アクセラではとにかく愛されるプロダクト・トラクションを作る。そのために、貪欲になる。
プレシード・シードフェーズのスタートアップアクセラレーションを6ヶ月間受けることに決まったので、その6ヶ月間を最大限有効活用し最大限成果を出すor成長するために、私はどうすれば良いのか、ChatGPTに聞いたり調べてまとめます。
視点1:普遍的な方法論から考える
明確な参加目的と目標を整理して設定する
短期・中期目標の設定:6ヶ月の間に達成すべき具体的なゴール(資金調達、ユーザー獲得、製品開発のマイルストーンなど)を設定し、進捗を定期的に確認します。
毎月の目標:各月に集中して達成したい具体的な成果を設定し、これに向けたアクションを明確化します。
毎週の目標:毎週の振り返りと次の優先事項を整理して、一週間のモメンタムを最大化
メンターに求めるものや悩みを素直・明確に伝えた上ですり合わせ、自分とメンター間で目線とベクトルを合わせる
メンターとの定期的な対話:定期的にメンターに進捗を共有し、フィードバックをもらうことで、問題点を早期に発見し、改善につなげます。
毎回の定例のWhat/目標設定:定期的な会議では、毎回目的が何で、何が達成されればその定例が成功なのか事前に整理
定例後の議論内容とネクストアクションの整理:定例後に、その定例で出た学び及びネクストアクションを整理し、思考をインクリメント+次回の定例までの間にコミットすることを明確化
明確な質問リストを準備:メンターから最大限の知識を引き出すために、事前に具体的な課題や質問を整理しておくと効果的
ユーザーの声をとにかく集める:仮説思考
自分やメンターが話すこと・考えることは常に仮説であり、常に正解を持っているのは市場またはユーザーである。
そのため、毎回の打ち合わせでは"空中戦"をして無駄にならないよう、毎回ユーザーの声を集めてきて議論・検証の土台を用意して臨む場にする。
ピボットと改善の柔軟性
市場フィードバック/データドリブンな意思決定:ユーザーや市場からのフィードバックを迅速に製品や戦略に反映し、トラクションを作り出す。もし、逆に市場のフィードバックがないのであれば、素直にその現状を受け入れて、考える。
柔軟に、でも柔軟になりすぎても。
自己成長と学び
定期的な振り返り:毎週、自己成長や事業の進捗を振り返り、次のアクションを調整します。
課題に挑戦:新しいスキルや知識を学び、成長のチャンスとして活用します。
参加者とのネットワーキングとパートナーシップの構築
他の参加者との連携:今まで他人でも、同じアクセラというだけで格段に声をかけやすい状況。アクセラレーターの他のスタートアップとも情報交換し、仲間として支え合う。
業界リーダーとの接触:普段は関係が遠くても、アクセラ期間というだけで格段に声をかけやすい状況。投資家や業界のキーパーソンにアプローチし、将来的な資金調達やパートナーシップに備えます。
資金調達準備
資金調達のタイムライン:アクセラレーター終了時点での資金調達を見据えるのであれば、そこから逆算して必要な資料(ピッチデッキ、事業計画書、財務予測)とその内容を準備。
投資家との関係構築:可能な限り早い段階で投資家とコンタクトを取り、関係を築いておくことが重要です。
視点2:Y combinatorの事例から考える
プロダクトに集中する
プロダクト開発と市場フィットの優先:Y Combinatorの成功したスタートアップは、常にユーザーに"価値を提供するプロダクトの開発"にフォーカスしていました。ユーザーのフィードバックを早期に得て、迅速にプロダクトを改善することが最優先。
「プロダクトマーケットフィット」を最優先:アクセラレータ期間中は、"成長や拡大"に焦点を当てる前に、まず"プロダクトがユーザーに本当に求められているかどうか"を徹底的に検証します。
ユーザーと対話する
ユーザーインタビューの徹底:成功したチームは、アクセラ期間中に何度もユーザーと対話し、彼らのニーズや問題点を深く理解しました。この対話が、プロダクトの方向性を正しく定め、マーケットニーズに応えるカギとなります。
「ユーザーを理解すること」が最重要:Y Combinatorの成功チームは、ユーザーの真の問題を解決するために尽力し、ユーザーからのフィードバックを常に取り入れていました。
アジャイルな行動と素早い実行
迅速な実行力:成功したスタートアップは、アイデアをすぐに形にし、リリースし、フィードバックを得て改善していくサイクルを高速で回していました。アクセラ期間中は、スピードが最大の武器です。
失敗から学ぶ:失敗や間違いを恐れず、試行錯誤を繰り返しながら学び、改善を続ける姿勢が不可欠です。
シンプルなKPIと指標に集中
シンプルで明確な目標設定:Y Combinatorの成功チームは、たくさんのKPIを追わず、成功の指標を1つか2つのシンプルなものに絞りました(たとえば、ユーザー数、リテンション率、収益など)。これにより、チーム全員が同じ方向に向かい、効果的にリソースを投入できました。
成長に直接影響する指標にフォーカス:アクセラ期間中は、無駄な指標に気を取られず、実際の成長に寄与する重要な指標に集中します。
資金調達よりもプロダクトに集中
プロダクト優先:Y Combinatorでは、資金調達よりもユーザーに価値を提供し、プロダクトを完成させることが優先されます。資金調達はその結果として得られるものであり、目的そのものではありません。
投資家との関係構築:ただし、投資家との良好な関係を早期に築いておくことも重要です。投資家のネットワークは、アクセラ後の成長に貢献します。
コミュニティを活用
他のスタートアップやメンターとの交流:Y Combinatorのコミュニティは非常に強力です。成功したチームは、他のチームやメンターとの関係を活用し、知識やリソースをシェアすることで、迅速に問題を解決していきます。
フィードバックを積極的に受け入れる:メンターや他のスタートアップからのフィードバックを積極的に活用し、自分たちの盲点や弱点を補強する姿勢が、成功のカギとなります。
視点3:ブライアンチェスキーの事例から考える
最後は、私がビジョナリーかつ愚直なアクションの二つを共存させるその姿勢への共感から師と仰ぐAirbnbのCEOブライアンチェスキーが実際にどうしていたかから学ぶ。
1人の"本当に"欲しがっている顧客を見つける
"本当に"が大事である。
これは、製品やサービスに対する真の需要を確認するための重要なステップであり、その顧客が問題を解決するために喜んで対価を払うかを判断します。最初の1人を見つけることで、プロダクトが市場に適しているかどうかを早期に検証することができます。
最高のアドバイス:100人の人に愛されるプロダクトを作る
多くの人にまぁまぁと言われるのではなく、100人の人に愛されるプロダクトを目指し、少数のユーザーに深く愛されるプロダクトを作ることに注力する。
ユーザーとの直接対話
ニューヨークのホストを訪問:Y Combinatorのアクセラレーター期間中、チェスキーと共同創業者のジョー・ゲビア、ネイサン・ブレチャージクは、ニューヨークに飛び、Airbnbのホストを訪問しました。彼らはホストと直接対話し、彼らが直面している問題点を深く理解し、すぐに改善に取り組みました。
ローカルでのプロダクトマーケットフィットに集中
ニッチ市場での成功を目指す:YCでの期間中、Airbnbはプロダクトマーケットフィットを達成するために、まず小さな市場にフォーカスしました。ニューヨークでのホストとゲストの体験を通じて、サービスが本当にユーザーに必要とされるものかどうかを検証し、成功の兆しを見つけました。YCのメンターからも、スケールする前にローカルで成功を収める重要性を学んでいました。
スピードとアジャイルな改善
迅速なフィードバックループの実行:ユーザーからのフィードバックを即座に取り入れ、サービスを改善することに注力しました。YC期間中は、プロダクトの改善と新機能の実装を非常に素早く繰り返すことで、プロダクトがどんどん進化しました。
ホストの写真撮影の問題をすぐに解決:ニューヨークでのユーザーインタビューを通じて、ホストの写真がプロダクトの成功に大きく影響することが判明。すぐにプロの写真家サービスを導入し、これが大きな成果をもたらしました。
クリエイティブなマーケティングと成長戦略
政治イベントを利用したマーケティング:アクセラレーター期間中、2008年の民主党全国大会の際、Airbnbはデンバーでの宿泊施設不足を利用し、イベントに参加する人々をターゲットにして、短期間でユーザー数を大幅に増加させました。この戦略的マーケティングが、初期のユーザーベース拡大に大きく寄与しました。
メンターからの学びを最大限活用
プロダクトへの集中とシンプルなKPI設定:YCのメンターであるポール・グラハムは、Airbnbチームに「まずプロダクトを作り、ユーザーを幸せにすることに集中しなさい」というアドバイスを何度も繰り返していました。チェスキーたちはこれに従い、資金調達よりもユーザーを優先し、具体的なユーザー成長率やリテンションなどのシンプルなKPIに集中しました。
ピボットの準備と柔軟性
アイデアの進化:Y Combinatorに入る前、Airbnbは当初、カンファレンスやイベント向けの短期宿泊をターゲットにしていましたが、YC期間中に一般の旅行者や観光客に焦点を広げました。メンターとの対話や市場のフィードバックを受けて、ターゲット市場を拡大し、最終的に今日のAirbnbの形にピボットしました。
逆境から学ぶ姿勢
拒否を乗り越える:Y Combinatorに入る前、Airbnbは多くの投資家に拒絶され続けましたが、YCではその経験を糧にし、粘り強く成長し続けました。彼らは失敗を学びと捉え、常に改善し続ける姿勢を持っていました。
参考:アクセラ期間中のプロダクトor資金調達のフォーカスについてのヒント
Y Combinatorでの資金調達とプロダクト作りのバランスについては、特に初期段階のスタートアップでは「プロダクトが最優先」であることが基本です。しかし、資金調達も無視できない重要な要素です。これをどうバランスさせるか、いくつかの具体的な戦略を以下にまとめます。
最初のフォーカスはプロダクトマーケットフィット
資金調達よりもまずプロダクト:Y Combinatorでは、「プロダクトマーケットフィット(Product Market Fit)」が最優先とされています。これはつまり、ユーザーが本当に求めているものを提供できるかどうかを確立することです。最初にしっかりとユーザーのニーズに応えるプロダクトを作らなければ、資金を調達しても成長は難しくなります。
ユーザー獲得を優先:ユーザーが増え、明確なニーズが見えるようになると、投資家にとっても魅力的なスタートアップになります。つまり、資金調達はプロダクトとユーザーが成長している状態を確認した後が効果的です。
プロダクト開発と資金調達のタイミングを分ける
資金調達をプロダクト開発の進捗に合わせる:YCでは通常、最初の数ヶ月はプロダクトに集中します。この段階では資金調達を後回しにしても問題ありません。その後、アクセラレーションの中盤でプロダクトがユーザーに受け入れられ始めたタイミングで、資金調達に動くのが理想的です。
デモデイをターゲットに:Y Combinatorでは、プログラムの終盤に「デモデイ」があり、これは多くの投資家が集まり、プロダクトを披露する絶好の機会です。このデモデイまでにプロダクトをできるだけ強化し、ユーザーベースやリテンション率など、投資家が重視する指標を示せる状態にしておくことが重要です。
資金調達の準備は早めに始める
リレーションシップの構築:資金調達そのものは後半に集中すべきですが、投資家との関係構築は早期に始めるのが賢明です。YCのメンターやネットワークを活用して、投資家とカジュアルにコミュニケーションを取り始め、プロダクトの進捗を定期的に共有することで、投資家に興味を持たせることができます。
投資家に会う準備:初期の段階では、プロダクトが未完成でも良いですが、ユーザーからのフィードバックや小さな成功体験(例:ユーザー数の増加、リテンション改善など)を積み上げ、これを投資家に伝えることで、資金調達の交渉を有利に進める準備ができます。
簡潔で強力なピッチデッキを準備
最低限の情報でピッチ:YCで成功したチームは、ピッチデッキを簡潔に、かつ効果的にまとめていました。投資家が本当に関心を持つのは、「ユーザーが実際にこのプロダクトを使っているか?」「市場での成長可能性はあるか?」という部分です。初期段階では詳細な財務計画よりも、プロダクトとその成長ポテンシャルを強調することが重要です。
プロダクトの進捗を資金調達の材料に
プロダクトの進化をデモンストレーションする:資金調達を始める時点では、できるだけ具体的な進捗を示すことが鍵です。プロダクトの改善やユーザー数の増加、フィードバックの具体的な事例を投資家に見せることで、「このプロダクトは成長している」という信頼感を築けます。
ユーザー中心のストーリーを語る:投資家は数字だけでなく、感情的なストーリーにも反応します。YCで成功したチームは、ユーザーがプロダクトをどのように使って生活が改善されたか、感動的なストーリーをピッチに組み込みました。
デモデイの前にトラクションを示す
トラクションを増やす:デモデイの前にできるだけユーザー数や使用頻度、リテンション率を高めておくことが重要です。投資家は、具体的な数字で示される成長に注目しますので、YC期間中にユーザーがプロダクトをどれだけ使っているかを示すことが、成功のカギとなります。
まとめ
3つの視点で色々洗い出しましたが、あえて、最も重要視したいポイントを3つ
100人のユーザーが深く愛してくれるプロダクトを作る
ユーザーの 40% が「このプロダクトがなくなったら非常に残念に思う」というような回答を返すぐらい
ユーザーとの直接の対話
トラクションで、簡潔で強力なピッチデッキを作り上げる
投資家が本当に関心を持つのは「ユーザーが実際にこのプロダクトを使っているか?」「市場での成長可能性はあるか?」
初期段階では詳細な財務計画よりも、プロダクトとその成長ポテンシャルを強調することが重要
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?