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古い価値観(ステレオタイプ)をぶっ壊すお話は。

こんにちは、ササノキです。

みなさん、頭使っていますか?政治に関心持っていますか?古い価値観をぶっ倒したいですか?

私はもっぱら頭使わずにオタライフを謳歌しております。

しかしながら今は令和、
自分のような平成生まれ平成育ち平成オタクからすると、
エンタメ全振りってよりも、若干こう、
なんといいますか説教臭い話が増えてきたなーという気がしてなりません。

こういうところに気が散っちゃうのはもしかして他の人とは違う意味で頭を使っているのかもしれませんが。

エンタメを享受するうえでは作者のメッセージよりも
物語やキャラクターに没入したいんですよねー。
個人的に。

なんというか作者の思想が見え隠れしすぎると、
アニメマンガドラマの世界から急にtwitterに転送されてるような感じがして。
twitterの思想はどんどん強くなっていって、常に喧嘩してますからね…
あの空間は絵を上げることと、近しい人と交流する以外で使わないほうがいいですよ。

ということで最近のエンタメ事情について個人的に思っていることを書く記事です。
全部個人的な感想、妄想です!
間違っていることも書いていると思います!
支離滅裂上等!

今エンタメの中で逆ステレオタイプ現象が起きていませんか。

ステレオタイプ(英: Stereotype、仏: Stéréotype)とは、多くの人に浸透している先入観、思い込み、認識、固定観念、レッテル、偏見、差別などの類型化された観念である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97

男は仕事、女性は家事だとか
男は女を好きになり、女は男を好きになるものだとか

まぁこういう古い価値観、みたいなものに対して批判的な文脈で使われますね。

ただ最近この「ステレオタイプは駄目だぞ!」という主張をしたがるがゆえなのか、
ステレオタイプを押し付ける敵役を用意してそれに反論する!みたいな創作をよく見かけますね。

しかもそれが結構ワンパターンいうか。
ステレオタイプを倒すためのステレオタイプ。
スカッとジャパン。

最近のジャンププラスを見て思うこと。

最近というかここ数年くらいの話なんですけど。
ジャンププラスの読み切り、結構偏りがありますよね!?

・ジェンダー、同性愛
・フェミニズム
・毒親
・自◯
・いじめ

とかとか…もちろんそればっかりじゃないんですが、
そういう系のお話だとコメント欄が盛り上がって、というか賛否の中で喧嘩しているような。

多分他の漫画媒体でも同じような傾向があると思っておりますが。

こういう漫画が読み切りで増えているのってなんでかなーって考えたんですが、
・良くも悪くもこういうのはバズりやすい、
うまく行けばコメント欄だけじゃなくてtwitterほかSNSでも話題になって閲覧数が爆伸びする
・数年単位で同じ題材で作り続けることになる連載だと作りづらい内容だから
・今の若い漫画家志望がそういう感じだから(?)

とかでしょうか。
多様性の時代でああいう考え方が美徳、という時代になりつつあり、
まぁ、それはいいことだとは思うんですが、
そういうメッセージ性の強い作品だけが増えていくと多様性から逆を行くことになるんでは?
とか最近のジャンププラス(他WEB漫画)をみてて思いました。

『桃の園』って漫画を読みました。

今年の夏頃でしょうか、『桃の園』という漫画が話題になりました。

【あらすじ】
ヒーロー『ゴクレンジャー』に憧れる少女・花岡さくらは
『ピンク』の育成学校『桃の園』へ入学する。
幼い頃に怪人から守ってくれた『レッド』のように、
率先して人を助けられるヒーローになりたいさくらだったが、
そこには大きな壁があった。
女は『ピンク』にしかなれず、ピンクに許されるのは戦闘のサポートだけだったのだ。
これは、夢見る少女・花岡さくらが『レッド』を超える『ピンク』を目指す、反抗の物語

https://comipo.app/series/web/49294/

まぁこの漫画結構特撮オタクから
戦隊ヒーローへのリスペクトが足りない
とか
・ピンクの男だっているだろ!

とか

色々言われていましたが
そんなこととよりも、やっぱりキャラクターよりも作者の考えが全面に出てるなーみたいな感覚が
作品に没頭することができなくなっちゃう、という印象でしたね。

もちろん、そういうが好きでを是とする人もいるわけですけど、
それ以上に拒否反応を起こす人が多いから炎上って起きるわけですねー。

この前日テレドラマ『若草物語』というのを見ました。

これ見ました。今クールの日テレの日曜ドラマです。
簡単に1話のあらすじを書きますが。(ネタバレ注)

で、主人公の女性がテレビ局でドラマの制作の仕事をしていてー
急遽監督を任されることになってー
大御所の脚本家の脚本を撮影中に急遽直して(無断で)ー
それが脚本家にバレて、激怒されちゃってー
後日改めて謝ったけど、脚本家の価値観にカチンっ!ときて(価値観だけに)ー
逆に担架切って職場をやめて脚本家を改めて目指す!

というのが1話でした。

まぁこれだけ見たら勝手なことして逆ギレして辞める、という話なんですけど。
普通に自己中に見えちゃいますよね?

ところがどっこい主人公に同情する点(スカッとポイント)として
・主人公の女性には結婚願望がなく、「女性の幸せは結婚だけではない」という考え
・にもかかわらず、脚本家に「もっと女性は恋をしなきゃ」とか古い考えを押し付けられる!!
・謝ったときにも「女性のほとんどは恋や結婚で幸せになる」とか古い価値観をまだ押し付け続けるから、自分が脚本家になって古い価値観をぶっ壊すと宣言する!

いやー流石にこんな状況だったらあーなっちゃうのは仕方ないですね!

…いやこれ捲れてるか?

脚本家の価値観が古いということ以外は常識的な態度に見えましたし。
(別に価値観が古いことが悪いわけではないしね。押し付けがましいのが駄目ってのはわからなくはないけど)
自分の価値観を通すために非常識なことをしてたら誰にも見向きされないのでは?
(いや、これはドラマだから見向きされるんでしょうけど。)
と、思いました。

結構ストローマン的な見せ方がモヤっとする作品でした。
是非ドラマ見てみてください。

まとめ

こういう
「古い価値観と新しい価値観」的な話って
作者のメッセージ性が強くですぎるってのもありますし。
スカッとジャパン的な見せ方がほとんどなんですよねー。

そういうのを上手に隠しながら、
うまくメッセージを伝えられる作品が増えたらいいですね(他人事)

そういうの上手に隠しながらエンタメ性を両立させている(と思っている)作品(個人的に)

・MIU404
野木亜紀子さん脚本のドラマはこれに限らず、そういう社会問題の話とエンタメ性の両立がよくできていますね。
是非ドラマあまり見ないアニメオタクにも見てほしいです。

・エクソシストを堕とせない
ジャンプラの漫画ですねー。若干ジェンダー的な思想が強いですが、臭み抜きが上手です。コメント欄は結構暴れがちですが。
…価値観云々ではなくジャンプラの客層がアレなのでは?


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