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①アーティスト活動のヒント ▶︎ 10年後も誇れるような今を

*この記事は"売れる方法"についてではなく、
自分の音楽を必要としている人に届けるためのヒント」に焦点をあてています。

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なにそうだん」にアーティスト活動の相談をしました。

理由は、

"メインでやっているプロジェクトでの活動に創作以外の点で限界を感じた"

のと、

"インディーズで音楽活動を続ける中で、自分では気がつかない視点でアドバイスを頂きたかったから”

です。

「なにそうだん」は大阪市のアーティストサポート事業の一環でアクティオ・Be Creative共同事業体が運営されています。

自分自身の活動に特化した相談内容ですが、音楽活動をされている方にも何かヒントになるかもしれないと思い内容をシェアします。

また「なにそうだん」は2024年3月31日で終了とのことでした。有意義なサービスなので非常に残念です。

相談の流れ

1. 申し込み
2. 日程調整
3. オンライン(zoom)での相談
4.アンケートの回答

相談の目安は1時間でしたが、必要に応じて延長することもできました。
担当して頂いた方は2名でした。こちらの日程の都合で担当者は音楽専門ではありませんでしたが、結果的に音楽アーティストとは別の視点でアドバイス頂けたので非常によかったです。

自身の音楽活動

フォークトロニカ/エレクトロニカというマニアックな音楽ジャンルで、複数の生楽器/民族楽器とリズムトラックを組みあわせた親しみやすいサウンド(歌モノとインスト)で、国内外での演奏活動のほかCD等のリリースをしてきました。

詳細は下記プロフィールをご覧ください。

相談内容

"自分の音楽を必要としている人に届ける有効な方法とアドバイスについて"

問題点

リスナーにとって音楽とアーティストが結びつくのが理想だが、現在(2024年)の音楽の聴き方は、曲そのものがただ消費されるだけで終わっている。

乱暴な言い方ですが、聞き流しをする一般的なリスナーにとってはその曲を誰(人もしくはAI)が作っているかは興味がない

結論

楽曲を作ることにおいて、世の中との距離感を自分が納得しながらやっていく

10年後の自分が今やっていることをアーティストとして誇れるように活動する


世の中の距離感というのは、その時々で変わる"主流になっていること"です。(例:昔はCDだったのが今はSpotifyなどの無料のストリーミング)

どうしてこの結論に至ったのか?

対談形式で別記事に投稿しています。

もしよろしければ、お読みください。

相談をおえて

*自分自身に向けての内容です。

以前の自分は焦っている時、目先のものに流されやすい傾向がありました。また不足感にみち溢れたまま生きていたので、「足りない」を追い求めていました。

社会変化の早さは自分の創作スピードを不自然に加速させ、不足感はある種ドーピングのようにモティベーションを無理やり上げていたように思います。

SNSのレスポンスや演奏動画の再生回数にイライラしたり、活動する中で「今だけよかったらいい」と思ったことは何度もありました。

それらはすべて「音楽が売れて欲しい」という商業的な欲求を満たすためだけでした。そしてそれは叶いませんでした。

今回相談会を受けて、自分が本当に望んでいたことは、

「未来の自分が、今やっていることをアーティストとして誇れるように活動する」

と、気がつきました。

状況がすぐに変わるSNSや作品のリリース形態、リスナーの興味など、社会との距離感を慎重にとりながら、目先のことではなく、時間がかかっても焦らず丁寧に創作活動に向きあうことが大切だと思いました。

そうすれば、少ないかもしれないけれど、同じように考えている方に自分の音楽がたぶん届くような気がするし、それこそ自分が望んでいる音楽のあり方だと思いました。

社会がいくら変化しようと、AIを使って数秒で音楽が作れても、SNSで人の価値観が多様化しても、

創作に対する自分軸がぶれない限り、作品は普遍性をともなって必要としてくれる人のもとへ届く

ような気がします。

相談会での話の中で、根本的な考えに「ハッ」と気づかされて本当にうれしかったです。そして対応していただいたお二人に心から感謝の気持ちでいっぱいです。

残りの人生、思いっきり作品作りに向きあっていきます。

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