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【 ① 導入編 】心地いいDeep Houseを制作するための5つ以上のコツ ▶︎ Model:Cycles
Elektron Model:Cycles(以下、m:c表記)を使って
Deep Houseよりの
心地いいトラックを制作
しました。楽曲は一発録りをして映像に収めました。
ちなみにDeep Houseとは、
ハウスミュージックを細分化した名称の一つである。
125 BPM前後のテンポで、陶酔感を誘うメロディにシンプルなメインビートで派手過ぎるような音色は避け、緩やかに展開していく曲構成などが特徴で、ディスコやガラージュなどブラックミュージックから大きな影響を受けている。
トラックの抜き差しで展開
していくハウスミュージックでありつつ、どちらかというと
穏やかな音色やゆるやかな展開が特徴
です。
筆者にとってDeep Hoouseといえば、ドイツのBen Böhmer(ベンベーマー)。彼の音が大好きで影響を受けました。
m:cでDeep Houseを作りたいと思いチャレンジしました。結果、あくまでDeep Houseよりの音になりましたが、心地いい雰囲気に仕上がりました。
今回はこの曲を題材に
Model:Cyclesを使って
Deep House制作時に
活かせるコツ
をシェアします。
記事で予定している内容は、
・アレンジにメリハリをつける → 音同士の凹凸をはっきり
・心地いいgrooveを生み出すコツ → 浮遊感など
・ミニマルなフレーズを飽きさせずに展開させるコツ
・音に厚みをつけるコツ
・メロディーを長い小節に打ち込む方法
・deep house的な音色作成のコツ
などです。
こうすればいい感じの雰囲気になるという「実践的な内容」に絞って書きます。
有料級の内容です。
初心者の方向けに分かりやすく、
ポイントを押さえて
書きます。
ですので、
実機を鳴らしながら
記事を読み進めることをオススメ
します。少しでも楽曲作りの参考になればうれしいです!
ということで、今回は導入編ということで、前提となる情報を書いていきます。
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【 プロジェクトファイル 】
下記URLから
制作で実際に使用したファイルを無料でDL
ファイルは
・プロジェクトファイル(音色含む) 拡張子:mcprj
・プリセット(音色) 拡張子:mcpst
の2種類あります。m:cへのインポート手順は下記記事を参考にしてください。
***ファイルの二次配布、商用利用はいかなる場合も許可していません
***ファイルのインポートに伴ういかなる損害に関しても筆者は責任を負いません
***インポートは事前にバックアップをとるなど自己責任でお願いします。
まず、前提となるパターンやトラック(音色)の情報を書きます。
【 パターン 】
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BPMは128です。
本プロジェクトファイルで使用したm:cのパターンは計7つ。パターンごとの説明は下記です。(Pはパターンの略)
P1:イントロ1
P2:イントロ2
P3:未使用
P4:メイン1
P5:メイン2(メイン1を盛り上げたもの)
P6:メイン3(メイン2を盛り上げたもの)
P7:未使用
P8:未使用
P9:インターバル
P10:エンディング(アウトロ)
(上記以外のパターン(13~16)は使っていません)
未使用にしている理由はパターンを変更する時に見やすくするためと、パターンのグループ化を視覚的に分かりやすくするためです。
【 展開 】
各パターンを再生中に
つまみを動かすことで
パラメータを変化させ
曲を展開
していきますが、
大きくはパターンそのものを変更して展開
していきます。
【 パターンの展開順 】
P1:イントロ1
↓
P2:イントロ2
↓
P4:メイン1
↓
P9:インターバル(間奏)
↓
P5:メイン2(メイン1を盛り上げたもの)
↓
P6:メイン3(メイン2を盛り上げたもの)
↓
P10:エンディング(アウトロ)
イントロとエンディングはなくても楽曲として成立しますが、壮大さを少し出したかったのと、展開に幅を持たせる意図があり制作しました。
以上、今回は導入篇でした。次回はトラック制作で使用した実践的な内容を書いていきます。
それから記事をお読みいただいた方で、もしご不明点や質問があれば、コメントで教えてください。筆者のスキルの及ぶ範囲になりますが、できるだけ記事内で回答させていただきます。
お読みいただき、ありがとうございました!
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