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【新歌推介】 Lokyi@EOS《Never Walk Alone》:君が帰ってくる日まで、笑顔で待ってるね 【香港音楽】

曲名:Never Walk Alone
歌手:Lokyi@EOS
リリース日:2024/10/18

作曲:周國賢
填詞:梁栢堅
編曲:Goro Wong/Edgar Hung

香港のK-POP風ガールグループ「EOS」のメンバーLokyiの2曲目のソロ曲。

ソロデビュー曲《On My Way》はアップテンポなダンス曲だったけど、今作は一転してカントポップらしい落ち着いたバラードに仕上がっている。

歌詞はタイトルの通り、離れ離れになってしまった人に「あなたは一人じゃない」とエールを送る内容。いつか再会できる日まで、どれだけかかったとしても待ち続ける強い気持ちが歌われている。

我會等你 等多幾個夜晚 我也會等你
(僕は待つ いくつ夜を待つことになっても 僕は待つ)
寧靜過 每一天 期待最終的勝利
(安らかに過ごす毎日 最後的な勝利を待ち望みながら)
回想起 曾話過一生一世別要分離
(思い出して かつて言ったこと 一生一緒に離れないって)
或天老 或海枯 仍等你
(空が年老いて 海が枯れ果てても それでも君を待つ)

MVでは、カメラを手に各地を旅しながら、その様子を写真付きでノートに記す女性の姿(Lokyi自身が演じている)が描かれる。きっと、彼女が帰りを待っているその誰かに見せるためだろう。

ときおり画面中央に写し出される手書き風の文字は、彼女が日記に書きつけた言葉だろうか。

我希望當你回來時
(どうか君が帰ってきた時に)
能看見這些我們一起錯過的風景
(見られますように この私たちが一緒に見逃した風景の数々を)

我知道你一定會回來
(君は必ず帰ってくるって知ってるから)
而我會一直笑著等你
(だから私もずっと笑顔で待ってるね)

いつになるかわからない、でも必ず帰ってくる誰かを、彼女は待っている。

我會等你 幾多冬至夏至 我也會等你
(僕は待つ いくつ冬至と夏至をこえても 僕は待つ)
寧靜過 每一天 能讓我終生細味
(安らかに過ごす毎日に 噛み締める自分の一生)
回想起 曾話過一生一世 他生都屬你
(思い出して かつて言ったこと 一生一緒 生まれ変わっても一緒)
或天老 或海枯 仍等你
(空が年老いて 海が枯れ果てても それでも君を待つ)
全漆黑 能共你緊握手臂 沒有分離
(真っ暗闇の中だって 君の手を握りしめて 離さなかった)
用一世 待一刻 能擁你
(一生かかっても 君を抱きしめられる一瞬を 待っている)


 * * *

「EOS」(イーオーエスと読むらしい)は、香港のコメディ俳優・杜汶澤(チャップマン・トウ)の働きかけで結成された3人組アイドルで、2023年1月に「BIG BANG」でデビューした。K-POPグループのBIGBANGを検索する人がついでに見つけて聴いてくれるかもしれない、という冗談なんだかよくわからない曲名の由来が語られたりもしている。

2003年生まれのLokyi(廖樂兒)は、3人の中でも最年少だけど、最初にソロデビューしているし、かなり期待されているメンバーのようだ。

なおグループ名の「EOS」は、ギリシャ神話の暁の女神エーオースから取られており、夜の暗闇の先を照らす黎明のような存在になってほしい、との思いが込められているという。


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