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テレワーク時代の若手育成の盲点 PartⅡ
先日
企業の経営者や幹部の方には「人はどうすれば育つのか?」を
一度立ち止まって良く考えて欲しいと思います。
と偉そうに書きましたが、その続きです。はっきりとした答えがあるわけではありませんが書いてみます。
よく企業で実践しているのは、「成長するためのゴールを定め、それに対するマイルストーン(重要な中間目標地点)を設定して、軌道修正しながらゴールにたどり着く」ってとこでしょうか?そのためにプロジェクトをこなしながら研修受講、レポート提出、eラーニングの視聴をしていく・・・・。
しかし、これで成長できるのは、成長するんだという意欲があり、努力と工夫をする人に限られるのでは無いでしょうか?
当然企業や幹部社員としては、親でもないのにそれ以上できるわけない!ということでしょう。それはその通りですが、一部の人しか成長できないという仕組みは、他の大多数の人は成長できない仕組みということになり、企業にとって大きな損失になっているという見方ができます。
また成長できる見込みが無い企業だと悟って、去っていく若者が多くなります。
では、「人はどうすれば育つのか?」の答えの1つは、時々リアルな体験、それも自分の能力を少し超えるレベルのリアルな体験を3週間~2ヶ月に1度程度経験し続けることだと思っています。
例えば営業マンなら「この若手がこの商談をこなすのはまだ無理だろう」というものをフォローしながら任せて見ること。その場合、幹部や先輩はこなすための準備をアドバイスはするが、細かくチェックしたり、失敗した時に問い詰めたり、なぜなぜ繰り返したりしないことです。
※なぜなぜを5回繰り返して責めると普通の人は一気に壊れますよ!
「人は自分の能力をわずかに超えたリアルな体験をすることで成長する」と
「そういったリアルな体験を継続する」ことで成長し続けるというのが、私なりの答えです。
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そして頻度は、毎週ではなく、整理、気持ちの切り替え、次の準備が可能な
3週間~2ヶ月に1度程度が良いと思っています。
皆が多忙な今の世の中では、「そこまで1人1人に気を遣う余裕は無い!」ということも分かりますが、将来大化けして会社に大きく貢献できる若者の成長を促すことの重要性もまた分かっていただけると思います。
また、テレワーク時代に於いて時々リタルな修羅場体験をすることは、仕事人間としての成長だけでなく、人間力を向上させる(=真の大人になる)ための貴重な場でもあります。
真の大人にならないまま偉くなって、取り巻きができてくると、どんなに優秀な人でもすぐさま「裸の王様」状態になってしまいます。けっこういますよね?(笑)。その人自身は、肩書があり、持ち上げられ、年収も高くて幸せかもしれませんが、何十人、何百人といった部下にとっても企業にとって、かなり不幸なことです。
また脱線してしまいました(笑)。
先輩や幹部の方は1人1人の若者に対して、「こういう体験とこういう体験をさせてあげれば大きく成長するかもしれないな」という目で見て欲しいです。「俺は自分で努力と工夫したからここまで来たんだ」と思わずに。
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https://note.com/sasanan/n/n0489e0d1b149?from=notice
諸事情もあり、あまり具体的なことは書けませんでしたがご容赦ください。
以上今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。