もしかして・・・前世は同僚でしたか?
暇である。自宅警備員の仕事は、如何せん暇なのである。
こんな平々凡々の人生でいいのであろうか・・・。
否、いいのである。
なぜなら私は前世で地球防衛軍の司令官として地球のために戦ったから。
今世は平凡な人生を過ごすと決めているのである。
あの頃は、宇宙空間で数々の異星人から地球を守っていた・・・。強硬派の異星人もいたため骨が折れたものである。ひとときも休む暇なんかなかった。
けれども、地球に住むたくさんの人たちを守るため、日々私は戦っていたのである。
だから、今世は自分のために生きると決めた。自分のために平凡であると決めた。それが今の姿である。
もし、「今の人生、平凡すぎる・・・つまらない。」と感じているとしたら、おそらくあなたも前世は地球防衛軍として戦いの日々を過ごしていたのかもしれない。
もしかして・・・前世は同僚ですか?
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