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【初心者でも簡単】動画生成AI「Runway」の使い方【触って一日で2分間の動画を作ってみた】

昨年末、「sora」という日本語に対応した動画生成AIが話題になりましたよね。

以前から動画生成AIで何ができて、どこまでのことができるのか興味があった私ですが、これを機に「動画生成AIって実際にどれくらい簡単なの?」と、実際に触って確認してみることにしました。

ちなみに、興味はあっても実際に使ってみるまでに、わりと時間がかかったのは、動画生成AIの多くが有料であったことが理由です。

正直、動画生成AIには少しハードルを感じていました。
AIで何かを生成する際には、「プロンプト」と呼ばれる指示文を使うと聞いたとき、正直「呪文…? 何それ…?」と思いました。それが私の率直な感想です。

さらに、「こんな私でもお金を払って使いこなせるのかな…? 無駄にならないかな…?」と、不安な気持ちが頭をよぎりました。
そんなわけで、興味を持ってから実際に使う決意をするまで、少し時間がかかってしまったのですが、結論としては「こんなに簡単なら、もっと早くお金を払ってでも使ってみたらよかった!」でした。

今回の記事では、私のように「動画生成AIって難しそう…お金をかけても使いこなせるかな?」と悩んでいる方に向けて、実際に私が作った動画を紹介しながら、初心者におすすめの動画生成AIとその使い方をご紹介します。
同じ初心者の目線で楽しんでいただければ嬉しいです!


初心者にオススメしたい動画生成AI「Runway」

今回私が紹介しておすすめしたいのが、初心者でも直感的に操作できると評判の「Runway」です。

「Runway」は、初心者でも簡単に使える動画生成・編集AIツールです。
直感的な操作で、画像やテキストから動画を生成したり、映像を加工したりすることができます。

これは私が実際に「Runway Gen-3 alpha」を使って作ってみた「AI料理動画」です。(Runwayに登録して一日で作りました。

「Runway」を使えば、このような今人気の「AIエンタメ」の一つである「AI料理」動画などを簡単に作ることができます。

このような動画を「Runway」を使い始めて一日目の初心者の私が作れたのですから、本当に初心者でもわかりやすく、使いやすい動画生成AIだと思います。

また、以下のような動画も制作可能です:

・テキストからストーリーを作る「AIショートムービー」
・プロダクト紹介やレビュー動画
・キャラクターが動く「AIアニメーション」
・音楽に合わせた「AIミュージックビデオ」
・イベントや思い出をまとめた「スライドショー動画」

こうした動画も初心者でも手軽に挑戦できるのが「Runway」の魅力です。

他にも、動画生成AIに興味がある人以外にも、動画制作に興味があるけど、ソフトに詳しくない人や、とりあえず簡単に試してみたい人にもおすすめです。


「Runway」の使い方

1.アカウント登録

▼以下にアクセス

右上の「Get Started」をクリックして、アカウント登録を行う。

私はGoogleアカウントで登録しましたが、連携に「同意」するボタンを押すだけで登録が完了したので、とても簡単でした。

2.プランを選択

アカウント登録が完了したら、最初は無料プランとなっています。
この状態でも「125クレジット(※)」が配布されているので、動画生成を一回試してみるといいです。

プラン選択の画面

※クレジットは動画生成に必要なポイントのようなものです。生成する動画の長さやサイズによって消費するクレジットが代わり、手持ちのクレジットが無くなると動画生成が使えなくなります。

ただし無料でもらえる125クレジットは、正直、動画生成を試すとすぐに終わります。
無料プランで試してみて、気に入ったら「Standard」以上のプランを選択するといいでしょう。
たとえば$15の「Standard」プランは、625クレジットが配布されます。
クレジットが足りなくなった場合はプランの変更もできますし、追加でクレジットの購入もできます。

3.動画の作成

テキストや画像、あるいは動画から動画を生成できます。
どの方法でも、プロンプトの指示が必要です。

指示の仕方はRunway AI社の「プロンプロガイド」がわかりやすいです。

https://help.runwayml.com/hc/en-us/articles/30586818553107-Gen-3-Alpha-Prompting-Guide

例えば…

プロンプトは会話形式やコマンド形式ではなく、説明的なものでなければなりません。

NG例:友達二人が誕生日ケーキを食べているビデオを作ってもらえませんか?
OK例:2人の友達が誕生日ケーキを食べます。

否定プロンプト、または起こるべきではないことを説明するプロンプトは、Generative Video モデルではサポートされていないので、プロンプトでは肯定的な表現を使うべきです。

NG例:カメラは動きません。動きはありません。空には雲がありません。
OK例:静止カメラ。カメラは静止したままです。澄んだ青空

実際に動画を作ってみます。
今回は画像から動画を生成します。

たとえば、この画像から動画を生成する場合

chatGPTで作った架空の女性の画像

【手順】

動画の生成画面

①に画像をアップロードする
②に以下のようなプロンプロを入力
「二人の女性が微笑みながら正面に向かって手を振っている(※日本語でも可能ですが、今回は実際は英語で指定しました)」
③の「generate」ボタンを押す

これだけの手順で以下のような動画が生成されます。

もちろん、おそらくもっと複雑な動画を生成するには、プロンプロを細かく指示しないといけないのですが、でも簡単ですよね。

以下は初心者の私が感じた「Runway」の使いやすいポイントです。

・比較的安いプランから使える(有料プランは$15から)
・画像から動画を簡単に生成できる
・初心者でも直感的に操作できるUIがいい
・クレジットを使い終わっても、どのプランでも追加でクレジットが購入できる

また、情報を検索するとプロンプトの使い方などを詳しく紹介したページなどもヒットして、情報が多いなと感じるのも使いやすい部分だと思います。


最後に

もしあなたが動画生成AIに興味があり、「使ってみたいけど…難しそう」と悩んでいる場合、初心者でも使いやすい「Runway」はおすすめです。
商用利用が可能なので、アイデア次第でビジネスにも活用できます。
(私もプロモーション動画のイメージ作成に、早速活用しようと考えています)

動画生成AIは、創造性を爆発させる強力なツールですが、ディープフェイクをはじめとする倫理的な問題も無視できません。
特に、個人の肖像権や著作権に関しては、十分な知識と注意が必要です。

それらに気を付けて、ぜひあなたも動画生成AIを活用してみてください!

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