9 拝啓お母さん

お変わりありませんか？冨太郎です。
社会人になり一人暮らしを始めて3ヶ月になりました。
仕事は新しい事ばかりで、目まぐるしい日々を送っています。三交代制というのは、生活リズムを考えると、とても大変だという事がわかりました。睡眠と食事はちゃんと取れているので、その点は心配しないで大丈夫です。
会社の先輩達は優秀な方々で、大変頼もしいです。一人はヨーロッパ圏の人ですが、お母さんが心配していたような差別も受けていません。
サイキックのサポートが欲しかったとの事で、皆さん僕を歓迎してくれました。なので、サイキックだからという理由で嫌な想いをする事はなさそうです。
仕事の詳細については話せないので、先輩がたについて話そうと思います。
フォルトさんは、賢くて射撃の腕が神がかっています。頭のいい人で、この前将棋をしましたが勝てませんでした。食べるのが好きで、ご飯を食べている時はすごく幸せそうな顔をしてます。
ハルキさんは、左上半身がサイバネで、とても強い女の人です。明るくてチームのムードメーカーです。僕を弟のように気にかけてくれています。
ミドリさんは、ハルキさんの医療メンテ担当です。いつも冷静で、よく相談に乗ってくれます。ハルキさんのサイバネを作った人で、ハルキさんとは学生の頃からの友人だそうです。すごくハルキさんの事を大切に思ってるのがわかります。
危険の伴う仕事ではありますが、頼りになる先輩方のお陰で何事もなく働けています。
少し先ですが、長期休暇には鎌倉の別荘にでも行こうと思っています。
それでは、お体に気をつけてお過ごしください。

敬具