マシュマロのお返事 No.2

何についても言えることですが、全てを知ることなどは、やはりできないものです。

それがひとりの人間についてであっても、物事であっても、国であっても…

そういう意味で、今回で言えば誰もがロシアにそれぞれのイメージを持っていて、それぞれがあまり思い描かなかったロシアのはっきりと知らなかった黒い側面をはっきりと見てしまい、これまで関心のなかった人からロシアにゆかりある人まで幅広く、そして深く衝撃を受けていると思います。

けれども、これまでのイメージが全くの虚像であるケースというのもまた、実はほとんどないのではないでしょうか。

今回はっきりと誰もの目に見える形で暴かれた汚らしい残酷なロシアと、私たちが見て、憧れたり、時に楽しませてくれたほうのロシアというのは、残念ながら同じ国に同居していた隣人だったという事実をまざまざと見せつけられているような気がします。

これまでマロ主様が触れ、感じられてきたロシアが存在しなかったとか、作られた空想のようなものでは、ないと思います。もちろん、そう思えてしまうくらいショッキングだったということは、お察しいたします…

このような事態になったことについては私も予想だにしていませんでしたが、ブチャやマリウポリのような悲劇は残念ながら初めてのことではなく、恐ろしいことがまた繰り返されてしまったことが、さらに残念でなりません。

今日も今日とてペテルブルクは現実離れして美しいままです…

私も認識を新たに更新してゆくのにまだまだ時間がかかってしまいそうですが、マロ主様のショックが少しずつでも和らいでゆきますように…

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