人生最大級の失敗:免許取り消しになったこと
この文章を見ていただいた方は、思わず自分の運転免許証を確認します!。手元に無かったら気にならずにはいられません(笑)
数々の私の失敗の中でも最大級の失敗は、運転免許が取り消しになったこと。取り消しの理由は最も情けない、しょうもない更新日忘れになります。
これを「うっかり失効」と呼びます。
ある時東京でマイクロソフト社の試験を受ける際に、受付で身分証明書の提示を言われて、免許証を提出したところ「これは身分証明書として無効です」とすごく冷たく言われて、「何もバカなことを言って」と思って確認すると、更新日から7ヶ月も過ぎていました。まさにガーン!と音が鳴るぐらいショック。
その数年前に母が倒れて病院を点々とすることに合わせて引っ越しを繰り返していて、免許の住所変更届けが滞り、案内が届いていなかったのです。うっかり者の私はそれまでも更新日を過ぎて気づくことはあったが、一ヵ月後に気づいたから、なんとか救われました。そう7ヶ月も更新をしていないと、全て取り消されてしまうのです。
マイクロソフト社の試験中ショックで考えることができず、しかし会社の経費で試験を受けているからできるだけ点数を取っておかないとヤバイと思って頑張った辛い記憶が残っています(笑)。
さて、帰って早々警察署に行き、母のことを伝えて救済してくれるようにお願いしてみましたが、「仕事で海外赴任していた、自身が病気で入院していた以外の理由は認められませんね」とあっさり取り消しが確定しました。
まずは免許センターに通うために、原付免許を取らないといけない。学科試験と実技訓練を若者に混ざって受けたのですが、3月後半だったので高校の卒業生でいっぱいで情けなかった。そして原付で免許センターに通う日々。ちょうどその頃は流行りのフレックスタイム制勤務で助かりましたが、会社の同僚にけっこう迷惑かけたと思います。
教習所ではなく免許センターを選んだのは、一発試験で素早く免許を取るためですが、教習所の試験と異なり警察官が試験官となり、非常に厳しい試験内容でしたが、それは当然のことで、人身事故や飲酒運転等で取り消しになった人(中には本当にヤバそうな人も)の試験会場なので簡単には通してくれません。私もマヌケとはいえ取り消しになった者なので厳しく対応されました。
そしてここで最大の障壁になったのは私の方向音痴。3つのコースを完璧に覚えないといけないのですが、極度の方向音痴の私は、普通の人の3倍は走行してみないと覚えられない。これは大袈裟ではなくて、本当のことなんです(笑)。そして「右良し、後方良し」等の掛け声のタイミングも厳しく問われて、仮免の実技試験に2回も落ちました。学科は満点で凄く褒められましたがもちろん嬉しくは無かったですね。
そして実技試験にのぞんだものの、見事に不合格。ここで落ちたら時間とお金がさらにかかる!、恥ずかしい!とあまりのプレッシャーで足が引きつって、バックで縁石にぶつけるありえない失敗。昔経験しているから楽勝と思っていたのに、こんなに緊張するのかと、自分にビックリやらガッカリやら。
2回目の試験はもう後が無いと思って、人生で一番ビビったけど、ギリギリセーフ。合格発表の後、忘れ物を届けてくれた、それ以来見たことも無い妻の優しい笑顔が今でも忘れられない(笑)。
結局、出張の合間に通っていたこともあって、半年近くで15万円以上かけて2回目の免許取得。私にとっては全く一発試験ではなかったですね。妻にも相当な迷惑をかけてしまいました。
この経験の良かった点があるとしたら
・再び運転マナーを習うことができ、安全運転のベースになっていること
・この失敗を時々話すことによって、免許更新日を色んな人に確認させていること
ということで免許更新日と安全運転を忘れないようにしましょう!
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