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多様なデザイナーキャリアの磨き方

この記事はGoodpatch Anywhere アドベントカレンダー6日目の記事です。

皆さんこんにちは、ささやんです。
Goodpatch AnywhereでUIデザイナーとして作ったものでゴリゴリ会話したり、組織のコミュニティ活性化のための仕組みをあれこれ考えたり、たまにUXデザイナーとしても活動しています。

今回は、キャリアや成長に悩む方々に向けて「多様なデザイナーキャリアの磨き方」をお話しします。

まえおき

まず、前提としてデザイナーの成長は手を動かす!それに尽きるとも言えますね。やっぱりこの身で得た経験に勝るものはないよ、うんうん。
でもそれはもうやってるよ、もっと他にアプローチ方法ないん?という時に、ここで心にとまったことをお土産に持って帰ってくれたら嬉しいです。
あくまで体験談なので合う合わないとは思うけれど。

1.役割の拡張

まず初めにおすすめなのは役割の拡張です。
あなたがUIデザイナーであればプロジェクトをとりまとめる役を担ってみたり、UXやPMなど、興味のある他の職種の役割を手伝ったり担当してみましょう。
私は前者のとりまとめ役を体験した結果、「よいプロダクトを作る」から「メンバーに楽しくバリューを発揮してもらいよいプロダクトを作る」という意識に変わりました。
そうすると目的が叶えるためのやるべき事が普段とは異なる視点で見えてきました。以下がその例です。

・メンバーの得意な領域を見定めて、役割をゆだねていく
・不明瞭になりやすいスケジュール進捗ややるべきことはメンバーの稼働状況とあわせてこまめに共有しあう
・悩み事や相談のしやすい場作りとそのヒアリング
・やることはちゃんとやる!でもその過程は楽しく

UIデザイナーの立ち位置になった時も上記の意識が残っているので、以前よりやるべき事ややりたい事が捉えられるようになりました。

普段とは違う立ち位置から自分の役割を眺めてみるのもよさそうです。

2.複数の組織に所属

2つめは複数の組織への所属です。
これは狙っていたわけではなく、Goodpatch Anywhereに入る前からの繋がりでできた体勢なのですが、やってみるとなかなかよい。
異なる組織に属して活動する事で、双方の良い所や特徴がより明確になりスキルアップに寄与します。
私の場合、Anywhereでは大型案件・大人数チームでじっくりしっかりとしたデザインプロセスを模索することができ、個人案件は規模は小さくなりますがインハウスデザイナーとして施策をスピーディーに実施できる強みがあります。
また、一方の組織で得た知見を他方に活用することで復習と練り上げができ、よりよいスキルアップのスパイラルが生まれます。
(ちなみに説明する時はまるで自分が発明したかのようなドヤ顔だけど、実際にはチームのみんなとがんばった賜物…🙏)
知見も手法も、度重ねることでより自分の身に付く手応えもあります。

先日はAnywhereで学んだFigmaのデザインファイル構成がよかったので個人案件でも活用し整理が捗りました。
逆に個人案件で活用したユーザーインタビューの形式をAnywhereでも一部転用することでスピーディーに事前準備ができました。

3.最適な仕事環境を整える

環境は、とてもだいじだと思うんです。
個人的には会社だと周りの音や人が気になってなかなか仕事に集中できなかったのですが、現在のフルリモート体勢になってからは非常に快適です。
静かな部屋で窓から緑も見えて、好きな椅子に座って服もリラックス極まれり…
※最適な作業空間は個人によって異なるので、フルリモート絶対正義ではないよ

もし環境で居心地が悪いことがあるなら変えてみましょう。

4.新しい体験をする

これは意識的に行なっていること。
できるだけ日々新しい体験をするようにして、その時に感じた違和感や興奮を覚えておきます。
デザインをする時に頭の隅に残っていたその時の記憶を抽象的にひっぱり出し参考にします。「あのツールの時間がない時に何回もレスポンスを要する操作はストレスがかかる」「旅行先のあの体験は今回のアプリでも活かせそう」などなど。

最近は友達が誘ってくれて、大人になってからちゃんと初めて登山しました。
陣馬山〜高尾縦走15km、山登りの人には普通な距離だと思うんですが、まるで子鹿で雛鳥でした…
あの時アシストしてくれた友達のホスピタリティとかサポートしてくれるYAMAP便利ねとか、準備不足だとほらすぐ足が痛くなったりとか、そういう体験を今後に活かすんや。
余談ですが、みんなで山頂で鍋を作った体験(しかも全員1人鍋)が楽しすぎて、クッカー&バーナーを買い込んで1人登山鍋までするようになりました。

5.チームで仕事をしたりコミュニティに属する

特におすすめなのはコレ!
複数のデザイナーとチームで仕事をすることで多面的な考え方や手法が学べます。
本やその他学習ももちろん役に立ちますが、実践で一緒に仕事するのが一番吸収率が良いです。
歴戦の戦士が真横で一緒に戦って刀を振るってくれるんですよ、糧にならないはずがない。

Goodpatch Anywhereでは体勢によってまちまちですが、1チームに対して2,3名ほどの同業種デザイナーがいます。
自身の作業で困ったことがあればすぐに相談ができ、さらに共同作業などでアイディアを持ち寄り1人で考えていたよりもさらによいUIに仕上がることが多々あります。
たまに意見がぶつかることもあるけれど、相手がどう考えているのかの姿勢を知れるし、みなプロダクトには真摯なので学びになります。

またAnywhereではナレッジ共有やコミュニティにも力を入れています。
週に1度の案件共有会では各チーム汗と涙で作っているプロジェクトの成功・失敗体験を知ることができます。
「ああ、同じところで悩んでた参考にしよう」「このメンバーは〇〇が得意なんだちょっと話が聞かせて欲しい」につながる、ありがたい時間です。情報のご褒美や。

他にも1on1制度やメンバーのリレー対談会など、チームの垣根を越えて同業多種のメンバーと関わることができます。
学びは多いし、単純に魅力的なメンバーとお話できるのは楽しいよ。

おわりに

Goodpatch Anywhereではデザイナーを絶賛募集中です!
ちょっといつもとは違うやり方で仕事がしてみたいな・成長してみたいなと思った方はぜひ扉を叩いてみてください。

以上、デザイナーのキャリアにおいて手を動かす以外にこんなやり方があるよ、のご紹介でした。
デザイナーの成長過程は人様々ですが、その人にあったやり方でみんなで楽しく磨かれて強くなっていきたいねの気持ちです。
読んでくれてありがとうございました。


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