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足と時間とお金と血と汗【日本語】落ちてた

かつてインターネットとは、パソコンの電源を入れてからトイレに行ったりコーヒーを入れたりして、やっと立ち上がった後で、接続料金を気にしながらちまちまと使うものだった。

それでもそうして得られる情報は、辞書を引いたり、図書館や本屋に行ったり、毎日新聞を読んだりテレビを見たりして得るよりは格段に便利で効率が良いものだった。

さっきさるポッドキャストを聞いていて、ある小話を「TEDに落ちてた」と言っているのを聞いて、いまさらながら新鮮な衝撃を受けた。海馬に眠っていたダイアルアップ文明時代の古い記憶が蘇ったのだ。

本当にいまさらだけど、情報とは足と時間とお金を使って取りに行くものではなく、そのへんに落ちてるものになっているのだ、ということを、実感した瞬間だった。

20年くらい前にもう言い尽くされたことなのかもしれないけれど、なんだが忘れてはいけないことのような気もしたので、ここに書いておくことにした。

そのへんに落ちてるようなこんな文章も、血と汗でできてたりするのかもしれないのだから。


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