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【ビジネスモデル図解】レシピ動画サービス「クラシル」#2

こんにちは。マーケター&デザイナーをしている@sasakuremomokoです。

マーケティング思考を鍛えるためにビジネスモデル図解を週に1回行っています。

ビジネスモデル図解とは

経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)に着目しビジネスを図解することを通して、優れたビジネスが持つ逆説を発見し、より創造的なビジネスを生むためのフレームワーク。
参考:ビジネスモデル2.0図鑑 #全文公開チャレンジ


クラシルとは

2回目のテーマはレシピ動画サービスの「クラシル」です。2日に1回は使うので選びました。

クラシルとは
・レシピを1分程度の動画で見ることができるサービス
・毎日50本の動画(レシピ)が配信されている
・レシピ動画数世界一(2017年8月)


図解はこちら👇

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図解の解説

クラシルは単なるユーザーだとレシピ数の多さに目が向きがちですが、その「情報」の活用方法に特徴があるサービスです。

この図解ではその活用方法の一つである「かんたん献立機能」にフォーカスしました。

かんたん献立機能とは👇


この献立機能は、3万本あるレシピ動画1つ1つに「主菜・副菜・汁物のどれか」のタグをつけ、機械学習によってレシピ同士を組み合わせていくことで成り立っています。

この機能が実現できるクラシルならではの背景としては

・全てのレシピをインハウスで制作・編集しているのでデータがかなり綺麗
・そのため機械学習のためデータの前処理にほぼ時間がかからない
・所属管理栄養士ともに食べ合わせや季節を考慮し日常使いできる献立に
参考:2.4万レシピから日本中の食卓に最適な献立を届ける、献立づくりのストレス解決のためにクラシル機械学習エンジニアが取り組んだこと

の3つがあります。

レシピ動画サービスは

動画で楽しく簡単に美味しいものがつくれる

点ではどのアプリも違いがないように感じます。

さらに多くのレシピアプリはレシピ単品の提案です。

クラシルは「かんたん献立機能」によってレシピを複数組み合わせ献立を提案してくれる点が大きな特徴です。


所感

・本「ビジネスモデル図解」に載っているクラシルの図解と自分が作成したものを見比べると、情報量が少なく視点が浅い

・今回クラシルを使っている上でいちばん印象的だった「かんたん献立機能」にフォーカスしましたが、クラシルのビジネスモデルのコアな創造的な部分ではないですね

・本家のビジネスモデル図解のポイントは

❶SNS映えする「見る」動画(TastyやDELISH KITCHENなど)から「つくる」実用的な動画へ
❷「見る」動画の拡散性に対して、「検索性」を重視しアプリへ情報を集約(離脱率を下げる)
❸アプリに蓄積された視聴データをもとに広告効果をアピール。タイアップ広告を多数獲得

・特に❸について、一般的なレシピサービスのマネタイズの大きな手段は有料会員であるのに対して、クラシルは広告収入でもマネタイズしています。

広告は一般的にはジャマなものとされますが、レシピの中で自然に商品を登場させることができるため、事業主・広告主・ユーザーの三方よしを実現しているところには考えがおよびませんでした。

ユーザーが広告商品を買うという、ユーザーから広告主へのお金の流れもしっかりできています。


次回に向けて

・このように視点の浅さや違いは、まずサービスに対するインプットが足りないのが原因なのでは?こちらのnoteを読んでみる

・クラシルでいえばこの記事もインプットに役立ったかも
料理動画数世界一「クラシル」は会社存続の危機から始まった——経験ゼロで作った1分のデモ動画
料理動画のクラシル、圧倒的支持の意外なワケ  堀江裕介CEOに聞くマネタイズとリスク

・視点が浅い点もあるけど、大枠のヒト・モノ・金・情報に着目し、その流れを考えるのに慣れるために継続する。細かく考えすぎない

それでは!

1回目の図解はこちら👇


追記

映画「天気の子」でできたレシピがクラシルコラボだったなんて・・・!映画の中では何気ないシーンなのだけど「あの料理か!」と思い出せるくらい印象的・・・!!


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