目立つのは手段であって、目的ではない
せっかくブログとして発信するからには、一人でも多くの人に見てもらいたい!
そういう思い、ブログを書いている人なら一度は持つことだと思います。
てなわけで、現在、マイブーム中の勝間和代さんの著書『目立つ力 インターネットで人生を変える方法』を読み漁った次第なのです。
ロジカルに問題を解決する力、人間関係において誠実であろうと努め、日頃から様々なところにアンテナを張りめぐらせ、思ったことや気づいたことはどんどん試してみる。
そんな勝間さんの前向きな姿勢からは、とてもたくさんのことを学べます。(気になった方はぜひネットで調べてみてください。最近はYoutubeにも役立つ情報を投稿してくださってます)
さて、本書が発行されたのは2009年。WBCでイチローが劇的なタイムリーを放った年。それがもうかれこれ10年以上も前のこと。(時が経つのはほんと早いですね……)
ですのえ、本書で取り扱われてるテクノロジー的な内容に関しては、当然古くなってしまってる部分もあります。
しかしながら、内容の大部分がネットにおけるコミュニケーションの本質的なことに焦点が当てられているので、とても面白く読ませていただきました。
そして、本書の中で、ズドンと響いたのは”目立つのは手段であって目的ではない”という一文。
そう、その通りなのです。
本当に頭のいい人は”目立つ”ということに対してこう捉えるんだなぁ、と。
日本には、なるべく周囲と同じように足並みをそろえて同じように振る舞うようにするべきだ。
という文化が根づいているので、多くの日本人が目立つということに対してあまり良い印象を持っていないことでしょう。
皆が揃って同じ方向を目指している時に、一人違った行動をとると目の敵にされる。目立つことは、敵を作ることにも繋がりやすい。
真面目な人はこの教えに従って、目立つことを極力避けようとする。
馬鹿な人は、注目を集めることが快感になって目立つことが目的になってしまう。
馬鹿で真面目な自分は、その両方を持っていたんだなと気づかされたり^^;
目立つことは怖いんだけど、注目を浴びるのってやっぱり気持ちいい。というジレンマ。
人に承認されたい。称賛されたい。注目を集めたい。
いわゆる承認欲求というのは、人が根源的に持っている欲求だと思うのです。
だけど、承認欲求の方向にウエイトが傾き過ぎると、人はどこかしら捻じれてこじれてしまう。これは引きこもった経験のある自分だから、よくよく分かる。
認められようとする自分が先に立って、相手とのコミュニケーションがきちんと取れなくなってしまう。
目立つことは、あくまでその先に達成したい目的があってこそで、宣伝方法に過ぎないのですよね。
達成したい目的という軸が欠けてしまうと、自己顕示欲だけが全面的に押し出されて、どうにも浮ついた印象になってしまう。
この状態は見ていて非常に痛々しいので、気をつけたいところ。若気の至りってやつですなぁ・・・・・・笑
その他にもブログを戦略的に展開していくイロハがたくさん書かれていたので、まだまだ試行錯誤状態ですが、思ったことは一つ一つ実践していこうと思います。
貴重なお時間をいただいて、僕のブログを読んでくださった皆様、ありがとうございます!
読んでくれる人ありきのブログだということも、この本から学ばせてもらいました。
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