるかなと予想しています。
5区は 藤本選手 と予想。アップダウンを多いコースなので現状1年生で1番走れそうな藤本選手を配置してます。
6区は 小林選手 かな。昨年の全日本大学駅伝でも7区を任される等長距離レースを任されてきているので、夏合宿での走り込みを上手く行って6区で勝負してほしいですね。
○箱根駅伝
箱根駅伝に関してはまだ筆者も色々考えているので現状の区間予想のみを紹介します。
小野ー西脇ー山口ー北野ー新井 林ー福島or藤本ー末次ー元永ー小林
こんな感じでいかがでしょうか。
秋以降を見てまた考えたいと思います。
■まとめ
・新入生、上級生共に勢いのあった4月 ・収穫と課題を突きつけられた関東インカレと藤本選手の快進撃スタートの5月 ・悔しさを味わった全日本大学駅伝予選会と新戦力の浮上が見えてきた6月 ・役者が揃ってきた7月、いざ夏合宿へ
次回の帝京大学駅伝競争部関連のnoteは12月の箱根駅伝16人エントリー後くらいに区間予想をするnoteになると思います。
1人でも多くの方に「帝京大学駅伝競争部」(←ここ重要) を応援してほしいので是非興味を持っていただければ…!!
ではまた次のnoteで会いましょう。バイバーイ!