蠍戌

趣味を生業にすることを諦めた元小説家志望者"兼"2ヶ月の病気休暇に逃げ込んだ経歴を持つ病み系底辺公務員。創作に関することや仕事にまつわること、それに付随する個人的な体験や思考、あるいはこれらとあまり関係のないことを、好き勝手かつ手前勝手に発信しています。

蠍戌

趣味を生業にすることを諦めた元小説家志望者"兼"2ヶ月の病気休暇に逃げ込んだ経歴を持つ病み系底辺公務員。創作に関することや仕事にまつわること、それに付随する個人的な体験や思考、あるいはこれらとあまり関係のないことを、好き勝手かつ手前勝手に発信しています。

マガジン

  • 政治について思うこと

    選挙の当落予想だったり、政治家の(ほぼほぼろくでもない)言動についての感想だったり。

  • 事件について思うこと

    たいてい三面記事がニュースソース。

  • 文化について思うこと

    サブカルチャーの傾向がやや強い。おかしいね。文学部なのにね。

  • 僕=病み系公務員のこと

    復職は遂げたものの、病む要素がなくなったわけではない。 でも病まなくなったら、僕ではなくなる気もする。

最近の記事

嘘をつくというコスパ

 これまで何回か選挙予想をしていたが、間違っても投票の影響のないように、投票時刻が過ぎてから記事にあげることにしていた。  先の都知事選挙のツートップ予想を外した時点でもう選挙予想はしないと決めていたが、この記事も選挙期間中に出すのはやめようと思っていたため、投票時刻を終えてから出すことにした。  予想はもちろん直接自分にかかわらない地域のことだから希望も明らかにはしないけど、今回の兵庫県知事選挙は異様というより異常さを感じる。倉田真由美が天動説と地動説ぐらい違うと言ってい

    • 上級国民民主党

      「不倫」という単語が好きだ。行為ではなく、その用字が好きだ。 「不」は否定を意味するものであり、「倫」は人の道を表すものである。すなわち不倫という行為は人の道に外れているということだ。  いつから使われている語なのかは知らないが、その行為にこの字を当てはめた人の感性が燦然と光り輝いている。  もっとも現代人に至るまで、このような醜聞は枚挙に暇がない。いかに人の道に外れた者の多いことか。  国民民主党の党首が不倫していたという今回のスキャンダル。  国民民主党の運営、特に政治

      • 異常性バイアス

         芸能界に疎い僕にとってこの人は、「名前は見た覚えはあるが、写真見せられても当てられる気がしない」レベルでしかない。  とはいえ誰でもあっても理不尽な事件の(たいていの事件は理不尽だが)被害者になれば同情もするし、加害者への嫌悪や憤慨を抱くものである。  だが、この報道はどうだ。  リンクが切れてもいいように抜粋しておくと、以下である。  先に中国で日本人の子どもが襲撃されて殺された事件でも、僕を含めて犯人の中国人に対し同国人としてとして怒りを覚えた日本人は少なくないだろ

        • オールオアナッシング沖縄

           僕が日本共産党に幾ばくかの好感を持っていたのは、つまるところただ一点、先の戦争との向き合い方である。  その歴史は古い。戦前戦中から反戦を掲げ、同志が拷問にかけられ虐殺されてもなお、戦争への戦いをやめることはなかった。その意気やよし。  結果的に日本共産党は大日本帝国に勝利することはできなかったわけだが、反戦思想を暴力と恐怖によって取り締まってきた大日本帝国もまた連合国による暴力と恐怖にひれ伏すという目も当てられないほどみっともない結末を迎えるわけで、当時の為政者の無能さに

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        • 政治について思うこと
          13本
        • 事件について思うこと
          9本
        • 文化について思うこと
          11本
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          2本

        記事

          努力しない人たち

          ➀ノーヘル電動キックボード 「あるお笑いコンビの片割れが、ヘルメットを着用せずに電動キックボードLUUPで渋谷の街を走行する動画をアップロードしたことが問題になっている」という記事を目にした。  記事によると当該動画のコメントの中には、《免許持ってる人が「努力義務」だから大丈夫って発信してるのが、この件の表面しか見てない感じで浅い。浅い知識で問題定義するの止めて欲しい》というものがあり、当該人物はその後、《ヘルメットは努力義務。努力義務の意味を履き違えて煽ってしまいまし

          努力しない人たち

          あなただけのいばしょ

           いつかは出ると思っていたが、こんなに早く、しかも自民党から出るとは思わなかった。  国外在住者を深夜帯の相談の担い手にし、24時間対応可能な体制を整えるという発想は目から鱗だったが、どうにもそれ以外のところには好意も共感も抱けず、ぶっちぎりのステークホルダー予備軍であるにもかかわらず遠巻きにしていたのだが、判断は正しかったようだ。  やっぱりここが、僕のいばしょ。あなたに用意してもらう必要はない。  あなたはあなたで、用意してもらったいばしょに落ち着くといい。

          あなただけのいばしょ

          創作の限界

           大竹しのぶが大阪市内で行われた舞台『太鼓たたいて笛ふいて』の取材会に出席したというニュースを目にした。  彼女の芝居は覚えているだけで二つ観ている。『マクベス』と『母・肝っ玉とその子供たち』。いずれも数十年前のことだが、当時から大女優と評されていたものだ。それは今も変わらず、あるいはますます円熟していて、当時も今もトップランカーとして活躍していることが窺える。  そして、その程度のことしかできない人なのだろうということが、その記事からは窺えた。  この知事は誰が言って誰が

          創作の限界

          無期懲役になろう系犯罪者

           この見出しに思わずクリックして読み込んだ記事。  ということでその手紙の一部が紹介されているわけだが、いや、これすごいわ。  死刑になろう系犯罪者とは異なる具合に社会への憎悪が迸っているし、無期懲役になろう系犯罪者のロールモデルとみてよいだろう。  これ、誤字脱字の修正だけして、そのまま世に出すべきだわ。  ある種の感銘を受けた部分とその理由は次のような感じ。  文意どおりであるならば、今頃顔真っ赤にしているのは件の裁判長のほうだろう。地裁の判事になれる程度には登り詰

          無期懲役になろう系犯罪者

          芸能人VS一般人

           芸能界に疎く、ろくにSNSをやらない僕は、当事者2人のことも辛うじて顔と名前がわかる程度の認識しかしていない。好悪の感情もどちらにもなく、今後どちらがどうなろうとも興味も関心もない。  しかしながら、今回の問題はすでに当事者たちから離れてしまい、記事のタイトルのごとく芸能人と一般人の軋轢の様相を呈しているように思う。  ろくにSNSをやらない僕のこの件についてのニュースソースはネットの記事ぐらいである。  そこでは「芸能人の某がこう言った」とか「一般人のコメントでこんなの

          芸能人VS一般人

          普通(普通とは言ってない)

          「フリーの女性アナウンサー(29)が男性の体臭についてSNSに投稿し、所属事務所から契約解消された問題」といえば通るらしい件。  この書きぶりを交えたとある記事で、とある漫画家が自身のSNSで言及していることを取り上げていた。  それによるとこの漫画家は、「普通の会社なら、これで社員を首にすることは不可能だと思うが」と言っているらしい。  有名税という概念が妥当か不当かはさておき、最近の有名人ないしそれを目指す人はとっても図々しいと思う。この漫画家のこの感慨も、それを良しと

          普通(普通とは言ってない)

          結婚は一行のボオドレエルにも若かない人生の墓場

           芥川龍之介が嫌いだ。  その理由が「人生は一行のボオドレエルにも若かない」という言葉のせいだと言っても過言ではない。  ボードレールはフランスの著名な詩人である。芥川は、人間の一生は彼の詩のほんの一行にさえ及ばないと言っているわけだ。それだけ芸術は偉大なものだとでも言いたいのだろうし、それを理解できるあるいはそれを作る自分は偉大だとでも言いたいのかもしれない。本当に不愉快な言い分だ。 「芸術は人生のためにその価値があるのであり、芸術のための人生になど価値はない」  これが僕

          結婚は一行のボオドレエルにも若かない人生の墓場

          都知事選挙結果

           都議補選(品川区)については三連単が予想どおりだったわけだが、知事選の連単を外すとも思わなかった。  現職の三選よりよほど驚いているし、我ながら人のことも世の中のことも見る目がないのだなとげんなりもしている。  選挙がネットを駆使する時代になったというのはまあいいが、どうにも度し難いのは候補者の主義主張に金銭的対価が発生することだ。  これこそが、僕が候補者をネットで調べない一番の理由といってもいい。個人献金ならばいざ知らず、街頭でビラを配って金が入るわけじゃなし、演説を

          都知事選挙結果

          都知事選予想と都議会議員補選予想(品川区)および泡沫候補と卑小政党(政治団体を含む)に関する提案

           こんばんは、品川区民の蠍戌です。  本日は東京都知事選挙および都議会議員補欠選挙の投票日です。  あと数時間もすればわかることですが、品川区民歴ウン十年のわたくしが、僭越ながら順位予想をしてみたいと思います。  予想自体は昨日のうちに終えていましたし、こんなクソ記事で投票に影響が与えられることは万に一つもないでしょうが、あくまで公平を期して、投票終了となったばかりのこの時間に投稿します。 ※補欠選挙のほうは品川区だけです。 ➀都知事選予想・当選:小池 ・次点:蓮舫 ・寸

          都知事選予想と都議会議員補選予想(品川区)および泡沫候補と卑小政党(政治団体を含む)に関する提案

          鳥が落ちたり濁り水

           森永卓郎がYouTube上で、当該事故を「事件であった」と主張したという内容のネット記事を目にした。  実際にそのYouTubeを目にして再生回数を増やしてやる気はないので、この記事の内容が真正であるという前提でまずは一言。早く言え。  あの事故が起きてから40年近い歳月が過ぎており、当時の彼がここまでの論拠を得ていたかは定かでないが、そうだと確信した瞬間が今ではない以上、遅きに失したとしか言えない。  なぜそんな大事なことを、もっと早くに言わなかったのか。まあ保身だろう

          鳥が落ちたり濁り水

          男子厨房に入らずんば女子を得ず

           マニキュアをつけている女が嫌いだ。  これが僕の孤独を増進させてきた気さえする。  その理由はアンコンシャス・バイアスにも繋がりそう、あるいはそこから生じてきていそうなのだが、そんな爪じゃお前ロクに米も研げねえじゃねえかというところに行き着く。要は致命的に炊事に不向きだろうということ。実際料理しないんだろうなあこの人は、などと低く見積もることも度々あった。  いつからどうしてマニキュアなんていう文化が広まったのかは知らないが、「おふくろの味」なんていう言葉が根強い時代には

          男子厨房に入らずんば女子を得ず

          大嫌いな「推し」

          『推しの子』<『わしの子』 一ヶ月以上前の話だけど、絶賛サイバー攻撃中の某動画投稿サイトで『わしの子』という動画のサムネイル(※1)にバキュームされそうになった。  どうにか視聴を我慢できたのは、先に原作を見ておこうと思ったからだ。そうしないとこの動画を楽しめない予感がした。  つーかこの二次創作、タイトルがズル過ぎ反則卑怯極まりない。一文字変えただけでこの吸引力ったらないぜ。 (※1)アップロードするのは著作権的によろしくないと思うので(絶賛サイバー攻撃中では物理的にも

          大嫌いな「推し」