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初めてのTOEICまであと15日しかない!使った教材と復習方法

こんにちは、ベトナム・ホーチミン在住のももこです。今日は英語学習のお話。

7月末に初めてTOEICを受けました。今回の点数とTOEIC当日までの勉強方法(リーディング)について書いていきます。

ベトナム・ホーチミンでのTOEICの申込方法を知りたい方はこちら👇


勉強期間は15日間だったので、TOEICまであと2週間しか時間がない!という方には参考になるかもしれません。

全部で6,000文字程度あるので、結論だけ知りたい方は目次の「まとめ」をご覧ください。



基本情報:英語の学習歴と目的

大学受験勉強以来、英語はほとんど勉強していません。オンライン英会話とDuo英単語をやりましたが、それぞれ2週間〜1ヶ月程度で挫折しました。

夫の転勤でマレーシア→ベトナム・ホーチミンと海外生活は約1年半です。現地で仕事はしていません。

海外に住んでいるとはいえ、スピーキングはカフェやスーパーなど限られた状況のみ。こちらからの要求を一方的に伝えることはできますが、会話のキャッチボールはできないです。

英語学習の目的は
①英語スキルを身につけることでキャリアの選択肢を拡げる
②仕事としているマーケティングのセミナーを英語で受けたい
の2つです。


今回のTOEIC点数とレベル感

670点でした。リスニングは355点、リーディングは315点です。

※この4年後に2回目を受けました

600点台の英語レベルは

多くの企業で「標準」とされるレベル。社会人受験者の平均スコアが600程度ですから、初めて受験する人は、まずは目標スコアとしましょう。しかし、高い英語力を求める企業(外資系など)では評価されないことも。
(引用:TOEIC®L&Rテスト スコアの目安とキャリア(Z会)

TOEIC600点は、日本のTOEIC平均点より若干高いくらいのスコアです。一般的に、就活や転職で評価されるのは600点からなので、最初の目標に設定される方が多いスコアでもあります。
TOEIC600点は、リーディング、リスニングの基礎を知っているレベルです。外国人に道を聞かれたり、海外で欲しいものを注文したり、場面によって会話は可能となってきます。
英会話に関しては、正直言って皆無です。相手がネイティブだとこちらの意図を汲み取ってくれるので会話が成り立ちますが、相手が親切でない限りは難しいでしょう。
(引用:TOEICスコアの目安は?評価される点数や日常生活でできることについて

平均的な目標はクリアといったところでしょうか。ここからがスタートラインのようです。英会話に関しては、まったくもってその通りなのでびっくり。

所感としては根拠なく300〜400点ぐらいかなと予想していたので、思ったより高くてめちゃくちゃ嬉しい!

しかし、これはビギナーズラックかつ700点台から800点台の壁がとてつもなく厚いのではと震えています。


勉強方法①:点数が取りやすい設問以外捨てる

今までTOEICを受けたことがなかったので「TOEIC 2週間 勉強方法」で検索しました。

ポイントは

点数が取りやすい設問に集中し、それ以外は捨てること

具体的には

・リーディングのpart5(短文穴埋め)
・リーディングのpart6(長文穴埋め)
・リスニングのpart1(写真描写)
・リスニングのpart2(応答)

が点が取りやすい設問です。

実際に勉強方法を参考にしたサイトはこちらです

(補足)part5とpart6以外のリーディングの設問はテスト1〜2日前に
・上記のサイトとネットで調べてて出てきた解き方を見つつ問題を確認
・問題数と時間配分を頭に入れる
事前に問題は説かずに当日を迎えました。

(補足)リスニングに関しては下記4点をやりました
・part1とpart2のみ公式問題を2回分解く
・間違えた問題はシャドーイングとディクテーションをする(やり方は上記サイトの「2−1−3 シャドーイングの効果をさらに上げるディクテーション」参照)
・ジムに行ったときに「フルハウス」を英語字幕でちゃんと聞き取るように見る
・上記サイトで解き方を見つつ問題を確認


勉強方法②:リーディングpart5だけ徹底的にやる

いざ勉強しようとすると「リスニングとリーディング、どちらから勉強し始めるか?」と疑問がわくと思います。

私はリーディングから始めました。リーディングのpart5とpart6は知識(文法や単語)があれば解ける問題だからです。

またpart6はpart5ができれば対応可能なので、リーディングはpart5の勉強のみにしぼりました。(後述の問題集「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」に書いてありました)

使用教材は2つです。


①公式TOEIC Listening & Reading 問題集

サンプル問題と実際のテスト問題が2回分収録されています。

サンプル問題は1周、テスト2回分は3〜4周やりました(part5のみ)。

問題数は少ないですが、TOEICのテスト問題をそのまま使用しているので、実際のテストの雰囲気を知ることができました。

(補足)ベトナム・ホーチミンでは、1区のグエンフエ通り、ラッキープラザ隣のNguyen Hue Bookstoreでver2を1冊買いました。ver1とver2が売っていました。


②TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 (アスク出版) Kindle版

  リーティングのpart5に特化した問題集です。part5しか載っていません。

問題は下記のとおり文法ごとに分かれており、平均出題数が多い順に並んでいます。

第1章:品詞
第2章:動詞
第3章:前置詞or接続詞
第4章:代名詞
第5章:前置詞
第6章:関係代名詞
第7章:ペア表現・語法・数・比較

章ごとに

・その文法問題の解き方
・トレーニング問題
・実戦問題:基礎編
・実戦問題:応用編

という構成です。

すべての問題を解く時間と復習する時間はなかったので、各章ごとトレーニング問題と実戦問題:基礎編の最初の30問を3〜4周やりました。

問題が文法ごとに分かれており、実際のテスト用紙とは異なるので、雰囲気はつかめません。

しかし、解き方を頭に入れつつ量をこなせるのが良い点です。

章冒頭の解き方や解答の解説を1度読んでも、実際に問題を解けるかといったら別の話。

「なぜこの解答が正解なのか?なぜこの解答は不正解なのか?を自分で説明できないと、理解したことにはならない」とこの問題集を解いてわかりました。

量をこなすことで、正解・不正解の理由を論理的に(文法的に)説明できるようになりました。解説もTOEIC公式問題集より丁寧です。

(補足)①・②どちらにも共通することですが、TOEICは時間との戦い(900点台の方でも最後まで解けないことがあるそう)なので、30問10分と時間を決めて問題を解きました。


勉強方法③:効率的な見直し・復習の仕方

短い勉強時間で効率的に学習するためのポイントは4つです。

①正解だった問題は見直さない
②間違えた問題はノートに書き写して5文型をはっきりさせる
③間違えた問題は答えを導くプロセスをアウトプットする
④復習のタイミングはアプリにまかせる


①正解だった問題は見直さない
正解していても答えがあいまいだった問題は見直ししたほうがいいですよね。

しかし、あいまいだった問題と間違えた問題を合わせると、ほぼ全問を見直さないといけない状態に。

先に進むのに時間がかかると飽きてモチベーションも下がり、集中力が続かなくなるので間違えた問題だけ見直しをしていました。

問題集を1回ではなく何回も解くつもりだったので、うっかりできてしまった問題は2回目以降に間違える可能性が高く、そこで見直しができたので問題なかったです。

今回は集中力の維持を優先しました。

②間違えた問題はノートに書き写して5文型をはっきりさせる

5文型に分けるのは苦手なのですが駐在員の夫におすすめされ取り組むことに。

5文型がわかっていないと、正解不正解を論理的に説明できないので必須でした。

最初はノート(iPad)に問題文を書き写して、SVOCを振り分けていましたが、2回目以降は問題のスクショをノートアプリに貼り付けて、書き写す工程は省きました。

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③間違えた問題は答えを導くプロセスをアウトプットする

解説を理解する(次回も同じプロセスで解けるようにする)ためには、解説の黙読では足りませんでした。

問題文を5文型に分け、空欄に入る品詞や選択肢それぞれがどの品詞なのかを書き、なぜ選んだ選択肢は不正解なのか、正解は正解になるのか。

2回目以降は解説を読む前に自分でプロセスを書いたり、声に出してみることで、自分の力で解けるようになりました。

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④復習のタイミングはアプリにまかせる

解いた問題の章や問題に出てきた単語は「remainDO」というアプリに登録しています。

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このアプリは忘却曲線に合わせて、翌日、3日後、1週間後と復習のタイミングを通知してくれるんです。

効率的に覚えられるだけでなく、復習のタイミングを管理する手間が省けるのでおすすめです。

👇制作者の方のブログ

アプリのダウンロードはこちら👉iPhoneWEB版(PC・ Android用)



継続のために行ってよかったこと2つ

勉強を続けるために行ってよかったことが2つあります。

①勉強時間を測って可視化する
②毎日振り返りをする


①勉強時間を測って可視化する

達成感が目に見えて感じられます。一日の終わりに今日の勉強時間を入力することが楽しみでした。

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「今日はあまり勉強できなかったな〜」というとき、翌日の目標勉強時間に反映することで遅れも取り戻しやすくなります。


②毎日振り返りをする

習慣って「気づいたらしなくなっていた」ということが多いと思うんですよね。

英語を勉強した日もしなかった日も振り返りをすると決めることで、英語学習について考えない日をなくします。

具体的にはKPT(keep・problem・try)の形式で振り返りをTwitterにつぶやくようにしました。

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勉強の質を担保するためにもおすすめです。


テスト中に行ってよかったこと2つ

①集中しすぎないようにした
②わからない問題はCをマークすることに決めた


①集中しすぎないようにした
テストってもちろん集中するものなんですが、TOEICは2時間かかる上に、集中しすぎると無駄に疲れるし冷静さに欠けるので、集中しすぎないように気をつけました。

具体的にはこの3つです。

・ずっと同じ姿勢で問題を解かない
・テスト用紙と顔を近づけすぎない
・part(設問)とpartの間で少し休憩する

最後の設問であるpart7のトリプルメッセージ以降は解けずに適当にマークすることになったのですが、最後まで集中力は途切れませんでした。


②わからない問題はCをマークすることに決めた

悩んで手が止まれば止まるほど焦るので、わからない問題があればサクッと諦めようとは思っていました。

その場合にマークする記号を決めてみたことで思い切りよく諦めることができました。

このおかげて正答可能性の低い問題に対する時間を節約して、解ける問題に時間を割くことができました。

また、終了時間5分前に解いてない問題は、A→B→C→D→C→B→A→B・・・と右から左、左から右とマークしました。こちらも悩む必要のないことに時間をかけずに済んだかなと思います。

全てにマークした時点で残り4分くらいになるので、適当にマークした問題をちゃんと解く時間にあてました。


テスト後に行ってよかったこと1つ

下記の項目に関して、KPT(keep・problem・try)の観点で振り返りをしたことです。

・テスト前後
・リスニング
・リーディング
・全体

テスト前後については、会場までの所要時間やテスト当日の流れなど。ベトナムで受験したため、案内がベトナム語が多く、次回も安心して受けられるように残しておきました。

ちょっと余談ですが具体的には

(problem)会場だった大学でトイレに行ったところ専用のICカードが必要で大学職員らしき人に話しかけたけど全く通じずにトイレ行けなかった
→(try)トイレは家で済ますかTOEICスタッフの人にお願いする

リスニングやリーティングに関しては

(problem)リスニングpart2(応答問題)は最初の1〜4語の聞き取りが大事なのに思ったより聞き取れなかった
(problem)リーディングpart5(短文穴埋め)以外の英文は、読んでもあまり頭に入ってこない。長文に不慣れ。

といった感じで今後の勉強方法に生かせる内容がでてきます。

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まとめ

学習方法について

・点数が取りやすい設問(part1・2・5・6)に集中し、それ以外は捨てる
・勉強の仕方と問題の解き方を調べて、そのままマネする
(参考サイト:TOEIC初心者が最短で結果を出すための超効率な勉強法
※全てのpartの解き方を詳しく知りたい場合はこちら
トイグル式!TOEICスコアを上げる勉強方法と成功事例のすべて

教材について

・「公式問題集」で実際のテスト問題に慣れる
・ 「文法問題でる1000問」で量をこなして正解・不正解の理由を文法的に説明できるようなる


見直し・復習について

①正解だった問題は見直さない
②間違えた問題はノートに書き写して5文型をはっきりさせる
③間違えた問題は答えを導くプロセスをアウトプットする
④復習のタイミングはアプリにまかせる

英語学習継続のために

①勉強時間を測って可視化する
②毎日振り返りをする

テスト中・テスト後は

①テスト中は集中しすぎないようにする
②わからない問題はマークする記号を決めておく
③テスト後にテスト内容を振り返る

以上です!


(追記)テスト結果の見方と今後のアクション

なぜ今回自分が思っていたより点数が高かったのかなと思い、アビリティーズメジャード(項目別正答率)というリスニング4つ、リーディング5つの項目における正答率について調べてみました。

(参考にしたのはこちら👉TOEIC 弱点と対策が分かる!公式認定証(アビメ)の見方 ①リスニング編 ②リーディング編


リーディング

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・しっかり時間をかけたpart5と6が入っている項目は、正答率が高めです。特に文法は正答率90%と勉強した結果が反映されていてうれしい。

・part7が入っている項目は普段から英文を全然読んでいないので、当然正答率もほぼ半分ですね。

💪今後のアクション(リーディング)

R5(文法が理解できる)が70%以上の中級者の方は、Part 5・6対策本をやっていくのに必要な文法の知識はそれなりに身についていると考えられるので、実際にPart 5・6の問題を解いて慣れていきましょう!
(引用:TOEIC 弱点と対策が分かる!公式認定証(アビメ)の見方 ②リーディング編

①次回TOEICまでに「文法問題でる1000問」を通しで終わらせる

R1~R3の平均が80%未満という方は、普段からあまり英文を読んでいないと推測されます。(中略)「少しでも早く700~900点獲りたい」のであれば、Part 7の英文を、【 精読 】した上で、20回【 通読 】するトレーニングをお薦めします。
(引用:TOEIC 弱点と対策が分かる!公式認定証(アビメ)の見方 ②リーディング編

②part7の精読と通読をやる

こちらの記事を参考にしてみます。
TOEIC スコアもリーディング力も向上するPart 7「精読」勉強法
TOEIC リーディング465点が獲れたPart 7勉強法「通読トレーニング」


リスニング

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・「短い会話で文脈を理解できる」が80%で最も高いですね。これは1年半の海外生活で鍛えられたのかもしれません。「詳しいことはわからないけどなにか問題が起きているぐらいはわかる」という場面が実際に結構あります。

・長い会話や詳細を聞き取るのはまだできていないようです。

💪今後のアクション(リスニング)

リスニングが300~400点の中級者の多くは、Part 1・2よりもPart 3・4が苦手なので、リスニングで400点を超えるまでは、2番目と4番目が低くなるはずです。これはもう単純に(TOEICに必要な)リスニング力が不足しています。
(引用:TOEIC 弱点と対策が分かる!公式認定証(アビメ)の見方 ①リスニング編

③公式問題のシャドーイングとディクテーションをやる

こちらの記事を参考にしてみます。
TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!
TOEIC スコアもリスニング力も向上する勉強法 Part 3・4編

さて、次の目標は700点台。次回のTOEIC受験日を決めて、頑張りたいと思います。

おすすめの勉強方法や体験談がありましたら、コメントかTwitterで教えてもらえるとうれしいです!


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