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一目刺しの”裏側”の模様を見てみよう/フラップポーチ完成

試作していた、マチなしのフラップポーチが完成しました。
手のひらに収まる小さなサイズ。ふんわりとしたミニポーチです。

このフラップポーチのサイズ感が分かるように、動画を撮影してみました。

そして、こちらは完成した、マチがあるタイプのフラップポーチ。


「一目刺し」の刺し子は、裏側にも模様が現れるのが特徴。
小物に仕立ててしまうと、裏側は見えなくなってしまうのですが、今日は少し見てみましょう。

こちら↑は、"変わり花十字”
可愛らしい模様で、良く刺している模様です。緑色の糸で刺すと、四つ葉のクローバーのようですね。

この模様の裏側は、どんな感じでしょうか。

裏側はこんな感じになっています↓
なんとなく想像が付きましたでしょうか?
ちなみに、斜めのラインを刺さないと、"十の木に霰"という模様になります。
十の木に霰模様を刺すと、裏側にも表側と同じ模様が現れるんですよ。

変わり花十字の裏側


この細かい模様は、”亀甲花刺し”
模様の形が亀の甲羅の形に見えますね。

この模様の裏側は。。。。

こんな風になっています↓

裏側は、とってもシンプル。
表側の模様は、”くぐり刺し”という技法で模様を刺しています。

くぐり刺しは、表側に出た針目に糸をくぐらせていくことで、模様が出来ます。
針目に糸をくぐらせるので、くぐり刺しの模様は裏側にはでません。

表側の模様が少し複雑そうな模様なので、裏側はどうなっているのかな?と思われた方もいらっしゃるでしょうか?

面白いですね。

亀甲花刺しの裏側

さて、次は刺し終わった布を仕立てていきます。

マチなしのフラップポーチも、新作として制作予定です。
どうぞ、また遊びにいらしてください。

では、また。

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sashikonami
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