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イタリア首都ローマ及びバチカン市国のオベリスクについて

 こんにちは、
 風水研究家の しろさそら と くろさそら です。

  今回は、前回で記した
 イタリア『ローマのオベリスク』についてあらすじをまとめました。
  お読みいただけたら幸いです。

  〔前回分リンク〕
   風水の原点を尋ねる
   風水の原点を尋ねる(その2)


第1章 オベリスクとは?

 〇 オベリスクとは?
    四角錐の柱です。

 〇 何時から?
    古代エジプトの新王国時代(B.C.1570年頃~B.C.1070年頃)に
    多く製作されました。

 〇 何のため?
    王(ファラオと呼ばれました)の権力の象徴や神様に祈願する
    ため建てられたと言われています。

 〇 名称の由来?
    古代エジプトでは「テケン(保護・防御)」と呼ばれていたと
    言われています。
    後世のギリシャ人が「obeliskos(串)」と呼んだのが現在の
    名称として呼ばれています。

 〇 材質・特性など
    古代エジプトでは、一個の石材(花崗岩)を四角錐の柱状に
    加工していました。
    高さは、だいたい20メートル前後のものが多く、意図しない所の
    石が割れてしまうと破棄したとされています。
    小さいサイズのオベリスクは破断した物を再加工していたのかも
    しれません。
    古代エジプトでは、モノリス(一枚岩)であることが重要でした。

 ※FC2 風水研究家の眼 「オベリスク」もご参照頂ければ幸いです。

第2章 ローマの13本のオベリスク

ローマ市街地全図2

      (図1)ローマ市街地とオベリスクの位置

  図1のように、ローマ市街地、及びバチカン市国合わせて13本、
 存在しております。
  全世界を見渡してもオベリスクが密集している地域はここ以外に
 御座いません。
  一番離れている、左端にある青色印(バチカンのオベリスク)から、
 右端の水色印(ラテラノのオベリスク)間の直線距離は、約4.3㎞に
 なります。

  仮にオベリスクに何らかのパワーがあるとすれば
他国には無い、ものすごい何かがあるのでは?」と想像してやみません。

  という訳でこの地を調べたら何か解かるのではと思い調べてみました。


第3章 ローマ・バチカン市国の概要

  ローマ(ラツィオ州ローマ県)の位置ですが、イタリア半島の西側の
 真ん中辺りで、地中海の海域の一つティレニア海に注ぐ
 テヴェレ川河口から25kmほどさかのぼった所にあります。
  古くは、伝承によると紀元前753年に建国され以来、
 現代でもイタリアの首都として栄えております。

      (図2)イタリア全体図


  ローマ市街地は、下図の図3を参照していただくと、テヴェレ川は
 上(北)から下(南)に蛇行しながら流れており、川より右側が
 ローマ都市中心部(古代ローマ都市)になり、川の左側に出っ張った
 先端の先にバチカン市国があります。

  バチカン市国は、キリスト教カトリックの総本山であり、教皇が
 統治する世界最小国家で国土全土が世界遺産に登録されております。

  図3中央より下にあるテヴェレ川の中に中州があります。

   市街地付近、郊外に、背の高い山々はありませんが、平坦な地では
 なく、丘が所々存在します。
   ※googlemap で地形表示で参照していただくと凸凹に表示されます。


  またその中で「ローマの七丘」と言われるように、テヴェレ川の中州を
 起点に川の右側の七つの丘を取込み、古代ローマ都市が出来、発展して
 いったと言われています。
  パラティウム(パラティーノの東側)丘から始まっとされ、
 丘を重要視していたことが分かります。

ローマ市街地全図4

      (図3)ローマ・バチカン市街地

  そして、ローマ・バチカンでおさえておきたいのが
 「キリスト教」です。

  キリスト教は、イタリアの国教とされており、バチカン市国は、現在、
 キリスト教の総本山があり、その前の公園内(図3の青色印の所)に、
 オベリスクがそびえ立っています。

   次回はローマ・バチカンの各オベリスクを見ていきたいと思います。

  ご覧いただきましてありがとうございました。
               しろさそら & くろさそら

 ※ 注意書き
  画像は、GoogleMapGoogleEarthProを参照しています。
 「世界のべリスク」www.obelisks.orgを参考にさせていただいています。

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