“理解する“という学び方
ぼくの大好きなマンガ『ドラゴン桜』
ドラマのほうも面白くなってきましたね!
さて、
桜木先生の言っていた
本質を考える
という言葉。
以前に記事を書きましたが、
本質について考えることは大切なことです。
⭐️あわせて読んでほしい 「物事の本質を捉える」
暗記より理解
受験や資格など試験勉強をする際に丸暗記している人が多いのではないでしょうか。
もちろん基礎的な項目は量をこなさなければいけません。これは絶対。覚えることなくして合格はないです。
ただ、ドラマで言っていた本質を考えることについてちょっと間違った解釈をしている人がいました。
本質を考えるということと、
語呂合わせやこじつけとは違うということです。
例を出します。
『髪』という漢字を覚える時に、塾の先生から
「髪は長い間の友達。右側の3本は髪の毛をイメージして」と教わりました。
20年以上経った今も覚えているのですから暗記法としては素晴らしいと思います。
ただ、学習の本質はここではありません。
なぜかというと、この覚え方では『髪』という漢字一文字しか覚えられないから。
核を捉える
本質を捉えるというのは、物事の核を理解するということ。
核を捉えていればそのほかの周辺事項は芋づる式に想起されるのです。
ちょっと難しくなってきたでしょうか。
ドラゴン桜では「かぼちゃはどこ産のものが多いか」というクイズがありましたね。
かぼちゃは温暖な気候を好みます。
同じようにオリーブを例に考えてみてください。
温暖な気候で育つオリーブは地中海が名産です。
日本では、香川県が95%を占めています。小豆島が有名な産地です。
ゲームで学ぶとも言っていましたね。
オリーブ→イタリアン→イタリア→地中海→温暖で比較的雨が少ない→瀬戸内海
👉日本でオリーブは瀬戸内海にある県が名産地だ。
と導いていけるわけです。
“マジカル頭脳パワー“懐かしいですね。
この理解するというプロセスを無視して
オリーブ→香川県が名産
とだけ覚えようとすれば忘れるに決まっています。
当然です。
そんなことより燃えるゴミの曜日を覚えたり、
好きな漫画が先週どこで終わっていたかを覚えたりしておく方が
日々の生活にとっては重要ですから。
数字を軸に学んではだめ
セミナーを受けに行ったり勉強に行くと数字を用いて説明してくれます。
・家庭の支出で投資に割く割合は、日本はOECDで何位とか。
・各家庭の投資の平均は何円とか。
そういった数字を熱心にメモを取ったり、映されたスライドを写真に撮ったりしている人がたくさんいます。
「そんなものいつ使うんですか?」
と聞きたくなります。
大切なのはそのことが何を意味しているのか。(本質は何か)です。
日本がOECD中何位かとか投資額の平均金額なんてどうでも良いのです。
要は
OECD諸国のなかで、国民の投資に対する意識が低いのが日本ですよ。
ということ。
だから
投資をしましょう。
ということが言いたいということですよね。
そこが理解できるかどうかが一番大切です。
勉強するときは、ただ覚えること(暗記)よりも本質を捉える(理解)することを大切する意識をもってみてください。