やめよう!歩きスマホ【ことわざ】灯台もと暗し
カローラのCMで、歩きスマホ防止の啓蒙をしていた。
歩きスマホをしているキャラクターがマンホールに落ちて、「灯台下暗し〜 大正デモクラシ〜」と言いながら地中をずーっと落ちていって、ブラジルのカーニバルにたどり着く。
ツッコミどころはいくつかあるが、どこまで意図したものなのかがよくわからないので、ひとまず3点ぜんぶ指摘する。作り手側の意図に配慮するのが面倒だからだ(おいおい)。
①「灯台下暗し」は「身近なことには気が付きにくい」という意味だ。注意散漫という意味ではない。子ども向けにも見えるCMでこんな使い方をしていいのか?テレビを見ているのは中高年ばかりだからいいのかもしれないが、だからこそクレームは避けられまい(これが第1号ではないだろう、きっと)。
②地中を落ちていったキャラクターは、なんとブラジルの空から落ちてくるのである。ふつう、地面の下に空はない。もしかして、マンホールに落ちた勢いでいったんブラジルの空まで突き抜けて、それから落ちてきたのだろうか。じゃあいったい重力はどうなっているんだ。子ども向けに見えるCMで(以下略)。
③歩きスマホをしていたらブラジルのカーニバルに行けるのは、楽しそうだ。歩きスマホの楽しさをアピールしてどうする。子ども向けに見えるCMで(以下略)。
以上が脳内で何度も再生・吟味した結果である。残念ながらYouTubeにはない。もう1 回見たい(見たいんかい)。
ちなみに、「灯台下暗」「大正デモクラシー」に似た言葉をChatgptに探させたが、どうしてもこちらの意図を理解できなかったようだ。まだまだオヤジギャグは人間の専門領域である。私は一瞬で思いついた。答えは「妖怪猫ひろし」である。どう?ねぇ、どう?(うるさい)。
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