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モノは『ビジョン』に共感して選ぶ時代。

みなさんこんにちは。
笹本康貴(ささもとこうき)です。

今回は、モノを購入・所有する上で『ビジョンに共感しているか』が大事だというお話です。

現代は既にモノや情報がありふれており、且つコロナ禍の影響でモノを『所有する』ことも数年前に比べて少なくなりました。

例えば、音楽。
一昔前までは、レンタルCDショップに行き、気になるアルバムを複数枚一気に手に取り、家に帰ってPCに取り込み、iPodや音楽プレイヤーに入れてオリジナルなプレイリストを作るなんて当たり前。それが現在ではストリーミングサービスが主流になり「サブスクリプションモデル」に移り変わりました。音楽も『所有せず、借り入れる』時代です。

このように時代が急速に変化している中で、「モノを購入・所有する基準」が大きく変わった気がします。それは、『”こだわりを持って”所有する時代』へと変革しています。なぜならば、借り入れれば事足りること、所有すべきではないけれど、”あえて”人は『所有したいから所有する時代』になって来ているからです。

今回は、そんなモノを所有する目的と、モノ選びで私がこだわっている部分をお話ししていきます。

5つのモノの選び方

人はモノを選ぶ時に5つの軸があると仮定します。

❶価格
❷利便性
❸感性の一致
❹ステータス
❺ビジョン共感

「❶価格」「❷利便性」は分かりやすいです。高いか安いか、便利かどうか。日常の生活においてモノ選びのポイントになることが多いですね。特に現代では『安かろう悪かろう』ではなく、安価でも良質なモノや美味しい飲食店が増えているのも事実です。

また「❸感性の一致」は私の表現になりますが、”カワイイ!!”とか”カッコいい!!”とか”映える!!”とかを指し、商品購買に繋がる理由です。特に最近の10代20代にとって、特定のブランドにこだわりを持たず、服でも「可愛かったらブランドを気にせず購入する」という人も多くいるそうです。興味深いデータも出ています。

ブランド

SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング研究機関「シブヤイチマルキューラボ(SHIBUYA 109 lab.)」が、大学生の男女600人(男300人、女300人)を対象に、興味関心や情報収集の方法について調査したアンケートの結果を発表した。「好きなファッションブランド」の設問では、男女ともに「特になし」の回答が最多だった。
(引用:https://www.fashionsnap.com/article/2020-01-22/univercutystudent-fashion/)

そして話を戻して「❹ステータス」は、分かりやすく言うとハイブランド品になります。例えば、ルイヴィトンやGUCCIなどは象徴的ですが、ハイブランドのデザインが好きで持っている人もいるとは思いますが、個人的には『ハイブランドを持っている自分が好き』というステータスの側面でハイブランド品を持ち合わせている人が多いのではないでしょうか?

そして今回お伝えしたいのが「❺ビジョン共感」についてです。こちらは分かりやすく言うと、『商品のデザインよりも作り手の想い』を大事にしてモノ選びを行うことです。私は商品購買を行う場合、特にこの「❺ビジョン共感」を大事に意思決定をしてます。

ビジョナリーなブランドとは?

これまでの話を少しまとめると、モノの選択理由は5つあり、その中でも私は「❺ビジョン共感」で消費行動を起こすことが最近多いという話をさせてもらいました。

では、具体的にどんなモノがビジョナリーなブランドなのか?私が好きなブランド(モノ)を2つご紹介します。

objcts.io

まず1つ目は、『objcts.io』というブランドです。こちらのブランドのコンセプトは「イノベーターの日々を軽やかに、美しく」というもので、ミニマルなデザインでありながらも素材や機能性にこだわった商品を提供してます。

私はiPad用のベルトバッグやウォレットを愛用してますが、とにかく無駄がないミニマルなデザインで使いやすい。商品の質はもちろん、コンセプトを大事に商品提供されている『objcts.io』に敬意を払う上で商品を購入し、使用させて頂いてます。商品の企画開発をされている角森さんのnoteも大変参考になるので、気になる方はぜひ覗いてみてください。

マザーハウス

そして2つ目は、『マザーハウス』です。こちらは聞いたことある方も多少いらっしゃるのではないでしょうか?

こちらのブランドのコンセプトは、『途上国から世界に通用するブランドをつくる』と掲げており、自社工場をバングラディッシュやインドネシアなどに構え商品生産を行なってます。このコンセプトも素敵ですが、私が最初にマザーハウスに出会ったのは代表でありチーフデザイナーも兼任されている山口さんがキッカケでした。

山口さんご自身が実際アジアの最貧国であるバングラディッシュに滞在した経験を元に、途上国での商品生産を行うことに決めて始めた事業がマザーハウスとのことです。

私はマザーハウスの『アンティーク スクエア バックパック』を使わせてもらってますが、形やデザインが素敵なのはもちろん、『少しでも途上国に貢献したい』という想いを、目に見えない”募金・寄付”ではなく、生産された商品を使って恩返しをしたいという気持ちで日々大事に背負ってます。

まとめ

今回は、モノは『ビジョン』に共感して買う時代と題し、私のモノを選ぶ上でのこだわりと素敵なビジョン・コンセプトを掲げて商品生産を行なっている2つのブランドを紹介させて頂きました。

objcts.io
マザーハウス

どちらも大好きなブランドですが、今回お伝えしたかったことは、『商品購買・所有を、商品のデザインや利便性が長けているという側面ではなく、商品生産のビジョンやコンセプトに共感し、それを”応援”する目的で行っている』ということです。

モノを『所有する時代から借り入れする時代』の中で、普段持つものに少しでも気を遣いこだわってみるといいかもしれませんね。

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笹本康貴

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ササモトコウキ
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