第2回 突然の愛犬モモとの別れ「子宮蓄膿症」、避妊手術は重要です
こんばんは。このコーナーは、パラスポーツ記者のササノエルの飼い猫「ぎん」との暮らしをかいま見ていただくコラムですが、いきなり2回目の今日はぎんの物語ではなく、私たちの家族の一員、チワワ(アイフルの宣伝で知られる従順そうな小型犬)のモモについて避妊手術をしなかった犬の病気について経験を共有したいと思います。昨夜、モモが急遽旅立ってしまいました。
モモとの出会いは、コロナ禍で韓国へ帰国せざるを得なくなった方から引き取ったことがきっかけでした。16歳になる彼女は、人間が大好きで、特に母を深く愛していました。甘えん坊で、時に「うざい」と思うほどの愛情表現をする、そんな愛らしいワンコでした。
我が家の動物のネーミングはたいてい私がやりますが、モモは元の飼い主さんがつけた名前です。私なら彼女は「ミルク」にします。毛の色がクリーム色だからです。母はなぜか「メロン」にしたがっていました。呼び名は変えてもいいそうで、モモも気にしてはいませんでした。
しかし、3日前の朝、モモの様子が急変しました。いつもは朝食を待ちきれない彼女が、ベッドから動こうとしません。食欲もなく、水を少し舐めるだけ。何かがおかしいと感じ、すぐに(ぎんもお世話になっている)ペットクリニックへ連れて行きました。
診察の結果、モモは「子宮蓄膿症」という深刻な病気にかかっていたことが判明しました。
この病気は、未避妊の雌犬に見られる、命に関わる緊急性の高い病気です。レントゲン撮影や診察を経て、注射と点滴による治療が始まりました。最初は治療の効果が見られ、寝たきりではなく、歩いたり、自分で水を飲んだり、散歩にも行けるようになりました。
2日目の注射が終わり、その夜、母の近くで寝ていましたが、深夜「ワンワン」と鳴くので、母が抱き上げると、虫の息となっていました。
ちなみに、つい数ヶ月前のこと、隣の家のトイプードルのココが、モモと同じ避妊手術をしてない雌犬で、同じ病気で亡くなっていました。そのときは12日間闘病して亡くなったときいています。その12日間は、ぐったりと横たわり、鳴き続け、不調を訴えていたそうです。
ちなみに、注射代とレントゲン含め診察費は1回1万5000円。ももは大きくなってか来たのでペット保険に入っていませんでしたから、注射と点滴で毎日1万5000円かかることになり、出費を覚悟しなくてはなりませんでした。
母と私がお金の話をしていたのを、モモは聞いていたでしょうか? なんと、それから、まもなく、数時間も経たたないうちに、息を引き取りました。
通院からわずか2日後の深夜、モモは私たちのもとを去りました。あっというまのことでした。
モモの死から次の学びがありました。
1. 避妊手術の重要性:モモや隣の家のトイプードルの例からも分かるように、避妊手術は単に繁殖を防ぐだけでなく、生殖器の病気のリスクを減らす予防措置でもある。
2. ペット保険:治療費は思わぬ出費となります。もしもに備え、ペット保険は必要かもしれません。しかし、老犬の延命治療が彼らにとって良いことなのかも考えさせられます。
モモとの別れは突然でした。母は知人に報告するたび泣いています。寂しい、悲しいだけではなく、命を全うする動物たちの健康な生活のために何ができるか。可愛い、可愛いぎんやグレーとの別れのときのためにも考えないとって思いました。
モモ、16年間おつかれさまでした。あなたは私たちの心の中で、いつまでも生き続けます。
元・飼い主さんにもお知らせしたいのですが、韓国人のキムさんという以外わからないと父は言うので、見つけるのは難しそうです。すてきな時間をくれたモモとキムさんに、ありがとう。
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