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77.大パノラマの梶ヶ森でのんびり

 高知県大豊町にある標高1400mの梶ヶ森は、1200m以上はササやススキのなだらかな草原が広がり、四方が見渡せる独立峰です。梶ヶ森県立自然公園に指定されています。町道梶ヶ森線を通り車で山頂までアクセスできます。2023年5月2日に訪れました。

梶ヶ森山頂付近の地図(上が南) 案内板より

 アクセス路は地すべり地帯に田畑や家屋が広がっています。

地すべり地帯の斜面

 国土交通省が設けたギャラリーさぼうがあって、休憩ができて、四国の石が展示されています。梶ヶ森の山頂部は、弱変成チャートでできています。

ギャラリーさぼうの石の展示

 7合目には、弘法大師が修行をしたという、定福寺の奥の院と竜王の滝があります。ここを超えると、トサノミツバツツジが現れます。

7~8合目の町道横の斜面に咲くトサノミツバツツジ

 8合目当たりから開ける南側には、トサノミツバツツジの先に、山並みが広がっています。

8合目から南の眺望

 9合目当たり、トサノミツバツツジに挟まれた道を山頂まで進みます。

9合目のツツジに挟まれた道

 一等三角点があり、360度のパノラマが開けます。皆さん、景色を眺めて、本を読んだり、思い思いのんびりと過ごしています。ユーフォニアムだかチューバだか確認できなかったけれども、山頂でずっと吹いていた人もいました。

梶ヶ森山頂から北を見る

 山頂には、通信・放送のアンテナ群が設置されています。遠方まで見渡せます。

梶ヶ森山頂から南西を見下ろす

 東には、今登ってきた町道と、9合目のキャンプ場、8合目の天体観察施設がある町営山荘梶ヶ森が見下ろせます。

梶ヶ森山頂から東を見下ろす

 キャンプ場まで降りてきました。キャンプ場横には、バイオトイレが設置されています。

バイオトイレ

 山頂を見上げると、トサノミツバツツジが点々と咲いています。

9合目から山頂を見上げる

 天狗の鼻の岩場の下にある群生地です。

天狗の鼻の下のトサノミツバツツジ

 トサノミツバツツジなので、1つの蕾に3花が基本出る。

トサノミツバツツジのアップ

 午前の女性3人のパーティーと出会っただけで未舗装の林道から嶮しい奥工石山に登った後に、午後に多くの人が日ながのんびりと過ごしている梶ヶ森を訪れたので、著者も眺望と花のアップに集中して撮影はしたけれども、ほとんど歩き回らず、つられてのんびりとしていました。


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