風太

シーズー犬風太@7歳とのこれまでの時間、そして今このときを記録したいと思い、このnoteを綴ることにしました。思いのままに時には雑談も。どうぞよろしくお願いします。

風太

シーズー犬風太@7歳とのこれまでの時間、そして今このときを記録したいと思い、このnoteを綴ることにしました。思いのままに時には雑談も。どうぞよろしくお願いします。

最近の記事

ひとすじの光を信じる

「見えてくれ!」 「お母さんのところまで歩いてくれ!」 先生が叫ぶ。 網膜剥離で突然失明した風太。自宅での2日間の点眼治療のあと、再び診察に訪れ、見えているかどうかを確かめるために、歩行テストが行われました。 ・歩行テストの方法 部屋の中に障害物として薬の空き箱を3つ置く。 部屋の端に風太を連れていき、わたしは逆側の端から風太を呼ぶ。 見えているのであれば、障害物を避けてこちらへ歩いて来られるはず。 部屋の隅っこに移動させられた風太、一瞬固まりじっとしていまし

    • 受け入れることの難しさ

      娘の素人診察により、おそらく目が見えていないと分かった風太。 慌ててインターネットで犬の視力検査の方法を検索しました。 まず、ティッシュを顔の前から落として、目線がそれを追うかどうか。 → 風太の目には白いティッシュ自体が見えていないようで無反応でした。 次に、手のひらを目の前に近づけたり離したりしてみる。見えているのであれば、近付いた時に目をつむるはず。 → 手のひらを眼前にかざしても、目はぼんやり開いたままでした。 娘が再び素人判断を口にしました。 「きっと

      • 見えなくなった日のこと

        2019年12月、いつものように仕事から帰り大急ぎでざっとした夕飯を作って食べた後、風太との散歩に出かけました。 夜8時の散歩、街灯がわたしと風太を照らし、一人と一匹の影がアスファルトに伸びていました。 いつものコースを歩こうとした途端、風太がほふく前進のように身をかがめクンクン匂いながら歩きだしました。 普段から道端のいろんなものを匂いながら歩くことはしょっちゅうですが、この時は明らかに様子が違っていました。 ひたすら身を低くしてアスファルトに顔を近づけて匂うことを

        • どんな景色が見えているのだろう

          風太の散歩をしながら、ふと風太の目にはどんな景色が見えているのだろうと考えます。 もともと犬の視力は0.2~0.3と言われており、ぼんやりとしか見えていないそうで、しかも色も青と黄色、その2色の中間色だけなのだそうです。 風太と一緒に眺める夕焼け空も、風太には赤く見えていないと思うと不思議な気持ちがしますが、同じ空を眺めているその時間はささやかだけど特別な時間です。 風太は両目の網膜剥離により一度光を失っていますが、最先端医療を使った手術のおかげで右目のみですが視力を取