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”前に進めるのは”_同棲日誌

自己紹介欄にも書いたが、私は昨年11月に1年半勤めた会社を退職した。
(詳細な理由は追々noteに記すため、ここでは割愛する)

それから、約2か月半経った今、
将来に何をやりたいのかを考える心の余裕が生まれ、
仕事探しを楽しんでできる頭の余白が生まれ、
筋トレをして健康を促す余剰時間が生まれた。

上記を見ればわかる通り、私はかなり人間として生きていくのに十分な元気さを取り戻せている。私自身、本来の自分を取り戻せているなと実感している。

この状態になれたのは、まぎれもなく彼のおかげだ。

彼は、私が退職してから一貫してくれて
「さしみは考えすぎちゃうのが良いところであり、よくないところだよ。今は心身を休めることに集中してね。」
と伝えてくれていた。

思えば、退職した直後の私は、今日を生きるのに精一杯で、自身の将来のこと彼を思いやる余裕が全くなかった。トイレと布団の往復で1日をやり過ごすのが2週間程続いた。まさに屍という言葉が表す状態になっていたと思う。

だけれども、彼は見捨てなかった。
「笑顔でいてほしい」
と彼はギャグを言ったり、変顔をして私を笑わせてくれた。
他愛もない話をしながら近くをお散歩して、
おいしいものをたくさんたべた。
前に進めない自分自身が許せなくて泣いていたら、そっと抱きしめてくれた。

なぜそんなに支えてくれるのかと聞いたら、かつて彼も似たような状態に陥ったからだという。彼もかつて見えない孤独と闘っていた経験者のひとりだった。辛さが分かるからこそ、そっと寄り添ってくれるのだなと。

人間は時に強くて、時に脆い。

脆くなったときの優しさは強く沁みる。
自分自身をまた強くさせてくれる。

乗り越えたいま、
前に進める楽しさを彼と歩めていることがとても幸せだ。































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