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重体と重傷のディスアンビギュエイション

重体は重症より症状が重い、ということを知ってから30年くらい立つが、まだ納得がいかない。

なぜ重症と中症、あるいは重体と中体にしなかったのか。その方が分かりやすいじゃないか。

と思って調べていたら、「重篤」という言葉もあるのだった。これは重体より重い。

これを基準に全部スライドさせると、重篤・中篤・小篤ということになって、もともと重症だったものが「小」、つまり大したことないことになってしまう。

そのため、上にどんどん積み増した結果、「重」がインフレーションを起こした状態が「重篤・重体・重症」併用問題なのではないか。

部外者には、どれが1番重い症状なのかがもうわからない。

命に関わる問題なんだし、介護者には外国人も増えている。私のように理屈っぽくて小うるさい日本人も少なくない。

ここらへんで「超重症・大重症・重症」など分かりやすいものに変えてしまってはいかがだろう。

「悪い重症・普通の重症・よい重症」でもいいかもしれない。


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