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ありがとうは誰のため?
おばあちゃん子だったぼくですが、お墓参りに行かないとなとか、愛知に住んでいるばあちゃんに会いに行きたいな。
なんて考えつつどちらもできていません。
うちの子どもも祖父母にかわいがってもらっており、遊びに行ったらお菓子をいっぱい食べて、おもちゃをいっぱい買ってもらって帰ってきます。
「もう、買わないで!」
祖父母から子どもが甘やかされているのを見ると、
「もうそんなにおもちゃ買わないで!」
「ご飯食べなくなるからお菓子食べさせすぎないで!」
なんて言ってしまっていないでしょうか。
自分もイライラするし、祖父母も子どもも嫌な気分になってしまいます。
では、どうすれば良いか考えてみましょう。
先を見通す
教育に関して迷った時は、このことが将来どんな影響を与えるか考えることが大切です。
自分の子どもが社会にでたとき(親の手から離れたとき)、優しくしてくれる人、少し甘い人がいたとしましょう。
そんな人に対してどんな風に接する人になって欲しいですか?
優しさに素直に感謝できて、かわいがってもらえる人になってほしいですよね。
相手が甘いからといって、軽くみたり見下したりする人にはなってほしくないですよね。
そのことを小さいうちから教えてあげれば良いのだと思います。
外的要因はコントロールできない
親が育ててやれるのは自分の子どもの心だけです。
「甘やかさないで!」なんて子どもの周りの人みんなに言えませんよね。
子どもの外的な要因をコントロールするのではなく、
どんな環境でも力強くいけいていけるように。たくさんの人にかわいがってもらえるように育てる
ということを忘れずに子どもに接してみてください。
「ありがとう」は誰のため?
北野武さんの著書「新しい道徳」をぜひ読んでいただきたいのですが、
道徳の教材で、
「あいさつやありがとうを言うと心がスッキリするよ!」なんていう文言があることに対し、
ありがとうやあいさつ自分のためにするんじゃない。
そういうことがしっかりできるやつは将来いろんな人からかわいがられる。
自分の子どもが生きやすくなるように親はしつけをするんだ。
といっています。
その通りだと思います。
ありがとうを言えるようになることと、本当に感謝をできるようになることは全く別のことです。
まずは習慣としてきちんとありがとうを言えるように育てること。
どうしてそれが“有難い“ことなのかは色々な経験をしてようやく分かることですから。
⭐️おすすめ書籍「新しい道徳」
教科化された道徳ですが、そもそも“道徳“ってなんでしょう。そんなところから考えてみるきっかけになります。さすが世界の北野武さんです。面白おかしくサラッと読めてしまいます。