*この記事は"売れる方法"などの情報は書いていません。
「自分の音楽を必要としている人に届けるためのヒント」
が書かれています。筆者の活動に特化した悩みに対するアドバイスということをご了承ください。
対談形式で長文になりますが、お読みください。
(*結論は①に書いています)
1. 作り手としての自分が見えない
筆者)
これまで音楽活動をしてきて自分でできる範囲のことはほとんどやり切り、限界を感じています。とくに最近は一年ごとにすぐSNSを含む社会状況が変わることを実感しています。
なので、一年前に通用していたことが翌年には通用しないとかが当たり前になっているように感じます。
そんな中で自分の音楽を必要な方にどうやって届けることができるか、届いているかを実感できません。
お金をかけてインフルエンサーに依頼し拡散したとしても、その時だけで終わり、届いて欲しい人には届かないと思います。だから草の根的な活動にならざるをえないのかなと思っています。
以前は音楽とアーティストというのが結びついていましたが、現在は例えばSpotifyで音楽を聞いて気に入ったらプレイリストに入れるだけで、ほとんどのリスナーは"その音楽を誰が作っているかということに興味がない"ように思います。音楽は聞き流して終わりになります。
筆者)
していますが、効果や活動の広がりを感じることはありません。音楽とアーティストが結びつかないっていう理由がプレイリスト以外にもあるように考えています。
そもそも音楽が無料で聞けるということが当たり前のこととしてありますが、例えば作品に価値を求めるよりも、その人自身が創作することに興味があり、曲を聞いた時に自分でもそういう音楽を作りたいと思うようになるのかなと。
今ならAIで簡単にクオリティの高い音楽や創作物を作れるので、SNSはいわばネタを仕入れる場所になっているような気がします。
2. 消費的な意味で振りまわされない
3. 自分の音楽が必要な人はどこに?
筆者)
活動していたバンドの音楽は煽る音楽ではないので、好きになってくれそうな人が見えづらいです。
けれど、ライブをしていた時期やCDをリリースした時に感じたのは、 ライブを聞いてくれたり、グッズを購入し応援してくれる人が確実にいるということでした。
穏やかな音楽ですので、それに共振してくれる人は穏やかな人が多いです。ですので、そういう人はライブハウスに行ったりという行動を取りません。 またほとんどの場合「陰ながら応援します」と言われます。
つまり自分の音楽を好きな人がいても、その方を見つける手段は難しいです。
SNSでも一見音楽を聴いてそうではない人でも、ライブを聴いた時に「すごい良かったです」「CD買いました」と言ってくれる方が少なからずいます。
偏見かもしれませんが、Rockが好きな方は分かりやすく、自分の作る音楽ジャンルでは分かりにくいです。
自分の音楽を気に入ってくれる人は確実にいるけれど、音楽を知ったあとに作り手に興味をもってもらう方法はSpotify等ではないような気がします。
4. 日常の中でそっと流れている音楽
筆者)
自分の曲だけのものはすでにあります。
5. 聞いてもらう場面を想定してとどける
筆者)
聞いて欲しい場面を明示してプレイリストを作ったことはないです。 曲を勝手にそういうプレイリストに入れられたことはありますが。
6. たくさん聞いてもらう形と別の選択肢
筆者)
好きなアーティストの世界観にアルバムを通して浸りたいという派なんですが、作り手として届ける場合は、そういう方向ではなく、日常で流れている音楽をまとめたプレイリストという考え方をした方がうまくいくのかなと感じました。
7. SNSで丁寧に情報をとどける
筆者)
舞台をされているとお聞きしました。集客するときに何か有効な方法はあったりするんでしょうか?
筆者)
SNSの反響と集客はある程度比例するのでしょうか。
8. 音楽を流してもらう場所と顔のみえる関係
筆者)
過去にあった事例ですが、CDリリース後にメンバーや遠くに住んでいるファンの方々からお店に行った際に偶然バンドのCDが流れていたことを教えてもらいました。
おそらくそういうお店が他にもいくつかあると思いますが、お店の公式SNSには当然その音楽を流していますという投稿はありません。ですので、バンドのSNSで"○○で僕らの音楽を流して頂いています"と投稿していました。
感謝とうれしい気持ちがありましたが、ブランディングとしては弱いと思います。
筆者)
お店の公式のアカウントでこういうのを流してますっていうのを投稿してもらえるだけでブランディングになると思いますが、ないのでそこで止まってしまいます。
事務所に所属していない個人のアーティストでは対等にビジネスではつきあえないと実感しました。だったらこちらも事務所を構えてやればいいんですが、創作や活動以外の労力が残っていません。
今は当時と状況が変化していますので、お店のBGMをCDではなくSpotify等でプレイリストを組んで流されていると思うので、もはや自分の曲が流れているかどうかも把握しづらいと思っています。
9. 作家として10年後も誇れる創作活動
************************
ここからもうひとりの担当者の方も加わり総括的なアドバイスをいただきました
************************
10. 個人的な時間のなかで聞きたい音楽
11. 暮らしや人生と結びつく音楽
12. ここぞという時はデザインを一新
筆者)
具体的なアドバイスをたくさん頂きまして本当にありがとうございました。少しずつ実践していこうと思います。