見出し画像

「評価される」よりも「炎上しない」

なくならないのは誰も言わないからだろう、ならば私が言ってやろうと思って調べてみたら、みんなけっこう言ってた。ここ数年、やはり気になっている人は多いらしい。

テレビで芸能人がものを食べるときの効果音の話だ。カタカナ表記すると「カシュ」という感じ。表面やや硬め、中のクリームが少ないシュークリームを食べたときみたいな音だ。

これがトンカツを食べる時にもギョーザを食べる時にも使われてたりするから、居心地が悪い。

最近では「ピョコ」みたいな音もある。ファミコンじゃないんだから。

実音では生々しいし、無音では落ち着かないから、無害そうな音を足しているのだろうか。評価している声はとんと聞かないのに、なぜ定着しているのだろうか。

テレビ局のえらいひとの子どもさんが作ったから誰も何も言えないのか。

あれが食べ物が一番美味しそうに見える音だと、心理学で立証でもされているのか。

今流行りのポリコレか(誰向け?)。

ちなみに、私はうどんやラーメンは「ズルズルッ」と勢いよくすすってほしい。しかしこれがだめな人も多いと聞く。上戸彩さんのCM、私は好きだったんだけどな。「ヌーハラ」という語感のほうがむしろ卑猥だ(?)。

もしかすると「カシュ」や「ピョコ」は、好きな人はいないにしても、炎上はしない音として開発されたものなのかもしれない。

確かに、下品ではない。「かわいい」とさえ言えるかもしれない。「みんな気になるよね?」で終わってしまい、真剣に抗議する気にはなれない。

だとしたら、敵は一枚上手である(敵?)。


いいなと思ったら応援しよう!