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作業中をライブ配信するサービスの00:00 Studio

2020年12月にアル株式会社がリリースした、00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)は、2024年4月にサービスを終了した。およそ4年4ヶ月の歴史だった。

どんなサービスだったか

クリエイターが作業をライブ配信できるサービスです。イラストを描いたり、音楽を作ったり、小説を書いたりと、さまざまな作業をリアルタイムで視聴者に共有できるのが特徴です。使い方は非常にシンプルで、クリエイター登録から配信開始までわずか数分で行うことができ、スマートフォンやPCを使用して作業風景をライブ配信します。

視聴者から「差し入れ」や有償リクエストを受け取ることができるため、クリエイターにとって活動をサポートする収益化手段としても役立つ機能が揃っていました。

このサービスを通じて、

  1. クリエイターの活動資金創出

  2. 制作に向き合う孤独感の緩和

  3. ファンの拡大や交流の促進

これらの課題を解決し、クリエイティブ活動を加速させることを目指していたサービスでした。

誰が作っていたサービスだったか

アル株式会社の代表取締役である古川健介氏(通称:けんすう)が中心となって立ち上げたプロジェクトでした。アル株式会社は、マンガコミュニティ「アル」も運営しています。

なぜサ終したのか

サービス終了前、00:00 Studioは「クリエイターのためのオンラインコワーキングスペース」という新しいコンセプトを導入し、プレミアムプラン(月額制有料プラン)をリリースしていました。それまでは視聴者からの投げ銭に頼ったマネタイズでしたが、クリエイター自身から課金してもらうマネタイズへの方針転換でした。運営側は、サービスの方向性を「ファンがクリエイターを応援する仕組み」から「クリエイターにとって心地よい作業場所」へと転換しようとしていました。

しかし残念ながらこの試みはうまく回らず、サービス撤退となりました。

どういう経緯で始まった事業だったのか

クリエイターの課題として「作業中に孤独で辛い」「自分で作業をすすめなくてはならず、自分を強く律さないといけなくて大変」「作品が売れるかわからないという不安がある」というものが今まではありました。00:00 Studioを使って作業中を配信することで、ファンとつながり、軽いチャットを楽しめたり、見られているということで集中力がアップしたり、ファンの方から差し入れ(投げ銭のようなもの)をもらったりすることができます。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000041122.html

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