36.墓苑を見守るコバノミツバツツジ

画像1 岐阜市営の岐阜市大洞にある大洞光輪公園墓地は1966年に開園した面積23.7haの公営墓地です。この墓地の敷地内に、岐阜市が2018年に天然記念物に指定した、大洞のコバノミツバツツジ群落があります。
画像2 2019年4月18日、少し散り始めていましたが、大洞光輪公園墓地を訪問しました。管理事務所の横で園内地図を確認して、芝生広場横の駐車場に車をとめます。
画像3 E・F区画の、墓石が並ぶ斜面に、コバノミツバツツジが咲いています。
画像4 標高90m付近の尾根に展望台があり、その周りにもコバノミツバツツジが咲いています。
画像5 高さ10mまでのアカマツ林、コナラ林の下に、モチツツジ、ネジキ、ヒサカキ、アセビなどとともに、4~5mの高さに成長する1270株のコバノミツバツツジがあることが、記されていました。
画像6 公園墓地では、定期的に下刈り、間伐といった作業が行われており、これにより林冠木の立木密度が低く、下層や林床まで光が届く良好な条件が維持されてきたので、コバノミツバツツジの群落が残り、天然記念物に指定されたのです。桜とともに、コバノミツバツツジが、墓苑を見守っていました。

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