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コラム14.139km先の白山遠望

 ついに、写真の画質補正や望遠鏡だけでなく、天山あまやまから肉眼で明確に白山を捉えることができました。「コラム11 天山から白山を望む」 「コラム8 天山からの眺望」の追記記事になります。2025年1月17日、福井県大野市の翌日の予報は晴れ。1月18日9時前に、天山山頂に向かいました。太陽光が低い冬の南方は、風もなく、逆光で霞んでいますが、北はすっきりと見通せて、視程が抜群です。山頂に登り、まずは、ヘッダー写真です。左の金糞山と、右のブンゲンやその右後ろの貝月山に挟まれて、白山が見えます。
 やりました。換算800mmの望遠で、白山を狙います。

白山遠望

 270度の大パノラマです。

大パノラマ

 さらにデジカメの設定でデジタルテレコンをオンにして、1600mm相当での撮影です。画質補正はしていますが、ノートリミングです。139km先の、標高2702mの白山を捉えました。右が標高2702mの御前峰、中央が標高2684mの大汝峰、左が標高2557mの七倉山です。

白山のアップ

 近江5峰も狙います。
 第1位の伊吹山:標高1377m 距離:52km。

伊吹山

 第2位の金糞岳:標高1317m 距離:61km。タムシバ山の向こうに、よく見えます。

金糞岳

 第3位の御池岳(鈴鹿山脈の最高峰):標高1247m 距離:36km。

御池岳

 第5位の武奈ヶ岳(比良山地の最高峰):標高1214m 距離:28km。 

武奈ヶ岳

 第4位の雨乞岳は、逆光で冴えないので、今回はパスです。そのほかの峰々も、調べて続編を書きます。
 そうこうしていると、守山の壮年のご夫婦が登ってきます。まずは、白山が見えることと、近江5峰のご説明。花緑公園からの登山路ではなく、初めてびわこ学園医療福祉センターからの登山路を登ってこられ、古墳も見られたとのこと。さらに、探検したくて、我が住区への天ノ川ルートを降りて、希望が丘文化公園南ゲートから帰られたこともあると。整備している登山路を利用していただき、嬉しい限りですね。南尾根を行くとどうなるのかと聞かれて、薮が厳しいけれども降りることができて、大山川に出ると、右に進んで、小山川沿いを上流へ進むと、びわこ学園まで戻れる旨を伝えました。2か所広場があり、そこから薮に覆われた小径を探すのは大変な旨は伝えました。
 話が終わろうとしたときに、今度は大垣から壮年の男性1名が登ってきました。初めての山で、青い空と琵琶湖、低山にもかかわらず7方位の山並みが見える大パノラマに感激されています。車を持っていないので、滋賀県の鉄道駅から低山を登り、あと2回で滋賀県内一筆書きで大垣から京都まで横断を達成すると言ってました。南稜コースを西に進み、大山川を降りて、菩提寺山に登って、石部駅から帰るとのことです。菩提寺山の山頂から野洲市南桜の野蔵神社に降りる薮がきつい小径があることをお教えしました。
 いずれも、YAMAPなどを参考にしつつ、載っていない小径を探訪する人が結構いるのですね。登山路整備と地図作成・配布のニーズが高いことを知り、今後の天山整備の励みになります。


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