あるものを否定しない

2021年5月17日 16:20

昨年とある幼稚園の説明会を聞きに行ったときの話です。

園長先生が、入園にあたっての親子の心構えといいますか、先生の考えをお話しされていました。

「スマホはあまり見せないでください。」

色々と気になることはあったのですが、一番の決め手はここでした。
「この幼稚園はやめよう。」

帰り道に妻とそう話しました。

「ポテサラぐらい〜」とはちょっと違う。

一年ぐらい前だったでしょうか。
小さな子どもを連れたお母さんが、スーパーのお惣菜コーナーを見ていたところ、

知らないおじさんから「ポテサラぐらい作ってやれよ！」

と言われ嫌な気分になったというつぶやきが話題になりました。

余計なお世話ですよね。ただ、こんなおじさんは多分昔からいました。
ぼくも小学生の時に野球をしていて、「そんなの野球じゃねえ！」と知らないおじさんに怒鳴られました。

同じように、
きっと、子どもにスマホを見せていて

「スマホなんてあんまり見せない方がいいよ！」

と言われたことがあるお母さんも多いのではないでしょうか。

今出てきた人たちに共通していることは、
“自分ができないから・知らないから“ 子どもにそんなことしちゃダメ！と言っているということだと思います。

・ポテサラおじさんは多分子どもいない。いても料理しない。
・野球じゃねえおじさんは多分野球下手。
・スマホダメダメおばさんは多分スマホ使えてない。

スマホやデジタルデバイスがない生活なんて考えられるでしょうか。

子どもにはデジタルデバイスを敬遠する大人になって欲しいですか？
使いこなせる大人になって欲しいですか？

答えは明白ですよね。

大人がすべきことはスマホを否定することではありません。

・デジタルデバイスの適切な扱い方を考え、
・子どもが安心して使いこなせる環境整備をすることです。

各園の方針がありますので、スマホは見せないことが悪だとまでは言いませんが

先述の園長先生のお話が、ぼくには
「スマホ使えません宣言」に聞こえました。

さて、まずはぼく自身が家でスマホゲームを制限することから始めるとします…

今回は雑誌なんですが、脳科学者の中野信子さんの記事が面白かったのでご紹介します。
スマホのデメリットについて脳科学者の視点から論理的に書かれています。
そのほかの記事も面白かったです。

⭐️あわせて読んでほしい

実際に使ってみました！