unity1week「ない」感想
今回のお題は「ない」でしたね。このテーマを元に制作したゲームがこちらです。内容はシンプルで、ペンギンを落下させないように止める、いわばチキンレース風のゲームです。
仕事の合間を縫いながらの制作でしたが、以前よりアイデア出しや開発スピードが上がっているおかげで、今回はステージクリア型のゲームに挑戦することができました。なんとか「遊べる」と言えるレベルに仕上げることができてホッとしています。
正直なところ、かなり人を選ぶゲームだと思いますが、自分としては「作る過程を楽しむ」ことが一番の目的だったので、これで十分満足です。
テーマ「ない」から生まれたアイデアたち
「ない」というテーマからは、いくつものアイデアが浮かびました。最初は「無い」そのものをテーマにしようかとも考えましたが、今回は「止まらない・落ちない」をテーマに据えて制作しました。
ちなみに、他に思いついた候補としては、
変装したペンギンたちの中から「いない」ものを探すゲーム
といったものもありました。しかし、年末ということもあり省エネモードで挑むことにし、現在制作中の2Dアクションゲームから素材を流用しました。絵を描くのはどうしても時間がかかるので、効率重視で進めた形です。
制作の流れと工夫
今回は制作初日に少し新しいアプローチを試してみました。ChatGPTの「o1」というモデルを使い、会話を通じてアイデアを練ったんです。結果的には参考程度に留め、最終的な決定は自分自身で行いました。ただ、この方法は「アリ」だと感じましたね。今後も必要に応じてツールや他者の意見を柔軟に取り入れたいと思っています。
また、アイデアを決めた後は完成形をすぐに頭の中でビジュアル化しました。これが意外と効果的で、仕様変更を繰り返さず、スムーズにゲーム内容を決めることができました。いわゆる「強火で仕様を決める」というのは、この点で役立った気がします。
こだわりポイント
ゲーム開始のカメラワーク
一応チキンレースという形式なので、ゴールの位置を把握しやすくするために、スタート時にカメラがゴールからスタートへスクロールする演出を入れました。プレイしやすさを考慮したつもりですが、反応がどうなるかは未知数ですね。
その反面、リトライするたびにこの画面が出てしまうので、少しリトライ性に欠けてしまっていたので、ここは修正ポイントかと思いました。
ステージを飛ばせる
難しいゲームであることは前提でしたが、最後まで遊べるように工夫しました。たとえ結果が0点でも次のステージに進める仕様にしたことで、最低限、ゲームの全体像は楽しんでもらえるようになっています。
シンプルだけと奥が深い
今回もシンプルさを重視しました。ただし、ゲーム性はしっかり確保しています。基本は2ボタン操作ですが、少しだけスキル選択を入れ、リスクとリターンのある要素を追加しました。
これにより、シンプルながら戦略性も楽しめる内容に仕上げています。
アクションゲームに振り切る楽しさ
今回の制作では、アクションゲームに特化しました。最近は趣味としてのゲーム制作を意識するようになり、制作過程で他の人と交流することが自分にとってプラスだと感じています。それが日々を楽しくしてくれる大事な要素にもなっています。
制作中は、「これが自分の作りたいものだ!」と心から思える瞬間がたくさんありました。Unityで開発を進める中で、「マリオメーカー」でステージを作っていたときの感覚を思い出し、ワクワクしながら取り組めたのが印象的です。
次に向けて
今回はステージ数を7つにしましたが、まだまだ作りたいステージのアイデアが頭の中にあります。今後、ステージを増やした改良版を作るか、現在制作中の別の2Dアクションゲームに活かしていく予定です。
さらに、シェーダーにも少し手を出しました。今回は小さな実装だけでしたが、今後はおしゃれな演出やエフェクトを取り入れたいと思っています。また、プログラミングも今年で最低限の目標を達成できたので、次は表現の幅を広げるために絵やデザインの勉強を強化するつもりです。
次回のunity1weekでは、「ペンギン」を一旦お休みして、もっとシンプルなキャラクター(例えば豆腐のようなデザイン)で、ゲーム性を重視したアクションに挑むか、他のゲームジャンルに挑戦するか、いろいろ構想を練っています。
おわりに
今回は技術的な話を深く掘り下げるというより、個人的な制作の楽しさを綴ってみました。
他の参加者がどんなゲームを作ったのかも楽しみです。
プレイを通じて勉強できるので、一石二鳥ですね。