
【いじめ問題】1ヶ月待たされた話し合いと、親としての責任
子どもから聞いた衝撃の一言
1ヶ月前、うちの子が学校で起きた出来事を何気なく話してくれました。
「〇〇君とキスをした」
最初はふざけあっての出来事かと思いましたが、学校に確認すると、事態は想像以上に深刻でした。
相手の子は2人に押さえつけられ、通りかかったうちの子がキスを強要されるという、いじめの一環だったのです。
この1ヶ月、学校とのやり取りを経て、ようやく保護者同士の話し合いが設けられました。
しかし、果たしてこの話し合いは意味のあるものだったのでしょうか?
今回は、その進捗と私が感じたことをお話しします。
1ヶ月も待たされる話し合い
問題が発覚してから1ヶ月、ようやく学校が保護者を集める場を設けました。
これは、事件の経緯説明と加害者側の親からの謝罪の場として用意されたもののようです。
しかし、被害者である私からすると、
「聞き取りをするにしても1ヶ月もかかるものなのか?」
「謝罪するならまずは直接出向くべきではないのか?」
「学校と協議する場を持つ前に、まず親としてできることがあったのではないか?」
という疑問が拭えませんでした。
話し合いの内容と、私の違和感
話し合いは以下の流れで進みました。
1. 学校側から事件の説明
2. 加害者家族側の謝罪
3. 被害者家族(私たち)の意見
もう一組の被害者家族は、
「人間関係も崩れておらず、怪我もなかったので安心しています」
と話していましたが、我が家の場合は違いました。
以前から続くいじめの影響で、子どもは学校に行くこと自体が苦しくなっていました。
その思いを伝えると、学校側の返答は
「今後このようなことがないように対策します」
という、いわゆるテンプレート対応。
これで「はい、わかりました」と言えるなら、1ヶ月も待たされた感情にはなりません。
学校の責任と、本当に悪いのは誰か?
学校というのは、あくまで子どもたちが集まる「箱」です。
その中で起きた問題の管理責任は学校にあるものの、本当に悪いのは、いじめを行った加害者です。
AKBの握手会の事件で言えば、握手会でのセキュリティに穴があったにせよ、一番悪いのは運営や会場側ではなく犯行に及んだ人間である。
学校がすべての対策を取るのは不可能です。
悪意のある行為は、見えないところでこっそり行われるものだからです。
大事なのは、
「学校がどうやっていじめを減らすか」
「そのために、親を含めた大人がどのように関わるか」
を考えること。
もし大人が「いじめは悪いことだ」と子どもたちにしっかり伝え、
その芽を摘む努力をすれば、少しでも改善できるはずです。
加害者家族の対応と、親としての責任
話し合いの中で、被害者家族から
「事件後、加害者の親は子どもとどう向き合ったのか?」
という質問がありました。
ある親は「厳しく叱った」と言いましたが、
もう一方の親は「仕事が忙しく、向き合えていない」と答えました。
さらに、事件当日も子どもときちんと話していなかったとのこと。
ここで、私は強い違和感を覚えました。
まぁこの様な場で包み隠さずに向き合えていないと言える事についてはある意味偉いと思いますが、仕事をするのは家族の為ではないのでしょうか?家族が幸せに暮らせる様にお金を作り、その為に夫婦が力を合わせて子供を育てていく環境を整える為に必要なお金を稼ぐ為に仕事をするのではないでしょうか?自分の地位や名誉の為だけに働くのでしょうか?先に述べた様に、被害者はこちらであり、こちらに合わせるのが筋であり、子供が犯してしまった事は親の教育の責任であるはず。それであれば子供をきちんと教育する上で必要なのは仕事を頑張ることではなく、子供と向きあう時間ではないでしょうか?何がファーストなのか、子供なのか仕事なのか、仕事ファーストであるなら子供を育てる親としては失格ではないでしょうか?
子を育てる覚悟を持った時に子供ファーストになる為の環境作りを優先にして家計の安定を継続する事こそが親の勤めではないでしょうか?
その想いを会議の場で伝えました。もっと言うと謝罪すべき相手は親にではなく被害者本人にではないでしょうか。
謝罪は、親ではなく被害者本人へ
この話し合いの場で、加害者の親は謝罪をしました。
しかし、謝罪すべき相手は私たち親ではなく、
「被害者である子ども本人」
ではないでしょうか?
それなのに、今回の話し合いでは、
今後の具体的な対策や対応について明言されることはなく、
ただ「謝罪の場を設けた」だけに終わったように感じました。
いじめ問題を減らすために、大人ができること
学校で起こるいじめは、根本的な解決が難しい問題です。
特に小学校では、転校する以外に環境を変える手段がほとんどありません。
だからこそ、親が子どもを守るために、
周りの大人がどういじめ問題に向き合うかを考え、行動することが必要です。
今回の話し合いを通じて、
「いじめの芽を摘むのは、親の意識次第」
ということを、改めて実感しました。
いじめを見過ごさず、子どもに悪いことは悪いと教え、
被害者を守る環境を作ることが、何よりも大切です。
いじめ問題で悩む親御さんへ
今回の件は、まだ解決したとは思っていません。
できれば、こんな記事は書かずに済むのが一番です。
しかし、もし今、いじめ問題で悩んでいる親御さんがいるなら、
この記事が少しでも参考になればと思います。
相手を変えることはできなくても、環境を変えることはできます。
いじめ問題は、一人で抱え込まず、
周りを巻き込んで声を上げることが大切です。
「苦しんでいるのは一人ではない」
だからこそ、手を取り合いましょう。
何か相談があれば、ぜひ声をかけてください。
\LINEスタンプ発売中/