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僕には学生時代からずっと周囲に言われていることがあります。

「馬鹿正直」

思ったことを言ってしまう。
言っていなくても顔に出てしまう。

今回はこの特性?のおかげで苦労したことなどを思い出したので書いてみようと思います。

初めて言われた時の衝撃

確か、高校の時だったと思うのですが、生徒会副会長をしていた頃に同じ生徒会のメンバーの子から初めて言われました。

その時は、
正直っていいことじゃないの?
なんで馬鹿呼ばわりされなきゃならないの?

って正直思いました。

何で言われたかというと、生徒会の先輩たちが部活・同好会の活動費分配の際に裏で活動実績に応じて調整していたことがあり、その「活動実績」というのが要は「生徒会長との仲の良さ」がベースだったので、それをおかしいと思って、生徒会と部長たちが集まった会議で意見したんですよね。
結果、会議は紛糾しまして。

何で余計なこと言ったんだ!と先輩にも先生にも詰められました。

おかしいものはおかしい

その後大学に入ってからも学生自治会やアルバイト先でも時折似たようなことでトラブルになっていたのですが、そう言われる時には決まって共通点がありました。

「正しい状態を何かしらの都合でねじ曲げようとしている時」

僕は昔から参謀気質でサブリーダーや副会長といった2番手ポジションが得意でした。トップをサポートするマメさや調整力があったわけですが、「突然輪を乱す人」みたいな扱いを受けることがあって。

でもそれは当然輪を乱したいわけではなく、おかしいことをおかしいと言っているだけなんですよね。
結局「正しいことをしたはずなのに空気読めない人認定される謎」が解けることはありませんでした。

社交辞令という罠

社会人になってから僕はマーケ・広告の仕事をすることになったのもあり、広告代理店や新聞社・テレビ局といったメディアなど外部の方と一緒に仕事をする機会が多くなりました。

「正しくありたい」僕の特性において、チラシやCMの校正といった「間違い探し」的な仕事はとてもしっくりきて楽しく仕事はできていたのですが、ここで学生時代には起こらなかった僕を困惑させるコミュニケーションが発生することになります。

社交辞令

社交辞令とは日常から行事、風習などといったあらゆる場面での人間付き合いにおいて、物事を円滑に進めるために発言することが望ましいとされている挨拶や相手を誉める言葉。これは行うことにより相手に対して本音を言っている場合と、止むを得ずであったり利益のために相手に対して不本意や偽りの態度をとっている場合とが存在する。
wikipedia より

広告代理店やメディアの方々にとって、僕はクライアントの広告部署責任者な訳ですが、打ち合わせが終わりの雑談などで「今後飲みでもぜひいきましょうよ!」と言われることがありまして。

ああ、飲みにいきたいんだな。と思って、日程調整が始まるものだと思ったらそのまま連絡がないので、その方に次にお会いした際に「飲みっていつ行きますか?」と聞くと、とても困惑した顔をしてしまいました。
その後、その担当者と上司の方も一緒に飲み会となったのですが、何で上司の人が来るのかも、会計の時に先方の上司が「ここは我々が!」とお金を払おうとするのかも全く意味がわかりませんでした。

とてもモヤモヤしたので当時恩師に話すと、「そりゃ社交辞令のつもりだったんだろ。なのに飲み行くと言われたもんだから困ったんだろうね。かわいそうに」と言われました。

社交辞令のつもり?
何でかわいそうなの?

僕は、向こうから飲みに行きましょうと言われたから誘ったのに。

恩師は僕がクライアント(お金を払っている側)の責任者なので、飲みに行こうと言われたら断れないし、担当者が粗相をして契約切られたら大変だから上司も来たし、お金払わせられないし、という先方側に起きたことの構造を教えてくれました。

構造としては理解できたので、気をつけよう、とはなったのですが、今に至るまでずっとモヤモヤしていることがあります。

思ってもないことを言う意味がわからない

つまり、そういう人です笑

その後も僕は社内でも社外でも恋愛でも、この「社交辞令」に苦しめられることになります。
飲みに行きたい、って言ってるのに、本気に取られなかったり、飲みに行きましょうよーと言われて「いや、大丈夫です」ってスパって断って空気悪くしたって怒られたり。笑

秘匿しなくてはならないことを言わない。
セキュリティレベルの範囲内で共有する。

人事の仕事していると機密情報をたくさん扱うことになるので、仕事上コンプライアンスやセキュリティに準じて情報を守ることは多々あります。
そういった、仕事上で秘密を守ることだったり、事前調整をかけることは問題なくできる(成長した)のですが、プライベートな場面で思ってもないことを言う意味がいまだにわからないんですよね。
(上司曰く、会議であまりにムカつく方針が示された時に顔に思いっきり出ていることは今でもあるそうです笑)

多分本当は、これは社交辞令だ、と推し量って区別して対応すればいいんだとは思いますが、正直そこに労力をかけたくないというのもあります。

なので、そういう人だと思ってください笑

基本、僕から何かをお誘いした時は本当にご一緒したいと思っている時だけです。日程調整させてください︎︎^^
お声がけ頂いて何らかの事情でご一緒できない時はその旨をお伝えします。

以上、社交辞令が苦手なんですっていうお話でした。
とりとめない話にも関わらず最後まで読んで頂き有難うございます。


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