篠来たるが届ける「幻のお米」
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「東の魚沼、西の丹波篠山」と称されるほど、丹波篠山は米の名産地。
日夜の寒暖差が大きい篠山盆地で育まれたお米は、主成分であるでんぷんが豊富で、甘みと粘りが特徴です。さらに加古川・武庫川・由良川の3つの河川の源流に位置し、丹波篠山市内の山あいの集落の多くは、いずれかの河川の源流に近い環境にあります。
源流のお米の美味しさの秘密
丹波篠山の最北端に位置する川阪集落。ここは、由良川の最源流域にあたり、800年以上の歴史を持つ小さな集落です。
この場所で育つお米は、まさに自然の恵みそのもの。広葉樹が生い茂る豊かな山々に囲まれ、集落を流れる友渕川から、源流の清らかでミネラル豊富な水が、田んぼに引き込まれています。この水こそが美味しいお米を生み出す源です。さらに、「朝晩は気温がぐっと下がる」山あいの地形特有の昼夜の寒暖差が、米に甘みと粘りをもたらします。
実際に、何十年も川阪のお米を食べ続けている地域の方も「やっぱりすごく甘いし、もちっとしている」と気持ちを込めて語ります。過去には何十年もこのお米を食べてきた都会の方が、1年だけ購入をやめたことがありましたが、翌年すぐに「やっぱり川阪の米やないとあかん」と注文が復活したというエピソードもあるほど。川阪のお米は地域内外の人に愛されています。
消えゆく源流のお米
しかし、源流の美味しいお米は決して簡単に手に入るものではありません。源流に近い山あいの集落は美味しいお米を育む一方、日照条件が悪く、小規模で形のいびつな農地が多いため、収穫量はどうしても平野部と比べて少ないという現実があります。また、山あいゆえに獣害にも悩まされており、川阪集落の方も「美味しいけど、ようけ(たくさん)は穫れない」と語ります。
このような条件不利地でのお米づくりは効率が悪く、大規模農家には敬遠されがちです。川阪集落の場合、全員が小規模農家なので、農協への出荷量も少なく、ほとんど自家消費や親戚・知り合いへの販売分だけで市場にほとんど流通していません。
生産を続けている農家も高齢化が進んでおり、後継者不足が深刻な問題です。このままでは、やがてこの美味しいお米も手に入らなくなるかもしれません。「幻の米、たしかにそうかもしれん」と農家の方々も感じているように、今、川阪のお米は貴重な存在となっているのです。
農家の想いをつなぎ地域の未来を守る
小規模でのお米づくりは収益性が低く、病虫害や野生動物の被害が発生すると、赤字計算となることもしばしばです。高齢になりながらもそれでも米づくりを継続する理由として「先祖から受け継ぎ守ってきた田んぼを次につなごうと思って」と語ります。川阪の人々は、この美しい風土を次世代に繋げたいという強い想いを持ち続けています。
広葉樹が生い茂る山々と清流、四季の移ろいが感じられる川阪の田んぼ。その風景は、現代の効率化社会では決して再現できない日本の原風景です。地域の方はもちろん私たちにとっても宝物です。そしてこのような状況にある集落は少なくありません。
「篠来たる」は、そんな源流の幻のお米を都会の食卓にお届けすることで、かけがえのない集落、里地里山を守り続ける活動を展開していきます。源流で育まれた農家の想いが詰まったこのお米を味わってみてください。
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その一粒一粒に込められた想いが、あなたの食卓に小さな幸せを運び、地域の未来を共に支えることにつながります。
食卓から支える里山の未来
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