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白状します。結婚式の雰囲気が苦手です。【毎日投稿♯4】

\目を通していただきありがとうございます/

ジューンブライドなんて言葉とは無縁の
アラサー女、ささみです。
(6月も終わる頃に話題をだすわたし…)

友達少ないわたしなので、
結婚式にお呼ばれする機会もなくなりそうです。


本日の記事は、結婚式について。
みなさんはどんなイメージをお持ちですか?

幸せのおすそ分け!すてき!感動!
のイメージが強いでしょうか。


わたしはといえば、
タイトルにもあるように

結婚式の雰囲気が苦手です

苦手なだけで、
嫌いではありません。

なかなか人に言える話でもない気がするので、
ここで綴っていきます。

結婚式への否定でも僻みでもないので、
ひとつの意見として受け取ってくだされば幸いです。


結婚式は素敵なもの。

そうは思う。

新郎新婦の新しい門出、
それを見守る親族やゲスト、
式を滞りなく進めるために欠かせないキャスト。
いろんな思いがたくさん詰まった、結婚式。

一生に一度の、大切な、幸せな結婚式。

まさに、
その幸せに包まれた雰囲気が苦手なのです。


初めて参列したのは小学生の時親戚の結婚式。

当時のわたしには結婚式とは
どんなものなのか全然分からなかった。
けれど、いつもと違うオシャレをしただけで
上機嫌になったことを覚えています。

お城のような教会。
白と植物の緑がたくさんの景色。
キラキラしたものたち。
綺麗で楽しかった。
おめでとう、と言っているわたしも、
幸せを感じていた
気がする。


だから、
結婚式が素敵なものだというのは分かっている。

しかし、
その素敵さに傷ついてしまう。

大人になって、
わたしは素敵な新婦になれない
と気付いてしまったから。


わたしが育った家庭は、機能不全家庭に近かった。
機能不全家庭とは、
家族の中で、各々の役割が機能してない家庭のこと
と認識しています。間違っていたらゴメンネ

父親の役割よりも、
自分の母親の息子であることを優先したわたしの父。

そうなることで崩れる家族のバランス。
当然、わたしは父親に対して負の感情を持つ。
今でも。


わたしは、父の腕をとってバージンロードを歩きたいと思えない。
わたしは、感謝を伝える綺麗な花嫁になれない。

感謝の気持ちより、
負の感情が勝ってしまう。


両親がいなくても、
すてきな結婚式をあげるカップルはいる。

しかし、悲しいことに、
わたしと人生を歩んでくれるパートナーがいない。


これまでに愛にあふれた恋愛をしてきたなら、
「いつかわたしも」
なんて思えるだろうけど、
DV男にはじまり、処〇厨、束縛。
なかなかの恋愛歴のわたしは、
「どうせわたしなんか」
と思ってしまう。


わたしだって結婚式に憧れてみたかった。

好きな人の隣に立つドレス姿のわたし。
父親と歩くバージンロード。
両親への感謝の手紙。

わたしだってやってみたかった。

でも、何もない。
一緒にバージンロードを歩きたいと思う父親も。
わたしを大切にしてくれるパートナーも。


わたしには両親が揃っているし、
大学まで進学させてくれた。
その点には感謝している。

しかし、どう頑張っても、
花嫁たちが涙を流しながら語るような感謝の気持ちには至らない。


涙を流すゲストとも同じ気持ちになれない。

人間って、
自分と重ねられるものにしか感動して涙を流さないらしい。

つまり、涙を流すゲストたちは、
自分が大切にされてきた思い出と、
新郎新婦を重ねて涙を流す
らしい。


わたしは、綺麗な花嫁に自分を重ねられない。
わたしは、誰かの幸せを見て涙を流せない。

結婚、幸せ。

どちらも、
わたしには持てない。


結婚式は、わたしには眩しすぎる。
わたしに持てないものを見せつけらる。
それに傷ついても、
誰にも見透かされないようにしなければならないのが苦しい。
だから、

わたしは結婚式が苦手です。


いつかは幸せになれる、
この苦労は報われる、
と信じて大人になった。

けれど、現実は、
あたたかい家庭で育ったひとが、
あたたかい家庭を築きます、
と言って、
パートナーに支えられ泣いている。

どうして、わたしには
あたたかい家庭も、パートナーもいないのか。


あぁ、大人になっても、
この苦しさから解放されないのなら、

あのとき、あのまま。

子どものままのわたしで終わりたかった。


そんなことを、
ひとりで帰りながら考えてしまう。
苦しくて泣いたこともある。

幸せのおすそ分け、なんて言うけれど、
わたしがもらうのは苦しさだ。

招待状をいただく度、
またこの気持ちになるんだろうな、
それでも晴れ姿はみたいし、
友達にも会いたい…
と複雑な気持ちになる。




「素敵な式だったね」
と、素敵な人間になれないわたしが言う。

「末長くお幸せに」
と幸せじゃないわたしが、
すでに幸せな誰かの幸せを願う。

幸せがよく分からないわたしは、
これまでもこれからも言い続ける。

自分が言ってもらえるか
実感できるかは分からないけど。


結婚おめでとう。末長く、お幸せに。


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