【31】お茶のお稽古
「あと」なのか「まだ」なのかで2ヶ月との向き合い方が変わってくる11月。
茶の湯は炉開き。
亥の子餅が食べたい気持ちをてぬぐいに託して。(2018.11.1記)
「お茶のお稽古」
茶道をたしなんでいたが、いろいろあってお稽古はお休みしている。
幽霊部員とかよくいうけれど、もう幽霊を超えて、ある意味、成仏している状態に近い。
休み始めた時分は頃合いをみていつか復帰しようと思っていたけれど、もうタイミングを逸したような気もするし、なんだか通う気力が失せた気もする。
無礼極まりない弟子で、師には正式に辞めるとも伝えていない。部活なら退部ではなく休部中といった感じだから、社中のお仲間からは「そろそろどお?」とやんわり復帰意思を確認されたりもしている。
習いごとの意義のようなものがわからなくなって、ちょっと距離を置いてみようという思いがあった。今でも茶道への興味や探求は尽きない。茶にまつわることへのアンテナは張っているつもりだ。波はあるけれど、お茶(抹茶)は日常にある。
ただ、日常のそれと茶道とは似て非なるものだということを知っている。知っているからこそ、戻れないような、戻りたいような気持ちになる。