ゲーム制作において、アクションゲームは複数プレイするとお得かも?
2Dアクションゲームを制作している中で気づいたのは、アクションゲームをたくさん遊ぶことが制作に大きなヒントを与えてくれるということです。今回は、なぜ複数のアクションゲームをプレイすることが「お得」なのか、私の視点でお話しします。
ステージギミックの引き出しが増える
アクションゲームといえば、動く床や敵キャラ、トラップなどのギミックが魅力のひとつ。制作する際には、こうした仕掛けを一から考える必要がありますが、その時に頼りになるのが「今までに遊んだゲームの経験」です。
複数のアクションゲームをプレイしていると、「こういう動く床があったら面白いかも」「このトラップに別の動きを追加してみよう」というアイデアが自然に浮かんできます。プレイしたゲームが多いほど、自分の中にある引き出しが増え、制作の幅が広がると感じました。
飽きさせないゲームデザインのヒントが得られる
アクションゲームを遊んでいて、「また同じ仕掛けか…」と感じた経験はありませんか?新鮮さがないと、どうしても飽きやすくなってしまいますよね。
複数のアクションゲームをプレイしていると、「飽きないゲームは何が違うのか」という視点で分析できるようになります。ギミックの種類や配置の工夫、プレイヤーを驚かせる仕掛けなど、遊びながら学べることがたくさんあります。そして、これらを自分のゲームにどう取り入れるかを考えるのがとても楽しいんです。
操作性の「快適さ」を比較して学ぶ
アクションゲームの「気持ちよさ」を左右する重要な要素のひとつが操作性です。同じ「ジャンプ」の動作ひとつを取っても、ゲームごとに操作感は微妙に異なります。特に私がそれを顕著に感じたのは、『Newスーパーマリオブラザーズ』から『スーパーマリオワンダー』に変わった時でした。シリーズ内でも操作の気持ちよさが変化していることに驚きました。
複数のゲームをプレイすることで、「どのゲームの操作が快適で、なぜそう感じるのか」を深く考えるきっかけが得られます。こうした比較を通じて学んだことが、プレイヤーにとって気持ちの良い操作性を実現するゲーム作りに直結するのだと感じています。
ゲームを2度楽しめる
複数のアクションゲームをプレイするお得さは、単に「遊ぶだけ」に留まりません。一度目は純粋に楽しみ、二度目は制作の観点で振り返ることで、ゲームを2倍楽しむことができるのです。
例えば、「あのギミック、どうやって作っているんだろう?」と研究する時間が、遊びとはまた違ったワクワク感をもたらしてくれます。これが、ゲーム制作をする上での大きなモチベーションにもなります。
前回の記事について
別件ですが、前回の記事でいくつもコメントくださった方ありがとうございます。
いろんな方のお話を聞いてこの記事以外の要因も複数あることが分かったのでまた共有できたらなと思いました。
最後に
正直、この記事にはいろいろと書いていますが、すべてが完璧で飽きないような新規性のあるアクションゲームを個人で作れるかと言われると、それはなかなか難しいのが現実です。
だからこそ、自分が「ここは力を入れたい!」と思える部分にフォーカスを当てて作るのが、良い制作の仕方ではないかと感じています。得意な部分や情熱を注げるところに注力することで、より良いゲームが作れるのではないでしょうか。
また、ご意見や感想などありましたら、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです!
制作の励みにもなりますし、次のアイデアにもつながると思います。