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第3回ついにぎんの去勢手術そして、猫のてんかん?!

飼い猫「ぎん」との暮らしも半年が過ぎ、ついに去勢手術の日がやってきました。多くの猫の飼い主さんが経験する大切な節目の日について、私たちの経験は平凡なものかもしれませんがお話ししたいと思います。そして、ぜひ、去勢手術について、しなくても良かったという思いの経験や例、ご意見がありましたら、教えてください。

去勢手術をめぐる疑問

去勢手術については、多くの飼い主さんが様々な疑問を持っていると思いますが、私もそうです。「手術のリスクは?」「性格は変わってしまうの?」「適切な時期は?」など、心配は尽きません。
そこで、歴代の家族みんな(アフガンハウンドのマイク、チワワのリンゴ、モモ、そして猫のトラジマのグレー、三毛猫のキティ、ミヌエットのぎんが)がお世話になっている、主治医の先生によると、オスネコの去勢手術には以下のようなメリットがあるとのこと

  • マーキング行動の減少

  • 攻撃性の緩和

  • 発情期のストレス軽減

  • 病気の予防

ぎんの場合

実は1ヶ月前にも手術を予定していましたが、術前の絶食指示を失念してしまい、延期となってしまいました。その間に起きた別の家族、愛犬・モモが「子宮蓄膿症」で亡くなるという不幸な出来事もあり、今回の手術に向けて慎重に準備を進めました。

ぎんの場合、特に目立った発情行動は見られませんでしたが、第1話で書いたように時々、inappropriate(=不適切)な排尿行動が見られました。これも去勢手術によって改善される可能性があるとみて、世の慣わしでもあり、去勢手術は予定通りすることを決めていました。

去勢手術の費用について

今回の手術費用は18,000円でした。ぎんは保護猫の引き取り時の契約で、ペット保険に全額加入していますが、去勢手術は予防医療の一環として扱われるため、残念ながら保険適用外となりました。

これは多くのペット保険に共通する点で、去勢・避妊手術、予防接種、健康診断などの予防医療費用は、通常保険の対象外となっています。手術の費用は地域や病院によって異なりますが、あらかじめ費用の準備をしておく必要がありそうです。

予期せぬ発見 - てんかんの疑い
手術自体は無事に終わり、ぎんは元気に回復しています。
ただ、手術当日、麻酔をかける際に思わぬ出来事が。前日の夜、普段以上に激しく走り回っていたぎんでしたが、麻酔時に身体が硬直してしまったそうです。激しく走っていたことと麻酔時の硬直に関連があるかどうかはわかりません。先生からは「てんかん」の可能性について指摘を受けました。

猫のてんかんとは・・

調べてみると、猫のてんかんには主に以下のような特徴があるそうです:

  • 急な体の硬直

  • 意識の喪失

  • 激しい走り回り(発作前の予兆として)

  • 唾液の過剰分泌

  • 体の震え

猫のてんかんは、脳の神経細胞が異常な興奮を起こすことで発作が引き起こされる病気です。猫の場合、1〜2歳までに発症することが多く、特に若い猫では注意が必要とのこと。

ぎんの場合、前日の異常な走り回りと麻酔時の硬直が、てんかんの兆候である可能性を示唆していました。

ただし、診断を確定するためには、継続的な観察と検査が必要です。

そして、てんかんと診断された場合でも、適切な投薬管理により、多くの猫が普通の生活を送ることができるそうです。

今後も注意深く観察を続けていく必要がありそうです。以下のような点に特に気をつけることにしました。

  • 普段と違う行動の記録

  • 発作が疑われる症状が出た場合の動画撮影

  • 定期的な獣医さんへの相談

去勢手術前のぎん


ぎんはミヌエット種の猫です。生まれた時から4ヶ月は母猫に育てられ、ペットショップにいたこともありますが、生後すぐの病気療養が必要で適切な売り時期を逃してしまったそうです。どこが悪かったのか?わかりませんが、引き取る時はすでに回復したと言われました。
そのペットショップで聞いた訳ではありませんが、もし、引き取り手が見つからなければ、殺処分されてしまう可能性もあったそうです。

しかし、そんな人間の身勝手はつゆ知らず、ぎんはスクスク育ちました。今は我が物顔でゆったりと暮らしています。

手術を終えて帰宅したぎん。麻酔がのこっているようにも。

去勢手術を通じて、新たな健康管理の課題も見つかったところですが、手探りですが、これからも大切な家族の一員として、ぎんとの暮らしを楽しくしたいと思います。

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