見出し画像

UIデザイナーがgoogle courseraのUXデザイン基礎を学んでみた / 04

デザインスプリントを理解する

デザインスプリントは、明確な目標を元に、少ない工数で仮説を立て、アイデアをプロトタイピングを作成しユーザーテストを行う事で、迅速に問題解決できる実証済みの方法論です。デザインスプリントは、理解・アイディア・解決・プロトタイプ・テストの各ステップを1日ごとに行い、5日間でスプリントを回していくのが一般的です。

googleのデザインスプリント

デザインスプリントのテスト後のふりかえり

すべてのデザインスプリントは、チームで何か新しいことを学ぶ機会です。これは、初めてデザインスプリントに参加する初級レベルの UX デザイナーにとって特に便利です。

デザイン スプリントでは、次のことに重点を置きます。

  • 設計上の課題を理解する

  • 課題解決のアイデア

  • 解決方法の決定

  • いくつかある解決方法のプロトタイプ作成

  • それらのプロトタイプをテストする

デザイン スプリントの直後に、チームはふりかえりを開催する必要があります。ふりかえりは、デザインスプリントの共同批評です。スプリントに参加したすべての人がフィードバックを提供し、改善について考える機会を持つ事で次のスプリントに生かします。

ふりかえり中に尋ねる質問は次のとおりです。

  1. 何がうまくいきましたか?

  2. 改善できそうな点はありますか?

この質問に答えることで、チームとしても個人としてもより良い仕事ができるようになります。

うまくいったこと

チームが成功した領域について話し合うことから、ふりかえりを開始します。チームの勝利を分析し、将来のスプリントにどのように適用できるかを考えてください。

ふりかえりのこの部分では、次のような質問が挙げられます。

  • 最も時間と労力を節約できたツールは?

  • 最も満足感を感じたのはいつですか?

  • このスプリントでチームに最大の貢献をしたのは何ですか?

これは、チームメンバーの優れたパフォーマンスを認める良い機会でもあります。成功を祝うことで関係が築かれ、チーム内の結束と調和が高まります。

改善すべき領域について

うまくいったことを確認したら、次は改善すべき点について考えます。チームメンバーは何がうまくいかなかったのかを知りたがるので、次回はもっとうまくやれるようになります。

改善のための共有エリアに全員が参加するよう奨励します。誰かが率直に話すことに神経質になっている場合は、それぞれの付箋に匿名で自分の考えを書いてもらいます。これにより、攻撃を引き起こすことへの懸念がなくなり、集団思考の可能性が減少します。集団思考は、各自の発言が平等に行われないために、改善すべき点が見落とされる可能性があります。

フィードバックを構造化するために、デザイン スプリントの各フェーズ (理解、構想、決定、プロトタイプ、テスト) を検討します。どの時点でミスステップがありましたか? それらの課題の原因は何ですか? 1 つまたは 2 つのフェーズが計画どおりに進まなかった場合は、あなたの見解を共有してください。

ふりかえりのこの部分では、次のような質問をする可能性があります。

  • 不意を突かれた原因は何ですか?

  • 最も頻繁に発生した問題はどれですか?

  • チームとして最大の試練を経験したのはいつだと思いますか?

次に、スプ​​リントの結果または最終成果物を調べて、次のような質問をします。

  • チームは、設計を完了するために必要な作業を過大評価、または過小評価しましたか?

  • 外部要因によって生産性が低下しましたか?

  • 最終的なデザインがユーザーの問題を解決できましたか?

チームが最終的により良い解決にたどり着くことができた方法を特定します。
ふりかえりは、恥をかかせることではなく、力を与えることを目的としていることを覚えておいてください。チームメンバー自身の作業に問題がある場合は、チーム全体のふりかえりではなく、そのメンバーと個人的に問題に対処することをお勧めします。

学んだ教訓

ふりかえり会議終了までに、チームで何がうまくいったか・改善できるかを理解できるようになります。次のスプリントの前に、前回のふりかえりの結論を確認してください。

  • スプリント中に発見したことで、まだ疑問に思っていることは何ですか?

  • チームでより良いソリューションをつくるのに、現在のプロセスが可能性を妨げていますか?

05に続く


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?