マシュマロのお返事 No.21〜27
1 - No.21 めじろおし様
こんにちは、前回から大変時間が空いてしまい申し訳ないです。
あれから如何お過ごしでしょうか?4月からロシア語講座を始められるとおっしゃっていましたから、入門コースを終えられたあたりでしょうか。
きっと美術館のタイトルはしっかり読めて、あいさつや使えるフレーズのバリエーションも増えてきたんじゃないかと思います。
私は独学に何度も挫折してきたので、そうして長い独学を経てリモートで学習を続けていらっしゃるめじろおし様に頭が上がりません…本当にすごいです。
心ないことを言ってのける人、知らない人だけでなく結構身近にいたりするものですからびっくりしますよね。時折もやもやすることもあると思いまずが、どうかあまり気を落とさず、気にぜず好きなことや語学を楽しんでもらえたらなと思います。
私も夏休みに久しぶりにロシア語の勉強をしようかなと思っています。
お互いに頑張りましょうね。
ところで私も先日久しぶりにひまわりの種を剥いて食べたのですが…
人差し指の爪に刺さりました(笑)
いつになったら上手に剥けるのかわかりません…でも、美味しいんですよねえ!
2 - No.22 ロシアクオーターのマロ主様
お返事が大変遅くなり、ごめんなさい。
もしかすると、ロシアにもルーツを持っておられることで心ないことを言われたり、傷ついていらっしゃるのでしょうか。
私は全くロシアには関係ない家系で今たまたまロシアに住んでいるだけの身ですが、ロシアに住んでいるというだけで結構強烈な言葉が届いたので、ロシアにルーツがあるというだけでマロ主様が何か心無いことを言われておられないか心配です。
さて、話は少し変わりまして。
今は少し減りましたが当初、ロシア人であることをロシアを恥じるようなことをおっしゃっているロシア人を結構たくさん見かけていた気がします。私はこれを見たり聞くのが本当に辛かったんです。
私がたまたま今ロシアに来て住み着いているのと同じように、たまたまそこに生まれただけなんですよねみんな。そもそも。
国籍や民族的自認というのはアイデンティティの前に、個人が置かれている環境みたいなものだと私は思っていて。それは本来こんなふうに連帯責任的に一斉に自分達を卑下するためのものではなかったと。
もちろん最終的に国民が国の責任を負うことにはなってしまうのですが、民主主義であっても多数派に従わざるを得ないのに、この国ではもっと選択の余地なんかないはずなのに、当事者は当然にしても他所から必要以上にキツイ言葉で責められないといけないのは、それって必要なことなんだろうか…なんで○○人だからという理由だけでそこまでのことが言えるんだろうとぼんやり考えます。答えは出ません。
人は言えるところにぶつけがちなので、実際にガチガチにそっち側の人だけがガチンコで文句を言われてくれよ…と私は思っています。
さっきからもしかしたら的外れなことばっかり書いているかも知れません、私自身がネガティブなので明るく気の利いたことが全く思い付かないんです。
でもとりあえず、血筋がどうでも、「ワタシハワタシ」、その肉体に宿っているご自分のタマシイを大切にしてください、あるいは誰かに大切にされてほしいです。
私もワタシハワタシ!と思えたり、いや人に何か言われてやっぱりクヨ…を行ったり来たりしていますが、それでも私は私に、そしてマロ主さんに言います、どうか気にしないで。みんなそれぞれのタマシイの器が違うだけだと言い聞かせてください。
私も今回のことで普段以上に価値観が明るみに出て、これまでの人間関係も見直さざるを得ないし、今後ひとと付き合う上での心構えも変わりました。
これからマロ主様がポジティブに生きられるような、そんな人が周りに集まって来ますように、心から願っています。
(訳わからん文章になってすみません、)
3 - No.23 ラジオネーム:コミュ障様
とってもお久しぶりのお返事になってしまい、ごめんなさい。
私以上に私のことを気にかけてくださり、本当にありがとうございました。
どれがどのぐらい強い言葉なのか段々わからなくなってきていたので、客観的に読んでいただいた上で言葉をかけてくださって、なるほど…とどこか他人事のような気持ちで当時は読んでいました。
時間が経つにつれて、この時気遣ってくださったあれこれが染みてきて、ほっこりしました。おかげさまで、優しいマシュマロで覆われているので意外と忘れられています。
あの時は春の気配さえもほとんどありませんでしたが、今や夏もまもなく去ろうとしています。
この時書いていた、ぶあっっと緑になって、1ヶ月と少し。
相変わらず世の中は重苦しいままですが、緑や花々、そして光からエネルギーをもらう日々です。
今のうちにたくさんチャージして、冬に備えたいと思っています。
4 - No.24 🇷🇺🇺🇦語の勉強を始められたマロ主様
こんにちは、お返事が大変遅くなってしまってごめんなさい。
とても興味深いマロをありがとうございました。
恥ずかしながらこれまであらゆることに対して深く考えずに生きてきたのですが、今回自分の滞在国とその周辺がこのようなことになり、ここに書いてくださったことを改めて考えるようになりました。
私自身の日本語のツイートでさえもどうやったらそんなふうに読めるんだろうというくらい、拡大解釈されたり、あまりにも意図していない方向で読み取られたり本当に悩まされましたし、こんなにも母国語であっても通じないんだなと驚きました。もちろん私の日本語力も誇れるものではないですので、あまり大きなことは言えませんが…
日本語でさもそんなことになってしまいますから、翻訳文章なんて尚更誤解パラダイスなんだろうなと実感しました。。
プロパガンダ要素もバイアスも、翻訳をする際に完全にどうしても訳者の立ち位置とか見方に引っ張られると思っています。もちろんプロ二方でしたらなるべくそうならないように気をつけておられる方もおられるとは思いますが。
今回のようにデリケートでセンシティブで、かつ日々ショッキングな情報が溢れていると、一般の方の翻訳において当然含まれているであろうバイアスとか言葉の選択というものを考慮するのを忘れがちになるのかもしれないなと、改めて思います。
後半に書いてくださっていること、私もそう思います。確実にわかっているのは、あの日に始まった、目に見えているその部分だけだと。後の見方は本当に人の数だけあるんじゃないかと。(とはいえこれは他の関連のあれこれがなかったと言いたいわけではありません。)ロシアの全てを憎むのもまた、行き過ぎた憎しみのように感じますが、私自身がロシアにいる手前、滅多なことを書くと別の受け取り方をされがちで、そのようなことをいうと角が立つのが現状で、苦々しいですが控える他ないと思っていた時にいただいたマシュマロでした。
賛同してもらいたかったわけではもともとなかったものの、孤独な見えない何かとの戦い状態にあったので、同じような感覚を持ってして(勝手に同じ扱いしてすみません)それぞれの国を見ておられる方がいらっしゃることに少しホッとしました。
ウクライナ語、ロシア語の学習、私もゆっくりですが、お互いに頑張りましょう。お気遣いくださり、ありがとうございました。
5 - No.25 物価について質問してくださったマロ主様
こんにちは、とても遅くなってしまったので今更かいなと思われるかと思いますが、お返事を書かせていただおております。
当初ルーブルが暴落した頃は輸入品に限らず多くのものが値上がりになりました。アイスは基本的に国内生産だと思いますが、おそらくその一部だったんじゃないかと思います。
今現在、ルーブルはむしろ高騰していて卵や乳製品の値段は落ち着いたような気がします。元の値段に戻ったり同程度に戻ったものも多いです。
輸入品に関してもルーブル高の効果で以前よりは少し高いかな、くらいの値段を彷徨っています。
強いていうならばいよいよ在庫の尽きそうなコカ・コーラなどは結構高いです。
ただ、マロ主様が書いてくださったように、何より困るのは薬類だと思います。私の場合はなくてはならない常備薬ではないものの、いつも飲んでいる薬があって、供給は引き続きされているもののあったりなかったりするのと、値段がすごく上がったままです。
持病のある方は二重の意味でかなり困っておられるんじゃないかと思います。嗜好品や食品であれば制裁の第一段階での経験もありますし、文句は言いつつも慣れたらおしまいですが、お薬はそうはいきませんから…
私はさつまいもの茎が大好きなのですが、それこそ戦時中にそればかり食べていたとかで祖母には嫌な顔をされていたのを思い出しました。
これから冬に向けて、そしてその先に向けて、まだまだ国内のそうした食品事情も変わりゆくと思うので、自分の生活もそうですがロシア人たちがどのように暮らすのか、私にはなす術もないので慎重に見守りたいと思います…
私のこともお気遣いくださり、ありがとうございました!
6 - No.26 思いの丈を書いてくださったマロ主様
こんにちは、お返事が本当に遅くなり申し訳ありません。今更ですが、お返事書かせていただいております。
あれから時間が経って、ロシアという国に対しての経済制裁は全然効いてないじゃないか!などという意見をいただいたりもしました。(これは私にそんなことを言われるのもそもそもちょっとなんでやねんなのですが)
SWIFTから外されたのが外との繋がりとしてはかなり衝撃的でしたが、その後今度は政府からインスタやツイッターがブロックされ、コーラがいよいよ尽きてきたり、本格的に撤退する店が増えてきたなど、民間レベルではじわじわと確実に制裁の広がりを感じている日々です。
私は学生なので雇用が減ったことによる影響というのは目に入ってこないのですが、お薬が入ってきにくくなって困っている人はしばしば身近でも聞くようになりました。
長引けば長引くほど、こうした影響は強まっていくと思いますが、やはりそれも国にとってというより民間に効く方がずっと早いんじゃないかと思います。
それでも国民感情というのは不思議なもので、むしろ…。
前略、国によるそれが許されることではないという認識はもちろん今も私の中で変わっていません。また、制裁をもし正義だと思っている人がいるとしたら…その感覚は相変わらず私にはわかりません。(私の中で制裁はどちらかというと苦肉の策、そうするしかなかったからそうしたというイメージがあります。)
少し話はずれますが、先日あるロシアで起こった一般的な事故の映像に、ロシア人なんだから○ねばいい、ざまあ、自業自得だなんだといったコメントがついているのをたまたま目撃しました。今起こっているそれに関係のあるような事件や事故であればいざ知らず、一般人のこうした不幸を喜ぶようなその姿勢は、制裁のそれと同じで果たして平和なのか、正義というやつなんだろうか…なんてそんなことを考えてしまいました。
正義や平和を全く語らない人で、37564みたいなことをいう人であればいっそ清々しいと思うのかもしれません。ただ、一方では平和を祈りながら残酷なことを平気で書き連ねる人が意外に多く、胸が痛みます。でも、その人たちに言わせれば、平和を祈りながらロシアに住んでるなんてそれこそあり得ないだろうと思われているかもしれません。そういう意味では価値観の違いがあまりに大きく、私がとやかく言えることではないのだな…と思うようになりました。どちらも間違いではないかもしれないけど、どちらも正しいようなものではない…世の中みんなそれぞれの歪な思いを抱えて生きているのが普通で、後はただひたすらにそれが危害を加えるようなものに進化してしまわないように、それぞれが上手に飼いながら生きていくしかないのかもしれませんね。
危害が及んだ時点でそれはもう…。
私は私で思うことをぶつくさ言うのはやめられないので、これからも近況やら気になることをぼやきながら、Twitter川で泳ぎ続けようと思います。
最後になってしまいましたが、お心遣い本当にありがとうございました。今思えば当時は何だかんだで少し疲れていたと思うので、救われました。
7 - No.27 世界と私を案じてくださったマロ主様
お返事が今頃になってしまい、ごめんなさい。
いただいてから今に至るまで、何度も読み返しました。
人の数だけ今回の出来事の積み重ねの分だけ、あらゆる負の感情が世界中で増殖していくのはもう止められないのだろうと思いました。その根源となっている出来事が、完璧な解決とはいかずともせめて人々が命や生活を脅かされないくらいにどうにか落ち着いてはくれまいかとずっと祈っていますが、あまりの終わりの見えなさに、感情はこんがらがるばかりです。
時間が経って一部出来事そのものへの関心の薄れた人もいるでしょうけれど、主に後半に書いてくださった通り悪感情はますます高まっていると感じるし、国内ではよくない方へ傾く人も増え、外でも問題が問題を呼び、ここまでの事態になかった時のことなどもはや思い出せなくなっていくんじゃないかとやるせない気持ちでいっぱいになります。ただただ、立ち止まってほしい、これ以上どこにもいかないでほしい…そんなことを考えてしまいます。
長い間閉じている間に自分の腹が落ち着いたこと、少なくとも私への関心はかなり低下したことなどを踏まえて、またマシュマロを再開にすることにしてこうして今更ながらにお返事を書かせていただいております。
世界の状況を冷静に見つめながらも、このようなただの在露のちいさな刺身のことも気にかけてくださったこと、嬉しかったです。本当に感謝しています。ありがとうございました。