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36.仏舎利塔のツツジ寺 円明院
香川県の春の観光パンフレットに毎年載っている花の寺と言えば、三豊市仁尾町家の浦の山間に佇む、コバノミツバツツジの庭の七宝山円明院です。
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駐車場には大きなクスノキがあります。石段を登り、本堂へ。仏舎利塔とツツジの案内に沿って、左手から裏庭に回ります。
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本堂と、寺務所の間から、満開のコバノミツバツツジが顔を覗かせます。
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坂道を登ると、ツツジの間から、白く輝く仏舎利塔が現れます。1977(昭和52)年に建てられた仏舎利塔(パゴダ)で、中にはタイのワットパクナム寺から送られてきた等身大の釈迦涅槃像が安置されています。
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見下ろす寺の甍と、コバノミツバツツジは相性がよいです。2020年4月10日、2022年4月3日、2024年4月9日の3回訪問しました。いずれの日にも、一眼レフカメラを携えた人が、何人も撮影していました。
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寺の裏手の山には、自生する百数十本のコバノミツバツツジが、咲いています。
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下草は丁寧に刈り取られ、園路は歩きやすいです。オンツツジなど他の野生種のツツジも植えられて育っています。
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2024年に訪れたときには、新たに休憩所がつくられていました。住職が熱心に、庭を管理しているのでしょう。年々成長する庭が、魅力的です。
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三豊市内では、各所でコバノミツバツツジが見られます。寺のある荘内半島の付け根に位置する、標高274mの高尾木山の東側の登山路では、花崗岩質の3合目から8合目までに、コバノミツバツツジが多いです。
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1合目から順に案内板が置かれ、必要な場所にはロープが張られて、要所にはベンチも置かれています。5合目の休憩所からは、眼下の詫間の街並みと、瀬戸内海の島々が一望できます。
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高尾木山山頂は、戦時中に海軍の機銃陣地や探照灯陣地が築かれた場所です。西側の島々も見えます。
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著者はまだ登っていませんが、三豊市の荘内半島のより先の標高352mの紫雲出山は、車で山頂近くまでアクセスできて、コバノミツバツツジが登山路に咲いています。
山間の仏舎利塔や甍や、瀬戸内海の眺望に、コバノミツバツツジが寄り添って微笑んでいる姿が、三豊市にありました。