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ドッジボールと私 part2
それでは前回の続きです。
ちなみに写真は柚子をたくさん切ったときに「わぁ~きれい~」と思って撮ったやつだよ←これまたどうでもいいね
さて、同じくドッジボール嫌いの友人と語り合ったときのこと。
注:以下は運動音痴ゆえに虐げられてきた者たちの悲しき会話です。
友「ドッジボールは本当に野蛮。ボールぶつけるなんて頭おかしいよ。いじめだ。戦争だ。」
私「いやホント野蛮よ。なぜあんな原始的な遊びを授業で取り入れるの?もっと賢くいこうぜ?」
友「そもそも人を痛めつけるのは良くないってみんな知ってるよね?なのになぜ?ドッジボールだとボールぶつけていいの?おかしいよね?」
私「うん…『遊び』にかこつけて日頃の不満やストレスを発散する場になってるよね。弱き者を殺しにかかってる…」
友「あれを遊びとして楽しめる人は戦争向き」
私「そして顔面セーフとかいう余計なルール」
友「ね。顔面セーフとかいうならフルフェイスのヘルメット着けさせてほしいよね」
私「えっ…全員フルフェイス想像したらめっちゃ怖いんだけど…」
友「フルフェイスで全員長袖長ズボン着てさ、誰だかわからないようにするの。そしたら誰を狙ってやろうとか誰にあてられたとかないじゃない」
私「第2のキラに突撃する時みたいな感じ?」(※デスノート参照)
友「そう、まさにそれ」
私「まぁどうしてもドッジボールやるっていうならそこまで徹底した配慮がほしいね」
友「しかもさ、顔面セーフってさ、顔面あたって痛い上にまだ恐怖が続く最悪のルールだよね」
私「早く外野に行かせてほしい。早く私を楽にしてほしい。いっそひと思いに…でも…怖いんだ…痛いのは嫌なんだ…あたりたくはないんだよ…」
友「まぁ外野ですらボールをキャッチできなくてわたわたするけどね…動いてる人にボールをあてるなんてできるわけがない」
私「動いてる人にボールがあたるとか本当に意味がわからないんだけど、それならなぜ私たちはあたってしまうんだろうね。え…これ哲学か何か…?」
友「てかさ、ドッジボールやってる時あたったら死ぬってくらい緊張するの私だけ?ものすごく怖くない?」
私「わかるよ。あ…!じゃあ私盾みたいなの持っていっていい?」
友「よし、それなら運動神経をみて盾や銃が支給されるようにしよう」
私「じゅ、銃…?それは弱者にやさしい世界なの?それとも強い人に強い装備が与えられるの?」
友「もちろん弱者に支給だよ!」
私「それなら私たち最強の武器を手に入れられるね」
友「それでも怖いけどね…」
私「そもそもあんなに恐怖を感じるものは日本国民の遊びじゃないよ。わびさびどこいったの」
友「わびさび大事。日本人なら香の匂い当てたり平和な遊びしよう」
私「香の匂いとかどこの平安京よ」
友「よし、鼻を活かして香道極めよう」
私「私臭い方にしか鼻が効かないんだけど大丈夫かな…」
友「じゃあ小悪魔短歌で殿方にアピールしよう」
私「小悪魔アゲハみたいに言うのやめて」
友「あ、蹴鞠ならやってもいいよ。めちゃくちゃ下手だろうけど」
私「いや、私絶対蹴鞠下手すぎていじめにあうわ…」
友「じゃあ蹴鞠の輪には入らないようにしようね」
私「我々は平安でも肩身が狭い…」
はい。以上が、虐げられし者たちの悲しい会話です。
この気持ちをわかる人はいるのだろうか…
生まれる時代を間違ったのかと思いきや、平安京でも肩身が狭そうだし、もうどうしようもない。
体に動かした~い!とか、汗をかくって気持ちいい~!とか言ってみたいよ…
お風呂以外で汗かきたくないよ…
将来子供に恨まれるのはつらすぎるので、運動神経がいい人と結婚しないといけないよなぁと思ったのでした。
おしまい。