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Captain Fantastic & Brown Dirt Cowboy / Elton John(1975)


昨年(2024年)は、ドジャースの大谷翔平の活躍にワクワクさせられた1年でした。朝はドジャース、夜はジャイアンツで、1日の4~5時間、ひさびさに野球にどっぷり浸る毎日でしたが、夜中にプロジェクターでライブ映像を観ることも多く、先日Disneyで配信されているエルトン・ジョンのライブを観ました。これは2022年に行われた彼のキャリアの最終章の北米公演の締めくくった「ドジャー・スタジアム」でのライブです。

1975年ドジャースタジアム

1975年彼の絶頂期に伝説となった「ドジャー・スタジアム」でのライブのオープニング曲と同じ「ベニー&ジェット」の彼の歌声は50年近くなっても衰えは感じられないくらいハリがあり、懐かしい曲と映像で素晴らしいライブでした。ライブの途中、銀ラメ入りのガウン(背中にはドジャース、背番号1)と真珠で縁取られたドジャースキャップを被ったド派手なエルトンの姿も見れて嬉しくなりました。

2022年ドジャースタジアム

ところで、今回のアルバム「Captain Fantastic & Brown Dirt Cowboy」は、中学生の頃、毎週ビルボードのランクを放送していた小林克也のラジオ番組で、初登場ナンバーワンを記録した初のアルバムと紹介していたことで良く覚えています。このアルバムは、エルトン・ジョン=キャプテンファンタスティック、バーニー・トーピン=ブラウンダートカーボーイと仮想人物になぞらえ、2人の出会いからヒーローとなる迄の思い出を綴ったコンセプトアルバムとして有名です。「バーニーなくしてエルトンジョンは存在しなかっただろう」とエルトン自身が語った言葉が、このアルバムのコンセプトだったのでしょう。下積み時代からようやくデビューして間もないころ(1970年)のライブをYou Tubeで見ることができます。

場所はロサンゼルス。1970年8月25日。もちろんドジャー・スタジアムではありません。かの有名なLA老舗のトルバドールというライブハウスです。全身全霊を吹きこんだ熱演で人生を変えた、2人のヒーローが生まれた夜だったのでしょう。トルバドールの夜から、2022年のドジャースタジアムのフェアエルライブまで52年です。

今回の一連のフェアエルライブツアーでは、歴代3位の9億ドル(1300億円)の収益を稼いだということです。2人のヒーローの旅はそろそろ終わりのようですが、野球のヒーローを夢見ていた大谷翔平のドジャースとの契約金は7億ドル(1015億円)でしたが、彼のヒーローの旅は始まったばかりで、まだまだ楽しみは続きそうです。僕は、ボブルヘッドは、やっぱり大谷翔平の方が欲しいです。


アルバムの事をあまり書けませんでした。すみません。

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