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大学生は同質化傾向、でも社会では異質化が必要

「大学生は無知だ」
よく世の社会人から言われることです。

この言葉、間違ってはないと思います。だって社会に出てすら無いし、経験談がゼロなのだもの。これを僕が初めて言われた時は単純に腹が立ったのですが、事実であるなと感じました。

今日の内容は、「大学生は同質化傾向にあるが、社会では異質化が必要」という内容。私が所属している学生団体の活動の関係で、富山県内のとある不動産会社にインタビューに行ったときに、人事担当者が言った言葉です。普段僕が考えていることが言語化された気がしたので、さらにこの言葉を深掘りしてみたいと思います。

1.大学生は同質化したがるが、社会では異質化した者が勝つ

「大学生は無知だ」「日本の大学生はつまらない」と言われる原因は何か。同質化大好き人間だからです。朝起きて大学に行き、授業を受けてアルバイトに行き、帰宅。休みの日は学科の友達と遊んだりサークルに行く。これが王道なパターンでしょうか。

別にこれを悪いと言っているわけではありません。実際僕もそのような生活をしているわけですから。でも、これをただ何も考えずに単なる作業として行っていては非常にもったいないということです。

〇〇ちゃんがあのバイトやるから私もやる。
○○くんがその日遊びに行くなら俺も行く。

周りと同じことをしたがる。

集団行動も社会に出てからもちろん必要。でも、他人と区別できない行動を社会人になってからしていては、生き残って行けません。

自分で新しいビジネスを思いついて会社を立てて成功する人は、明らかに“異質化“成功者です。世に既に出回っているものを新しく作っても売れないでしょう。「今から新しくスマホを作って売るぞ!」となっても、これは同質化思考なので成功するはずがありません。スマホを売るにしても、今のスマホにはまだ無い新しい機能を搭載したスマホ(異質化されたスマホ)でなければいけません。

2.大学生活は世に出る準備期間である

「何のために大学に通っているのですか?」

この質問にすぐ答えられる大学生は、データを取った訳ではないですが、半分もいないでしょう。
この質問の答えが見つかった人も見つからなかった人も、全員に共通して言えることは、大学生活は世に出る準備期間であるということです。

でもこれを本質から理解して大学生活を過ごせている人は一体どの程度いるのでしょうか。
夢の職業になるために資格の勉強に励む人、就活を意識して社会人との交流を深める人、研究者の道を極めるために大学の勉強に励む人、社会経験を積もうと目的意識を持ってアルバイトに全力で取り組む人、学生起業する人etc…
これらの人は、社会に出てから1人の人間として認められ、頼られ、必要とされるために、全力で大学生活を過ごしているなと思います。幸いなことに、僕の周りにはこのような人がたくさん。周りの仲間に刺激されて、「自分も頑張らなければいけないな」と日々感じています。自分が企業の人事担当者だったとしたら、即採用したいと思える人が大勢います。

決してこれらの属性ではない人たちを否定している訳ではありません。異質化大学生はどのような人かを考えたときに出てくる考えがこれというだけですよ。

3.異質化を学生のうちから意識するには

大学生のうちから異質化せよ!的な考えを述べてきましたが、決して完全にそうなれと言っている訳ではありません。日本の大学生の多くが同質化傾向にある訳ですから、完全に異質化してしまっては、“ちょっと変な人”という視線を持たれるかもしれません。

友達を作るためには“同質化”が必要でしょう。周りに合わせる、友達と一緒に何かをするetc…

ではどうすれば良いのか。学生のうちから“異質化を意識”すれば良いのです。意識するだけでいいのです。
例えば、アルバイト。
「アルバイト何か始めようかな、〇〇ちゃん何やってる?」
「私居酒屋でやってるよ!」「俺、塾講師やってるで!」
「だったら私もそうしようかな・・・」
ではなくて、
「だったら私はみんながやらなさそうな不動産会社の受付でアルバイトしてみようかな!」
とか。
ほんの一例ですけど、周りと違ったことをする。
これだけでもう異質化成功です。社会人で成功する第一歩を踏み出せたことになるでしょう。

ま、“成功”の定義が何かにもよるのですが、社会人になってから他人よりも多く稼ぎたいとか、他人よりも優れていたいと感じるのであれば、少なくとも学生のうちから“異質化”は意識した方が良いですね。

まとめ

今日この記事で伝えたいことをもう一度書きます。

大学生は同質化したがるが、社会では異質化した者が勝つ

これを意識して大学生活を過ごすだけでも、かなり価値観が変わってくるのではないでしょうか。

この言葉をくださった、インタビュー先の不動産会社の方に感謝申し上げます。言語化することができてスッキリしました。ありがとうございました。

今日はこれで以上!

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